【カウントダウン投稿#06】消えたエレベーター
深夜のオフィスビル、誰もいないはずの階でエレベーターが突然止まった。ボタンを何度押しても反応せず、照明だけが微かに点滅する。息を整え、壁に寄りかかると、静寂の中で微かな機械音が耳に届いた。
ドアの隙間から外を覗くと、廊下は薄暗く、影が長く伸びている。自分の足音だけが響き、確かに人影はないはずなのに、階の奥から微かな気配が漂ってくる。心臓が早鐘のように打ち、手が汗で滑った。
「誰か…いるのか?」
声をかけても応答はない。ただ、階の奥から、かすかな足音が一歩、二歩と近づく。振り返ろうとするが、身体が硬直し、動けない。影がひとつ、ドアの向こうに現れ、ぼんやりとした形が揺れている。
すると、背後の壁の一部が微かに光り、扉の向こうに続く別の空間が見えた。普段見慣れたオフィスのはずなのに、どこか歪み、床も壁も異様に長く引き伸ばされている。影はその中へ誘うように手を差し伸べた。
思わず一歩踏み出すと、床の感触が柔らかく変わり、足が沈む。エレベーターは存在せず、視界には無限に続く廊下だけが広がる。振り返っても、元の世界は消えていた。足音が自分以外にないことを確認すると、背筋に寒気が走る。
「ここに来る者は、もう戻れない」
囁きが頭の中で響く。冷や汗をかきながらも、光の先へ進むしかない。廊下の先には微かなドアの影。恐怖と好奇心に押され、一歩ずつ近づくと、ドアの向こうに見覚えのあるオフィスの照明が差し込み、エレベーターの音が遠くで聞こえてきた。
ドアを開けた瞬間、全てが元に戻った。しかし、エレベーターの中には、さっきの廊下の影の気配がわずかに残っている。振り返っても誰もいない。静かな夜、ただ自分の呼吸だけが響き、深く息を吐くしかなかった。
ドアの隙間から外を覗くと、廊下は薄暗く、影が長く伸びている。自分の足音だけが響き、確かに人影はないはずなのに、階の奥から微かな気配が漂ってくる。心臓が早鐘のように打ち、手が汗で滑った。
「誰か…いるのか?」
声をかけても応答はない。ただ、階の奥から、かすかな足音が一歩、二歩と近づく。振り返ろうとするが、身体が硬直し、動けない。影がひとつ、ドアの向こうに現れ、ぼんやりとした形が揺れている。
すると、背後の壁の一部が微かに光り、扉の向こうに続く別の空間が見えた。普段見慣れたオフィスのはずなのに、どこか歪み、床も壁も異様に長く引き伸ばされている。影はその中へ誘うように手を差し伸べた。
思わず一歩踏み出すと、床の感触が柔らかく変わり、足が沈む。エレベーターは存在せず、視界には無限に続く廊下だけが広がる。振り返っても、元の世界は消えていた。足音が自分以外にないことを確認すると、背筋に寒気が走る。
「ここに来る者は、もう戻れない」
囁きが頭の中で響く。冷や汗をかきながらも、光の先へ進むしかない。廊下の先には微かなドアの影。恐怖と好奇心に押され、一歩ずつ近づくと、ドアの向こうに見覚えのあるオフィスの照明が差し込み、エレベーターの音が遠くで聞こえてきた。
ドアを開けた瞬間、全てが元に戻った。しかし、エレベーターの中には、さっきの廊下の影の気配がわずかに残っている。振り返っても誰もいない。静かな夜、ただ自分の呼吸だけが響き、深く息を吐くしかなかった。
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