【カウントダウン投稿#04】消えた駅の時計
夕暮れ時、誰もいない小さな駅に足を踏み入れた。錆びたベンチと古い看板、静かな風の音だけが響く。改札口の前には、古びた時計がぽつんと立っていた。時間は止まったままで、針は23時57分を指している。
周囲を見回すと、誰もいないはずなのに、微かな足音が近づく気配がした。振り返っても誰もおらず、ただ風がプラットフォームを撫でていく。時計をじっと見つめると、針がほんの少しだけ動いたように感じた。
「…戻ってくるのか」
思わず声に出したが、答えは返ってこない。ただ、時計の針だけが不規則に動き、時間がねじれるような感覚に襲われる。改札の向こう、暗闇の中からかすかな明かりが揺れている。踏み出すと、足元のタイルがひんやりと冷たく、見慣れない駅名が書かれた看板が目に入った。
時計の針は23時57分で止まったまま。しかし、プラットフォームの先に、影のような人物が立っているのが見えた。だが近づくと、影は霧の中に溶け、どこにも存在しない。風に混じる囁きだけが耳を打つ。「まだ間に合う…」
戸惑いながらも、駅の先へ進むと、突然、全てが消えた。ベンチも看板も時計も、まるで最初から存在しなかったかのように。立ち尽くす中で、遠くの闇にかすかに光る時計の針だけが見えた。23時57分。止まった時間の意味を、誰も知ることはない。
周囲を見回すと、誰もいないはずなのに、微かな足音が近づく気配がした。振り返っても誰もおらず、ただ風がプラットフォームを撫でていく。時計をじっと見つめると、針がほんの少しだけ動いたように感じた。
「…戻ってくるのか」
思わず声に出したが、答えは返ってこない。ただ、時計の針だけが不規則に動き、時間がねじれるような感覚に襲われる。改札の向こう、暗闇の中からかすかな明かりが揺れている。踏み出すと、足元のタイルがひんやりと冷たく、見慣れない駅名が書かれた看板が目に入った。
時計の針は23時57分で止まったまま。しかし、プラットフォームの先に、影のような人物が立っているのが見えた。だが近づくと、影は霧の中に溶け、どこにも存在しない。風に混じる囁きだけが耳を打つ。「まだ間に合う…」
戸惑いながらも、駅の先へ進むと、突然、全てが消えた。ベンチも看板も時計も、まるで最初から存在しなかったかのように。立ち尽くす中で、遠くの闇にかすかに光る時計の針だけが見えた。23時57分。止まった時間の意味を、誰も知ることはない。
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