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翌朝、指定された時間ぴったりに、一台の黒いワンボックスカーがアパートの前に滑り込んできた。
助手席の窓が開くと、大森さんがほんわかした優しい顔でこちらをみている。
「おはようございまーす、お迎えに来ましたー!」
「おはようございます。わざわざすみません…」
「いえいえ、○○さんの初出勤ですもん。それに僕は免許持ってないから、誰かにお迎え来てもらうのが普通なんです」
そう言って笑う彼に、少しだけ緊張が解けた。
車内には若井さんと藤澤さんもいて、「おはよーございます!」と明るく挨拶をしてくれた。
車はスムーズに都内のスタジオへと向かう。
運転は、長年彼らのサポートしてきたというベテランのスタッフさんが担当してくれていた。
少し狭いような車内では、他愛もない会話で盛り上がった。
「そういえば、昨日の元貴のストーリー、すごいことになってたね」
若井さんがスマホを覗き込みながら、ニコニコと楽しそうに笑っている。
大方、大森さんが上げたあの鍵の写真のことだろう。
「あー、あれか。僕ね、○○さんのことを本当に『新しい家族』だと思ったから。隠すことじゃないよなって」
大森さんのまっすぐな言葉に、胸が熱くなる、
多くのファンを大切にする彼だからこそ、変に隠すのではなく正直に伝えたかったのだろう。
「でも僕あんなことしたの初めてだから、ちょっと恥ずかしかったんですよ」
そう言って照れ臭そうに笑う大森さんの横で、藤澤さんがにこやかに頷く。
「でも、すごく元貴らしいなと思ったよ。僕たちも早くみんなに○○さんのこと、紹介したい気持ちでいっぱいだから」
スタジオに着くと、たくさんのスタッフさんが温かく新人の私を迎えてくれた。
簡単な挨拶を済ませ、早速仕事に取り掛かる。
機材の確認、スケジュールの調整、打ち合わせの準備‥。
これまでバイトでしか経験なかった私には、何もかもが新鮮で目がまわるような忙しさだった。
それでも、一つ一つの仕事をこなすたびにメンバーが「ありがとう!」と声をかけてくれる。
その度に、彼らがどれだけ周囲への感謝を大切にしているのかが伝わってきた。
夕方、ようやく少し落ち着いた時ふとスマホを見ると、Xのトレンドにまた「MGA」の文字があった。
▷大森さん、またストーリー上げてる!!!!!
▷はあ〜〜今回も最高すぎるさすがMGA………
画面大量に表示されたのは、大森さんのあげたストーリースクショ。
そこには私が用意した珈琲の入った紙コップと、それを温かい目で見つめる彼の写真が添えられていた。
[斜体]「新しい家族と、初めての仕事」[/斜体]
その一文、私は自然と口角が上がっていた。
ここが私の居場所なんだ。
そう思える、忘れなられない。一日だった。
助手席の窓が開くと、大森さんがほんわかした優しい顔でこちらをみている。
「おはようございまーす、お迎えに来ましたー!」
「おはようございます。わざわざすみません…」
「いえいえ、○○さんの初出勤ですもん。それに僕は免許持ってないから、誰かにお迎え来てもらうのが普通なんです」
そう言って笑う彼に、少しだけ緊張が解けた。
車内には若井さんと藤澤さんもいて、「おはよーございます!」と明るく挨拶をしてくれた。
車はスムーズに都内のスタジオへと向かう。
運転は、長年彼らのサポートしてきたというベテランのスタッフさんが担当してくれていた。
少し狭いような車内では、他愛もない会話で盛り上がった。
「そういえば、昨日の元貴のストーリー、すごいことになってたね」
若井さんがスマホを覗き込みながら、ニコニコと楽しそうに笑っている。
大方、大森さんが上げたあの鍵の写真のことだろう。
「あー、あれか。僕ね、○○さんのことを本当に『新しい家族』だと思ったから。隠すことじゃないよなって」
大森さんのまっすぐな言葉に、胸が熱くなる、
多くのファンを大切にする彼だからこそ、変に隠すのではなく正直に伝えたかったのだろう。
「でも僕あんなことしたの初めてだから、ちょっと恥ずかしかったんですよ」
そう言って照れ臭そうに笑う大森さんの横で、藤澤さんがにこやかに頷く。
「でも、すごく元貴らしいなと思ったよ。僕たちも早くみんなに○○さんのこと、紹介したい気持ちでいっぱいだから」
スタジオに着くと、たくさんのスタッフさんが温かく新人の私を迎えてくれた。
簡単な挨拶を済ませ、早速仕事に取り掛かる。
機材の確認、スケジュールの調整、打ち合わせの準備‥。
これまでバイトでしか経験なかった私には、何もかもが新鮮で目がまわるような忙しさだった。
それでも、一つ一つの仕事をこなすたびにメンバーが「ありがとう!」と声をかけてくれる。
その度に、彼らがどれだけ周囲への感謝を大切にしているのかが伝わってきた。
夕方、ようやく少し落ち着いた時ふとスマホを見ると、Xのトレンドにまた「MGA」の文字があった。
▷大森さん、またストーリー上げてる!!!!!
▷はあ〜〜今回も最高すぎるさすがMGA………
画面大量に表示されたのは、大森さんのあげたストーリースクショ。
そこには私が用意した珈琲の入った紙コップと、それを温かい目で見つめる彼の写真が添えられていた。
[斜体]「新しい家族と、初めての仕事」[/斜体]
その一文、私は自然と口角が上がっていた。
ここが私の居場所なんだ。
そう思える、忘れなられない。一日だった。