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#MGAのマネージャー、始めました 浅葱さんの引き継ぎ

#1

初対面

「はぁ…お腹すいた‥」

バイト帰り、なけなしの小銭を握りしめてため息をつく。

[太字]一条 ●●[/太字]。22歳。

大手企業をわずか3ヶ月で辞めてからというもの、ろくな職に就けていない。今はベーカリーでのバイトを終え、もう一つのバイトのシフトまで時間がある。スマホを見ると、Xのトレンドに「[太字]MGA 新マネージャー[/太字]」の文字が踊っていた。

「ああ、そういえば‥」

退職後、ひどく落ち込んでいた私を救ってくれたのは、Mrs.GREENAPPLEの音楽だった。

毎日、彼らの曲を聴いて元気をもらっていた。

そんな中、ふとSNSで見かけた[太字]マネージャー募集の通知[/太字]。
軽い気持ちで応募してみたけれど、とんでもない倍率だったはずだ。
ファンからの応募でも100万人を超えているという噂を聞き、完全に諦めていた。

(でも、もしかしたら‥‥)

淡い期待を抱きながら、メールボックスを開く。
すると、そこには見慣れないアドレスからの通知が届いていた。

[斜体]件名:【Mrs.GREENAPPLE】マネージャー採用のご連絡[/斜体]

「え…?」

心臓がどくん、どくんと大きく鳴る。
スマホを持つ手も震える。
何度も何度もメールを読み返した。
信じられない気持ちで指定された住所に向かうと、そこはレコーディングスタジオだった。

思いスタジオを扉を押し開くと、三人のメンバーが笑顔で私を迎えてくれた。

「____よかったぁ、来てくれて!」

そう言って最初に声をかけてくれたのは、ボーカルの[太字]大森元貴さん[/太字]だった。
彼の紡ぎ出す歌は、私の心を何度も救ってくれた。
画面越しで見ていた、彼らの持つ圧倒的オーラに思わず息を呑む。

「僕は一条さんの履歴書を見て、直感的に『この人だ』って思ったんです。
人柄とか、僕らの音楽を好きでいてくれる気持ちとか、そういうのってめちゃくちゃ大事だと思うから」

真っ直ぐに私の目を見て話す彼は、カリスマ的なオーラとは裏腹に、繊細で感受性が豊かな、とても優しい人だった。
彼の言葉に、私の心は温かくなる。

隣で楽しそうに笑っているのは、キーボードの[太字]藤澤涼架さん[/太字]。

「マネージャーとかビジネスとかは置いといて、とりあえず一条さんとはたくさんご飯行きたい!趣味とかも聞きたいし…ライブも一緒に楽しんでくれたら嬉しいです!」

そう言って、少年のような笑顔を見せてくれる彼は、メンバー想いの優しい兄のような存在だった。
彼の明るさに、張り詰めていた緊張が少しずつ解けていく。

そして、ギターの[太字]若井滉斗さん[/太字]が、少し緊張気味な顔で私に近づいてきた。

「これから大変なこともたくさんあると思うけど、俺らが全力で支えるので安心してほしい…です。
一条さんがいてくれるから、これからもっともっとミセスの音楽を多くの人に届けられるって、ちょっと…ワクワクしてます笑」

最後は少し照れを含んだ笑みを浮かべる彼。
彼の言葉は、まるで彼の奏でる激しくも繊細なギターの音色のようだった。
常に周りを気遣い、冷静に物事を見極める頼もしい存在のように感じる。

「皆さん…」

3人の言葉に、私の心は嬉しさでいっぱいだった。

[太字]「これから、よろしくお願いします!」[/太字]

深く頭を下げて、そう言った。

作者メッセージ

次回、元貴さんの○○編🗝️
お楽しみに👀

2025/10/18 13:17

夢色 結奈
ID:≫ 126IqLjbm2ER6
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