[漢字]朝倉凪[/漢字][ふりがな]あさくらなぎ[/ふりがな]、という男を見ない日はない。
きらびやかな街中を歩けば10メートルはあるだろう看板の広告に端正な顔を思う存分に輝かせている彼がいる。
テレビをつければドラマの宣伝で共演者の女優さんと楽しそうに話す彼がいる。
本屋に行けば、雑誌コーナーの表紙でウインクしている彼がいるし、SNSを見れば、彼はサラダを食べているだけの切り抜きでバズっている。
たまたまカフェで盗み聞きした世間話にも彼は登場して、「あの顔面で筋肉しっかりついてんの完璧すぎる」なんて言われている。
すっかりみんなの日常生活の一部に彼は溶け込んでいて、そのたびに私は、彼がれっきとした[漢字]芸能人[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]であると嫌になるほど思い知らされる。
私だけの「朝倉凪」はいつからみんなの「朝倉凪」になってしまったんだろう。
そんなことを思う私も、所詮周りから見たら、芸能人好きのミーハーにしか見られなくて、凪のことを好きな人はいっぱいいるから、私はその中の1人でしかなくて。
私が「[漢字]なぎさ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]」と呼んでもきっと彼はもう振り向くことはなくて。
一体私はいつまで初恋を拗らせればいいの?
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流れ星には祈らない ▷▷▷start
きらびやかな街中を歩けば10メートルはあるだろう看板の広告に端正な顔を思う存分に輝かせている彼がいる。
テレビをつければドラマの宣伝で共演者の女優さんと楽しそうに話す彼がいる。
本屋に行けば、雑誌コーナーの表紙でウインクしている彼がいるし、SNSを見れば、彼はサラダを食べているだけの切り抜きでバズっている。
たまたまカフェで盗み聞きした世間話にも彼は登場して、「あの顔面で筋肉しっかりついてんの完璧すぎる」なんて言われている。
すっかりみんなの日常生活の一部に彼は溶け込んでいて、そのたびに私は、彼がれっきとした[漢字]芸能人[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]であると嫌になるほど思い知らされる。
私だけの「朝倉凪」はいつからみんなの「朝倉凪」になってしまったんだろう。
そんなことを思う私も、所詮周りから見たら、芸能人好きのミーハーにしか見られなくて、凪のことを好きな人はいっぱいいるから、私はその中の1人でしかなくて。
私が「[漢字]なぎさ[/漢字][ふりがな]・・・[/ふりがな]」と呼んでもきっと彼はもう振り向くことはなくて。
一体私はいつまで初恋を拗らせればいいの?
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