「遥、はやく行くわよ。」
私は[漢字]明日香[/漢字][ふりがな]あすか[/ふりがな] [漢字]遥[/漢字][ふりがな]はるか[/ふりがな]。
今日はいよいよ転校の日。
お母さんに促されるがままに中学に行っていた。
「こんにちは、明日香さんでしょうか?」
「あ、はい。」
私は答える。
「では、明日香さん、こちらにどうぞ。お母様はお帰りになって大丈夫です。」
「分かりました。」
校長先生だろうか。
優しそうだから、やっていけそうだ。
担任の先生がどんな感じかが問題だが。
「明日香さんの担任の先生、すごく優しいから大丈夫ですよ。」
校長先生が言った。
私の心を読めるのだろうか…?
でも、すごく優しいって。
あまり良い気がしない。
男子がとてもうるさくなったりしているのではないか…?
校長先生くらいの優しさが丁度いいのだが…
「明日香さんのクラスは1-3です。担任の先生が迎えにくるので、ここで待っていてください。」
「あ、はい。」
私はそこにあった椅子に座った。
校長先生は、もうどこかに行ってしまった。
ここは職員室なのか、先生が何人かいる。
ほとんどの先生はいないけど。
きっと教室にいるのだろう。
すると、ある兄弟が職員室に入ってきた。
私と同い年くらいの男の子と、何年生かは分からないが年上の子だ。
「あの、明日香さんですか?」
「え、はい、そうですけど…」
「やっぱり!!ねえねえ、覚えてる?僕、[漢字]恵斗[/漢字][ふりがな]けいと[/ふりがな]だよ!」
恵斗…?
あ、あの恵斗!?
「わあ、久しぶりだね、恵斗。えっと…6、7年ぶり、かな?」
「そーだね!!てか明日香、変わってねーな!」
「そうかな?でも恵斗、変わりすぎ!」
「えへへ…そうかな?」
「ところで、さ。恵斗、お兄ちゃんとかいたっけ?」
「え、お兄ちゃん?そんなのいないよ?」
「…え?じゃあ、後ろの人は…?」
「え?」
恵斗は後ろを向く。
「だーれもいないけど、どうしたの?てか騙すのやめてよ〜」
「だ、騙してないよ…?」
騙してない。それは確実。
確実だけど、恵斗には見えていない。
どういうこと…?
私は[漢字]明日香[/漢字][ふりがな]あすか[/ふりがな] [漢字]遥[/漢字][ふりがな]はるか[/ふりがな]。
今日はいよいよ転校の日。
お母さんに促されるがままに中学に行っていた。
「こんにちは、明日香さんでしょうか?」
「あ、はい。」
私は答える。
「では、明日香さん、こちらにどうぞ。お母様はお帰りになって大丈夫です。」
「分かりました。」
校長先生だろうか。
優しそうだから、やっていけそうだ。
担任の先生がどんな感じかが問題だが。
「明日香さんの担任の先生、すごく優しいから大丈夫ですよ。」
校長先生が言った。
私の心を読めるのだろうか…?
でも、すごく優しいって。
あまり良い気がしない。
男子がとてもうるさくなったりしているのではないか…?
校長先生くらいの優しさが丁度いいのだが…
「明日香さんのクラスは1-3です。担任の先生が迎えにくるので、ここで待っていてください。」
「あ、はい。」
私はそこにあった椅子に座った。
校長先生は、もうどこかに行ってしまった。
ここは職員室なのか、先生が何人かいる。
ほとんどの先生はいないけど。
きっと教室にいるのだろう。
すると、ある兄弟が職員室に入ってきた。
私と同い年くらいの男の子と、何年生かは分からないが年上の子だ。
「あの、明日香さんですか?」
「え、はい、そうですけど…」
「やっぱり!!ねえねえ、覚えてる?僕、[漢字]恵斗[/漢字][ふりがな]けいと[/ふりがな]だよ!」
恵斗…?
あ、あの恵斗!?
「わあ、久しぶりだね、恵斗。えっと…6、7年ぶり、かな?」
「そーだね!!てか明日香、変わってねーな!」
「そうかな?でも恵斗、変わりすぎ!」
「えへへ…そうかな?」
「ところで、さ。恵斗、お兄ちゃんとかいたっけ?」
「え、お兄ちゃん?そんなのいないよ?」
「…え?じゃあ、後ろの人は…?」
「え?」
恵斗は後ろを向く。
「だーれもいないけど、どうしたの?てか騙すのやめてよ〜」
「だ、騙してないよ…?」
騙してない。それは確実。
確実だけど、恵斗には見えていない。
どういうこと…?