幼いときは私に視線を合わせてくれた目も、私の話を聴いてくれた耳も、私の質問に答えてくれた口も、頭を撫でてくれた手も動くことはなかった。母が亡くなって一夜明けた。今の私は涙とよだれと鼻水でぐちゃぐちゃだ。
[中央寄せ]コンコン[/中央寄せ]
誰か、来た。
「はい。」
「ソラリア様で間違いないか?」
「どうして、私の真名を。」
「俺は代々クライシスに仕える家系のサティだ。貴女の母君から依頼を受けた。」
「私の母?」
「あぁ。貴女を守るように。」
「守る?」
「クライシスの末裔にして、ルチェッカの女王になれる御方だからな。」
「女王。」
「今の王族からは、お前が一番狙われやすい。」
「え、どうして、」
「王位継承権を得れるのは、お前だけになったからだ。」
[中央寄せ]コンコン[/中央寄せ]
誰か、来た。
「はい。」
「ソラリア様で間違いないか?」
「どうして、私の真名を。」
「俺は代々クライシスに仕える家系のサティだ。貴女の母君から依頼を受けた。」
「私の母?」
「あぁ。貴女を守るように。」
「守る?」
「クライシスの末裔にして、ルチェッカの女王になれる御方だからな。」
「女王。」
「今の王族からは、お前が一番狙われやすい。」
「え、どうして、」
「王位継承権を得れるのは、お前だけになったからだ。」