俺はとある建物の前でこれからどうするか迷っていた。
「さて......一体どこからツッコめばいいんだか......」
その建物、いや事務所は漫画などでよく見るような二、三階建ての事務所と一目で分かる見た目ではなく、「もうすぐでオープンするカフェ」という雰囲気のあるガラス張りのモダンな建物だ。
そしてその入口にはまさしく外でカフェでよく置いてあるような看板が置いてある。そこには綺麗に、思わず引き込まれてしまうような魅力を持つほどの達筆でこう一言。
[大文字]本日から蓮明寺探偵事務所オープン!![/大文字]
「...はぁ......なんでこう......いや漫画でよく見る見た目にした方が絶対にいいとは言わないけどさ......見た目がカフェっぽくて、いかにもカフェっぽい看板もあって、その看板に[太字]探偵事務所オープン[/太字]って書いてるだなんてな。ミスマッチにもほどがあんだよっ!!」
俺がそう言うと入口の扉が開き、そこには艶のある茶髪をツインドリルにした赤い目をした女が立っている。
「もー、酷いわね。これでもオシャレにかつ現代風にしたつもりなんだけど」
「げっ!!」
「『げっ!!』って、貴方......思わず嫌悪感抱いちゃうほど私に対して想い拗らせてるの〜w」
思わず口から出た嫌悪の声に女はそう返す。
「そんなわけないですよ、自惚れ女の愛さん」
「いやね〜、自惚れてるわけ無いじゃない!! 冗談よw冗談w」
「で?なんでここに俺を呼んだんですか?」
「あ〜本題話せってことね? そうね。ここで立ち話するのもあれだし中にどうぞ」
そう言うと扉の前に立っていた女は俺が中に入るのを邪魔にならないように動くと、「はいこちらへ!!」と元気よく言った。
「それじゃ、お邪魔します」
そう言って入ると中はスッキリと整えられており、まず部屋の中央の奥に事務机がある。真ん中にはソファーと机だ。ここが依頼者と話すところだろう。
ガラス張りである程度わかってはいたが、こうもシンプルとは思いもしなかった。
「なんかあんたにしてはやけにシンプルですね。俺の予想だともうちょっと飾ってる感じだと思ってたんですけど」
「まあそれに関しては外見の事を考慮してって感じかしらね。外見がモダンだし無駄に飾ってミスマッチ!!って感じになるよりシンプルな方がいいと思って」
彼女にしては珍しく納得出来る意見だ。
「あぁ、確かにそれも一理ありますね。......まあそもそもこんなオシャレなカフェの見た目なのに探偵事務所って言ってるのはミスマッチですけどね」
「まあまあいいじゃない!! いつまでも昔の一目で探偵事務所って分かるものじゃなくても〜やっぱ今風でなきゃ!!」
「そうですか」
とりあえず適当に返しておく。
「あっそうそう!! あと十五分くらいでラキちゃん来るから!! 最低でも十五分はここにいてね〜」
「はっ? いや聞いてないんですけど」
「今聞いたじゃない」
「ならもうちょい前に教えて下さい!! 俺あいつと一緒なの嫌なんですよ!!」
「私が好きだからいいんです〜、そのまま十五分待ってくださ〜い」
必死の説得も虚しく、彼女、蓮明寺愛は答える。
「ちなみに逃げようとしたらプロレス技掛けるからね?」
「......はい」
愛は言った事は絶対に実行するので逃げるのは諦めた。
そうして俺はあいつが来るまでとりあえず「十五分経てば逃げれる」と思う事でなんとか十五分待つということにした。
「さて......一体どこからツッコめばいいんだか......」
その建物、いや事務所は漫画などでよく見るような二、三階建ての事務所と一目で分かる見た目ではなく、「もうすぐでオープンするカフェ」という雰囲気のあるガラス張りのモダンな建物だ。
そしてその入口にはまさしく外でカフェでよく置いてあるような看板が置いてある。そこには綺麗に、思わず引き込まれてしまうような魅力を持つほどの達筆でこう一言。
[大文字]本日から蓮明寺探偵事務所オープン!![/大文字]
「...はぁ......なんでこう......いや漫画でよく見る見た目にした方が絶対にいいとは言わないけどさ......見た目がカフェっぽくて、いかにもカフェっぽい看板もあって、その看板に[太字]探偵事務所オープン[/太字]って書いてるだなんてな。ミスマッチにもほどがあんだよっ!!」
俺がそう言うと入口の扉が開き、そこには艶のある茶髪をツインドリルにした赤い目をした女が立っている。
「もー、酷いわね。これでもオシャレにかつ現代風にしたつもりなんだけど」
「げっ!!」
「『げっ!!』って、貴方......思わず嫌悪感抱いちゃうほど私に対して想い拗らせてるの〜w」
思わず口から出た嫌悪の声に女はそう返す。
「そんなわけないですよ、自惚れ女の愛さん」
「いやね〜、自惚れてるわけ無いじゃない!! 冗談よw冗談w」
「で?なんでここに俺を呼んだんですか?」
「あ〜本題話せってことね? そうね。ここで立ち話するのもあれだし中にどうぞ」
そう言うと扉の前に立っていた女は俺が中に入るのを邪魔にならないように動くと、「はいこちらへ!!」と元気よく言った。
「それじゃ、お邪魔します」
そう言って入ると中はスッキリと整えられており、まず部屋の中央の奥に事務机がある。真ん中にはソファーと机だ。ここが依頼者と話すところだろう。
ガラス張りである程度わかってはいたが、こうもシンプルとは思いもしなかった。
「なんかあんたにしてはやけにシンプルですね。俺の予想だともうちょっと飾ってる感じだと思ってたんですけど」
「まあそれに関しては外見の事を考慮してって感じかしらね。外見がモダンだし無駄に飾ってミスマッチ!!って感じになるよりシンプルな方がいいと思って」
彼女にしては珍しく納得出来る意見だ。
「あぁ、確かにそれも一理ありますね。......まあそもそもこんなオシャレなカフェの見た目なのに探偵事務所って言ってるのはミスマッチですけどね」
「まあまあいいじゃない!! いつまでも昔の一目で探偵事務所って分かるものじゃなくても〜やっぱ今風でなきゃ!!」
「そうですか」
とりあえず適当に返しておく。
「あっそうそう!! あと十五分くらいでラキちゃん来るから!! 最低でも十五分はここにいてね〜」
「はっ? いや聞いてないんですけど」
「今聞いたじゃない」
「ならもうちょい前に教えて下さい!! 俺あいつと一緒なの嫌なんですよ!!」
「私が好きだからいいんです〜、そのまま十五分待ってくださ〜い」
必死の説得も虚しく、彼女、蓮明寺愛は答える。
「ちなみに逃げようとしたらプロレス技掛けるからね?」
「......はい」
愛は言った事は絶対に実行するので逃げるのは諦めた。
そうして俺はあいつが来るまでとりあえず「十五分経てば逃げれる」と思う事でなんとか十五分待つということにした。