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すべてが終わる日は君と心中しようとでも思ってる

『明日、地球に隕石が墜落します。日本付近の太平洋に落下する推測で、日本では海外に移住する人が増えています』
そう、ニュースで流れた。
このアナウンサーも、海外から放送しているという。
日本に残っている人達は、僕達だけではないかと思う。
「まだ、移住しないの?」
僕は家の縁側でアイスを食べる彼女に話しかける。
彼女は、うーん、と唸ると、
「別に、死んでもいいや」
と答えた。
僕も彼女と同じ考えだった。運命に従って、死ぬ。
それが僕の運命だから。
だけど僕は彼女には死んでほしくなかった。
いや、もしかしたら、もしかしたらだけど、心の何処かで安心しているかもしれない。
暑い初夏の日、日本に残る僕達は、明日命日を迎える。
特別な事は何もせずに、ただ、ゆっくりと時が過ぎるのを待っていた。
決まった運命は変えることは出来ない。
この運命は自分で決めた事だけれど。
「明日の今頃には、僕らもう死んでるね」
「そうだね」
「何か悔しいね」
「自分で決めたんでしょう」
明日死ぬ事を実感出来ずにいる僕らは、ゆっくり、ゆっくり、過ごしている。
これでいい。
これがいい。
僕は、明日死ぬ。
明日、人生の幕を閉じる。
親族のいない僕らは、誰にも気づかれず、静かにでも衝撃的に死ぬだろう。
別に誰にも知られなくたっていい。
それでいい。
そんな事を思っていると、何処からか、ゴオオオという音が聞こえてきた。
「ごおおお?」
「隕…石…?」
「いや、明日のハズでしょう?」

僕達は、煙をあげる隕石を見た。

___________________________________________

こんな時は、彼女と無理心中でもしようかなあ、といもしない彼女を思い浮かべ、
自分が書いた小説を眺めた。

作者メッセージ

オチ…

2023/06/21 14:12

緑葉
ID:≫ 1pqazfAddqNRE
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隕石心中

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