ジリリリ… ジリリリ…
葉月「んん〜…」
午前6時半、寝ぼけた目を擦りながら目覚まし時計のアラームを止める。
葉月「そうだ、今日から学校だった…」
葉月「行きたくない…昨日の勉強のしすぎが原因で風邪引いてたりしないかな…」
心の底から憂鬱だが仕方ない。重い足を動かし、私は一階に行った…
そうして私は階段を降り、一階に到着する。…ん?何か…変だな。
葉月「どこの電気も点いてない…いつもはお母さんが点けてるのに…寝てるのかな?」
葉月「…あれ?お母さんがまだ寝てるって事は…朝ご飯は⁉︎」
まさかの非常事態に脳が冴える。
説明しよう!私は一日の運動量が超多いので、ちゃんと3食食べないと全く動けなくなるのだ!
葉月「お母さーん!!今日ヤバい‼︎‼︎‼︎」
朝から叫びながらお母さんの部屋へ突撃。とにかく体を揺らし、お母さんを起こす。
葉月の母「んん…?…そんなに慌てて、どうしたの?」
葉月「どうしたもこうしたもないよ!今日から学校だよ⁉︎お母さんが寝坊してどうするのー!」
葉月の母「えっ?」
葉月「えっ?「えっ?」って何?9月1日だよ?」
葉月の母「うん、そうよね。葉月、何勘違いしてるの?」
葉月「…?勘違い?お母さんじゃなくて?私が?」
葉月の母「ええ。だって…」
葉月の母「9月1日は、まだ夏休みよ?」
葉月「…え?」
葉月「………いやいやいや、何言ってるの?だって9月1日だよ?8月過ぎたんだよ?」
葉月の母「そうよ?だからまだ夏休みよ?」
…この人は、一体何を言っているんだろう。だって、だって…
葉月「そ…そもそも昨日、明日学校って言ってたじゃん。忘れたとは言わせないよ?」
葉月の母「ああ…確かに言ってたかも。その件はごめんね。間違えてたみたい。」
葉月「本当に何言ってんの…?…あっ、そうだ時間割!ほら見て!ここに今日から学校って…」
葉月の母「…どこに?」
葉月「そりゃあ、ここに書…えっ⁉︎な、ない…⁉︎嘘、ここに書かれてたはずなのに…!」
葉月の母「どうしたの、葉月?今日、ちょっとおかしいわよ?」
葉月「・・・・・」
葉月の母「もしかして体調が悪いんじゃない?今日は遊ぶのはやめて、休みなさい。」
…もう証拠がない。私にお母さんを説得する事は出来なかった…。
葉月「……………うん。」
だからとりあえず、今は諦める事にしたんだ。
〜約2時間後、葉月の部屋の中〜
葉月「…あぁーーー…暇‼︎」
あの後私はゆっっっくりと朝ご飯を食べさせられ、部屋の中で休まされている。
どうやら私が本気でとち狂ったと思っているらしい。…いやひどくない?
葉月「はぁ〜...何かないかな〜出来ればこの雰囲気をぶち壊すような出来事が…」
私がそう言葉を漏らした、その時だった。
ピンポーン…
…私の家の呼び鈴が鳴った。…まさか!私は部屋を飛び出し、玄関の方へと向かった。
私が玄関につながる廊下の前に着くと、何やら話し声が聞こえた。
葉月の母「あら、こんにちは!そっちから来てくれるのは珍しいわね。」
?「………はい。葉月…さん、今いますか?」((ダダダダダ…(走る音)
[大文字][大文字] 葉月「杏〜!!」[/大文字][/大文字]
私はお母さんを完全に横切り、杏に抱きつく。
杏「うぐっ…いつも通り元気そうね…」
葉月「めちゃくちゃ元気だよ!遊ぶ⁉︎遊ぶために来たんだよね⁉︎」
杏「は…?ちょっと葉月、あんた…」
葉月「?…あ。」
なーるほど、杏が何のために来たのか察したわ。
葉月「よし杏くん、私の部屋に来なさい。お母さん、今お菓子ある?」
[小文字] 杏「何その変なキャラ付け…」[/小文字]
葉月の母「冷蔵庫にゼリーが入ってるわよ。ちょうど余ってるから二人で消費しちゃって。」
葉月「はいはーい!じゃあ杏、部屋行くよ!」
部屋の前のドアを閉め、座布団を用意し、ゼリーを真ん中に置く。
これで準備万端!私と杏は座布団に座って互いに向かい合う。
葉月「…さあ杏、何のご用かな?」
杏「どうしたもこうしたもないわよ、夏休みについての話。」
葉月「…まあ、やっぱそれだよね。私も朝は本当に驚いたよ、お母さんが別の生物に見えた。」
杏「やっぱりね。私の親もそう、それに反論し続けたら最終的にはこっちが説教されたわ。」
杏「どうせ葉月が絶対来るだろうから待ってたのに…流石に遅すぎるから私の方から来たわ。」
葉月「私も行こうと思ってたんだけど…お母さんに今日は外出禁止って言われてさ。」
杏「は、何で?別に風邪引いてる訳でも無いんでしょ?」
葉月「いやー、実は…」
私は朝にあった出来事を杏に全て告げた。
杏「はぁ…世の中には色々なタイプの人間がいるのね…」
葉月「わかる⁉︎まぁそういうわけで今日はちょっと…あ、でも話すことならできるよ!」
杏「………まあ、情報交換と考察くらいなら出来るわね…」
葉月「でしょ?じゃあ早速始めよう!」
〜考察開始〜
[小文字] 葉月「そもそもさ、9月1日なのに夏休みって変じゃない?それ言ったら気づくかな?」[/小文字]
[小文字] 杏「普通に今9月でも暑いから違和感は無くない?」[/小文字]
[小文字] 杏「どうしてこんな事になったのか…昨日の行動を洗いざらい調べてみる?」[/小文字]
[小文字] 葉月「昨日は宿題やって漫画買ってそれで終わったよ。」[/小文字]
[小文字] 葉月「あ、そういえば…私達一応お母さんにしか話してないじゃん。もしかしたらお父さんは正常かも!」[/小文字]
[小文字] 杏「性別が関係あるのなら私たちは何で違和感を持ててるの?」[/小文字]
葉月「はあ、はあ…どうかな?」
杏「そうね、簡単に結論だけ言わせてもらうと…」
杏「葉月との討論は無意味だった。帰るわ。」
葉月「待て待て待てーーーい‼︎何で⁉︎何で⁉︎何で帰るの⁉︎」
杏「さっきも言ったけど葉月との討論が無意味だったから。
私は夏休みが終わらなくなった原因を探りたいの。」
葉月「うう…杏が帰ったら、本当に何もやることがなくなっちゃうよ…」
杏「そうは言っても…」
葉月「…あ、そうだ。」
葉月「昨日買った漫画読む?」
杏「…読む。」
数分後…
杏「…面白かったわ。じゃあ帰る。」
葉月「何でぇーーー‼︎」
杏「……仕方ないわね。じゃあ明日また会う。これでいいでしょ。」
葉月「…本当に?ほんとのほんとに?」
杏「本当の本当。」
葉月「…じゃあ良いよ、また明日。」
葉月「………」
葉月「…とりあえずゼリー食べるか…」
そして数分後…
葉月「うわー、やっぱり暇になっちゃったよー‼︎杏の馬鹿ー‼︎」
ゼリー食べた、昨日見た漫画はまた読んだ!もう何もする事がない!
葉月「うう…今日の日記は杏への恨みを書きつづってやる…」
そうして私は夏休みの日記帳を開く。…だが、開いた後気付く。
葉月「…いや、ページがある訳ないじゃん。今日は本来夏休みじゃなかったんだし。」
日記帳を閉じようとした時…違和感を感じた。
葉月「…あれ、31日の後…こんなにページあったっけ?」
どうせ出版社の名前とか、文字がびっしり書いてあるだけなんだろうけど…
何となくページをめくった。そこには…
葉月「…え。」
[太字]日記を書くスペースがあった。[/太字]
葉月「え?ちょっ…え?」
ページが…増えてる…?
もしかしてこの出来事は思っていた数百倍奇怪な事件なのかもしれない。
気味が悪いから、こんなページ破って捨ててしまおう…普通の人ならそう思うのかも。
けど、私は…
葉月「良く分からないけど…スペースがあるなら折角だし日記書いちゃお!」
葉月「もちろんさっき言った通り、杏への恨みをびっちり書いてやるんだから!」
このページに、日記を書く事を選んだ。
[水平線]
夏休み日記 9月1日 5年2組 葉月
今日は私の大親友の方から家に遊びに来てくれました。
なんやかんやあって家を出れなかったのでとても助かりました!
…けど、その友達は途中で帰っちゃってとても暇な時間を過ごす事になってしまいました。
家にあった冷蔵庫のゼリーは美味しかったです。
[水平線]
葉月「んん〜…」
午前6時半、寝ぼけた目を擦りながら目覚まし時計のアラームを止める。
葉月「そうだ、今日から学校だった…」
葉月「行きたくない…昨日の勉強のしすぎが原因で風邪引いてたりしないかな…」
心の底から憂鬱だが仕方ない。重い足を動かし、私は一階に行った…
そうして私は階段を降り、一階に到着する。…ん?何か…変だな。
葉月「どこの電気も点いてない…いつもはお母さんが点けてるのに…寝てるのかな?」
葉月「…あれ?お母さんがまだ寝てるって事は…朝ご飯は⁉︎」
まさかの非常事態に脳が冴える。
説明しよう!私は一日の運動量が超多いので、ちゃんと3食食べないと全く動けなくなるのだ!
葉月「お母さーん!!今日ヤバい‼︎‼︎‼︎」
朝から叫びながらお母さんの部屋へ突撃。とにかく体を揺らし、お母さんを起こす。
葉月の母「んん…?…そんなに慌てて、どうしたの?」
葉月「どうしたもこうしたもないよ!今日から学校だよ⁉︎お母さんが寝坊してどうするのー!」
葉月の母「えっ?」
葉月「えっ?「えっ?」って何?9月1日だよ?」
葉月の母「うん、そうよね。葉月、何勘違いしてるの?」
葉月「…?勘違い?お母さんじゃなくて?私が?」
葉月の母「ええ。だって…」
葉月の母「9月1日は、まだ夏休みよ?」
葉月「…え?」
葉月「………いやいやいや、何言ってるの?だって9月1日だよ?8月過ぎたんだよ?」
葉月の母「そうよ?だからまだ夏休みよ?」
…この人は、一体何を言っているんだろう。だって、だって…
葉月「そ…そもそも昨日、明日学校って言ってたじゃん。忘れたとは言わせないよ?」
葉月の母「ああ…確かに言ってたかも。その件はごめんね。間違えてたみたい。」
葉月「本当に何言ってんの…?…あっ、そうだ時間割!ほら見て!ここに今日から学校って…」
葉月の母「…どこに?」
葉月「そりゃあ、ここに書…えっ⁉︎な、ない…⁉︎嘘、ここに書かれてたはずなのに…!」
葉月の母「どうしたの、葉月?今日、ちょっとおかしいわよ?」
葉月「・・・・・」
葉月の母「もしかして体調が悪いんじゃない?今日は遊ぶのはやめて、休みなさい。」
…もう証拠がない。私にお母さんを説得する事は出来なかった…。
葉月「……………うん。」
だからとりあえず、今は諦める事にしたんだ。
〜約2時間後、葉月の部屋の中〜
葉月「…あぁーーー…暇‼︎」
あの後私はゆっっっくりと朝ご飯を食べさせられ、部屋の中で休まされている。
どうやら私が本気でとち狂ったと思っているらしい。…いやひどくない?
葉月「はぁ〜...何かないかな〜出来ればこの雰囲気をぶち壊すような出来事が…」
私がそう言葉を漏らした、その時だった。
ピンポーン…
…私の家の呼び鈴が鳴った。…まさか!私は部屋を飛び出し、玄関の方へと向かった。
私が玄関につながる廊下の前に着くと、何やら話し声が聞こえた。
葉月の母「あら、こんにちは!そっちから来てくれるのは珍しいわね。」
?「………はい。葉月…さん、今いますか?」((ダダダダダ…(走る音)
[大文字][大文字] 葉月「杏〜!!」[/大文字][/大文字]
私はお母さんを完全に横切り、杏に抱きつく。
杏「うぐっ…いつも通り元気そうね…」
葉月「めちゃくちゃ元気だよ!遊ぶ⁉︎遊ぶために来たんだよね⁉︎」
杏「は…?ちょっと葉月、あんた…」
葉月「?…あ。」
なーるほど、杏が何のために来たのか察したわ。
葉月「よし杏くん、私の部屋に来なさい。お母さん、今お菓子ある?」
[小文字] 杏「何その変なキャラ付け…」[/小文字]
葉月の母「冷蔵庫にゼリーが入ってるわよ。ちょうど余ってるから二人で消費しちゃって。」
葉月「はいはーい!じゃあ杏、部屋行くよ!」
部屋の前のドアを閉め、座布団を用意し、ゼリーを真ん中に置く。
これで準備万端!私と杏は座布団に座って互いに向かい合う。
葉月「…さあ杏、何のご用かな?」
杏「どうしたもこうしたもないわよ、夏休みについての話。」
葉月「…まあ、やっぱそれだよね。私も朝は本当に驚いたよ、お母さんが別の生物に見えた。」
杏「やっぱりね。私の親もそう、それに反論し続けたら最終的にはこっちが説教されたわ。」
杏「どうせ葉月が絶対来るだろうから待ってたのに…流石に遅すぎるから私の方から来たわ。」
葉月「私も行こうと思ってたんだけど…お母さんに今日は外出禁止って言われてさ。」
杏「は、何で?別に風邪引いてる訳でも無いんでしょ?」
葉月「いやー、実は…」
私は朝にあった出来事を杏に全て告げた。
杏「はぁ…世の中には色々なタイプの人間がいるのね…」
葉月「わかる⁉︎まぁそういうわけで今日はちょっと…あ、でも話すことならできるよ!」
杏「………まあ、情報交換と考察くらいなら出来るわね…」
葉月「でしょ?じゃあ早速始めよう!」
〜考察開始〜
[小文字] 葉月「そもそもさ、9月1日なのに夏休みって変じゃない?それ言ったら気づくかな?」[/小文字]
[小文字] 杏「普通に今9月でも暑いから違和感は無くない?」[/小文字]
[小文字] 杏「どうしてこんな事になったのか…昨日の行動を洗いざらい調べてみる?」[/小文字]
[小文字] 葉月「昨日は宿題やって漫画買ってそれで終わったよ。」[/小文字]
[小文字] 葉月「あ、そういえば…私達一応お母さんにしか話してないじゃん。もしかしたらお父さんは正常かも!」[/小文字]
[小文字] 杏「性別が関係あるのなら私たちは何で違和感を持ててるの?」[/小文字]
葉月「はあ、はあ…どうかな?」
杏「そうね、簡単に結論だけ言わせてもらうと…」
杏「葉月との討論は無意味だった。帰るわ。」
葉月「待て待て待てーーーい‼︎何で⁉︎何で⁉︎何で帰るの⁉︎」
杏「さっきも言ったけど葉月との討論が無意味だったから。
私は夏休みが終わらなくなった原因を探りたいの。」
葉月「うう…杏が帰ったら、本当に何もやることがなくなっちゃうよ…」
杏「そうは言っても…」
葉月「…あ、そうだ。」
葉月「昨日買った漫画読む?」
杏「…読む。」
数分後…
杏「…面白かったわ。じゃあ帰る。」
葉月「何でぇーーー‼︎」
杏「……仕方ないわね。じゃあ明日また会う。これでいいでしょ。」
葉月「…本当に?ほんとのほんとに?」
杏「本当の本当。」
葉月「…じゃあ良いよ、また明日。」
葉月「………」
葉月「…とりあえずゼリー食べるか…」
そして数分後…
葉月「うわー、やっぱり暇になっちゃったよー‼︎杏の馬鹿ー‼︎」
ゼリー食べた、昨日見た漫画はまた読んだ!もう何もする事がない!
葉月「うう…今日の日記は杏への恨みを書きつづってやる…」
そうして私は夏休みの日記帳を開く。…だが、開いた後気付く。
葉月「…いや、ページがある訳ないじゃん。今日は本来夏休みじゃなかったんだし。」
日記帳を閉じようとした時…違和感を感じた。
葉月「…あれ、31日の後…こんなにページあったっけ?」
どうせ出版社の名前とか、文字がびっしり書いてあるだけなんだろうけど…
何となくページをめくった。そこには…
葉月「…え。」
[太字]日記を書くスペースがあった。[/太字]
葉月「え?ちょっ…え?」
ページが…増えてる…?
もしかしてこの出来事は思っていた数百倍奇怪な事件なのかもしれない。
気味が悪いから、こんなページ破って捨ててしまおう…普通の人ならそう思うのかも。
けど、私は…
葉月「良く分からないけど…スペースがあるなら折角だし日記書いちゃお!」
葉月「もちろんさっき言った通り、杏への恨みをびっちり書いてやるんだから!」
このページに、日記を書く事を選んだ。
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夏休み日記 9月1日 5年2組 葉月
今日は私の大親友の方から家に遊びに来てくれました。
なんやかんやあって家を出れなかったのでとても助かりました!
…けど、その友達は途中で帰っちゃってとても暇な時間を過ごす事になってしまいました。
家にあった冷蔵庫のゼリーは美味しかったです。
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