素 直 に な れ な い 僕 だ け ど _
#1
0 . 嘘 _
赤 side
紫 「 なぁ 、 赤 ? 」
いつも 通り 同じ 家で 同じ ソファで 会話もなく ただ スマホを 触って いた ときに ふと 紫が 口を開く 。
赤 「 ん ? なに ? 」
自分でも 分かるほど 冷たい 対応 。
それも いつもの ことだ 。
紫 「 俺さ 、 ずっと 前から 思ってん だけど 友達に 戻ら ねぇ ? 」
その声が どこまでも 淡々で 数秒 沈黙が 続く 。
付き合って 2年ほど だろうか 。
正直 俺は 紫 が そうしたいなら それで 良かった 。
赤 「 まぁ 、 いいん じゃね ? 」
そう言うと 紫は どこか 寂しそうな 安堵した ように 息を 漏らし 、
紫 「 じゃあ 、 俺 いつまでも 居るわけ には 行かねぇし 戻るわ 。 」
俺の家 に 同居 していた 紫 なので 部屋に 荷物を まとめに 行った 。
数分後 _
荷物を まとめ 終わった のか 部屋から 出てくる 。
紫 「 んじゃーな 。 」
そういい 静かに 微笑む 紫 。
赤 「 おう 。 じゃあな 。 」
バタンと 玄関の 扉が 閉まる 。
リビングに 戻る 途中 紫の 使っていた 部屋を 見て 思う 。
赤 「 目ぇ 覚めたら 夢とか ねぇ かな 、、、 」
なんて 未練たらしく 言葉が 出る 。
部屋に 残る 微かな 紫の 香りが 胸を ぎゅっと 締め付ける 。
赤 「 ははっ 、、、 ほんと 、、 俺 、 あいつのこと 好き すぎん だろ 、、 ッ 」
友達に 戻っても 良いなんて 思ったことも 無い 。
ただ 無理に 引き止める なんて それこそ 嫌われる だろう 。
だから 俺は 紫に 嘘を ついた __