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コナン君の登場が超遅いです。

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幸薄野郎が行く米花町

#1

第一話 歓迎と書いて洗礼と読む

俺は頑張った方だと思っている。なにせブラック勤めが一年も続いたからな。
それが突然、この仕事クビね、だ。ふざけんな。
まず残業代払えよ。残業何百時間やったと思ってんだこのツルテンテン。
よく我慢した、俺。プロジェクトリーダーは聞いても無視。平気で仕事を押し付けるし協調性は皆無。明らかに二人壊れてる奴がいるのにそれすら無視。基本はデスマで有給は知らない子だ。
やっと来た社長は社長でゴミ。今プロ真っ只中だぞ。二人を殺す気か?何考えてんだこの野郎。
リーダー?ノーカン。全てはコイツがサボったせい。他の人?管軸外だ。この人たちは何も悪くない。
まあ、結局金はすべて払ってもらえたからもうどうでもいい。
問題なのは。
「家賃高ぇ」
無理やり買わされたこの家だ。いらねぇ。これを機に引っ越そうか。
せっかくなら事故物件でも何でもいいから一番安い家がいいな。
なんて思いながらチラシを見る。へぇ、家賃一万円の家もあるんだな。
...えっ、家賃一万yen?!よし、この家売却決定。
今持ってる全てのものは...。
寝袋、座布団兼枕、デスク、PC・i-pad(ペン付き)・スマホとそのアダプタ、Wi-Fiその他の器具、
ヘッドホン、電気ポット、ミニ冷蔵庫・洗濯機。後はスケッチブックと大量の色々なぺン。
私服は一週間で回せる分しか持ってないから、余裕で小さめの段ボール箱に入り切る。
残りはゴミ袋用の袋、皿二種類、箸、コップ、歯磨きセット、バッグ、財布くらいか?
いや風呂セットもあるな。今履いてるから靴はノーカン。
あれ?ほんとにコレしかないな。頑張れば半日で引っ越し作業終わらないかこれ。

結論、終わった。ついでに新居決定と現家最終確認と荷物送りも終わった。
きっと仕事してくださった皆様が有能すぎたからだろう。もう後は俺が移動するだけだ。
米花町。これから住むことになった街。
なんか最近有名なやつがいるらしいが、そんなことはどうでもいい。
バリ安家賃の理由も聞けてないけど、そんなことはどーでもいいのだ。
何故かとてつもなく面倒臭いことになる気がするが、まあその時はその時だ。
新居についたらすぐ寝て備えとこう。

そんな舐め腐った考えで電車から降りた。
しばらく歩く。そういえばいつもの不幸体質はどこへ?
人の気配がないし、何より嫌な予感しかしていない。
さらに歩く。
そして気が付いた。
(俺、迷子?)
きっとこのとき、俺は真顔から仏頂面になっていたことだろう。
そしてもう一つ気になることがある。
裏路地からめちゃくちゃ嗅ぎたくなかった香りがしてる。
というかこの街並みで嗅げたらまずいものだろうコレは。
左手に110番を用意し、覚悟を決めて、こ〜っそり街角から覗く。
そこには。
白い粉が入った袋をスーハーしてるおっさんと、
丁度封筒を開けて中のお札を数えてる黒スーツ・ムキムーキマンがいた。
とするとあのオイル臭がしてる白い粉。
        あれは...、
            _____シンナー...!!

作者メッセージ

オイル臭とは何かって?
車の排気ガスを思い浮かべて。あれをさらに濃くした臭いだよ。
まあつまるところ、めちゃくちゃくっさいってこと。

一応 鈴木 白紅(すずき しろあ)だとしてますが、
主人公くんの名前は好きに想像してもらっていいです。
そういや幸薄ってコウハクって読めるよね。なんでだろ?

2025/09/14 20:59

イッチ(A)
ID:≫ 13U0WLjJcZw1g
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