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魔法使い、バイト生活始めます。

#1

第一話 よし、バイトだ。

「アレン、君は素晴らしい才能を持っている。だが、実用性が全くない」
 
卒業式で校長は深々とため息をつきながら、卒業証書を僕に手渡した。

証書には、僕の魔術師としての称号「山田アレン」と、その下に小さな文字で「※ただし、戦闘面に役立つ魔法は除く」と追記されていた。

僕は、才能がないわけではない。むしろ、ありすぎるほどだ。だが、その才能の方向性が決定的に間違っていた。

得意魔法: 「ズラかどうか見分ける魔法」「インスタントラーメンを3秒で完成させる魔法」「ビニール袋をすぐに開けれる魔法」

どれもこれも、人生の何の役にも立たない。卒業して一週間、僕は魔法学校からほど近いア

パートの一室で、途方に暮れていた。家賃の支払い期限が迫り、冷蔵庫の中身は空っぽだ。

「よし、バイトだ」
 
僕は決意し、求人雑誌を広げた。


魔導研究所

「ここで君は何を追求するんだい?」

「えーっと…そうですね…次は曲がったスプーンをもとに戻す魔法を覚えたいですね。」

不採用!!ついでにスプーンを戻す魔法を教えてもらった


魔法動物飼育場

「ここではどんな魔法生物と触れ合いたいですか?」

「うーん…できればシマウマに会いたいですね。ちょうどシミを落とす魔法を覚えたのでシマが消えるかなって」

不採用!!と言うか、シマウマは魔法生物じゃない!!


魔官署

「貴様はここで曲がらぬ正義を通し、魔法による巨悪と闘う覚悟はあるか!」

「はい!ゴキ●リを卒倒できる魔法を覚えました!!」

「ふざけるな!!」

不採用!!おまけに右フックをもらった



コンビニ

「えーっと、山田アレンくん。週何入れる?」

「週7入れます。」

採用!!!!

作者メッセージ

店長は
頭早毛→あたま ハゲ
と読みます。

2025/10/31 18:07

mope
ID:≫ 6ybA8nH1Vyj8g
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