東方終焉譚~フランドール・スカーレット編1~
紅魔館の地下室。普段はレミリア・スカーレットの妹、フランドール・スカーレットがそこにいるはずの部屋。
しかし現在、そこに彼女はいなかった。
ならば、いったい何処に行ったのか?
その答えは[打消し] [/打消し]。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「ふんふんふふ~ん♪」
吸血鬼の妹、フランドール・スカーレットは、楽しそうに外を歩いていた。
彼女にとっては495年ぶりの外なのだろう。余程嬉しかったのか。彼女の羽についている宝石は、太陽のように輝かしかった。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「今日はとっても運がよかったな!」
人里で購入した団子を美味しそうに頬張りながら、彼女は昨日の出来事を思い出した。
その日の夜、地下室で彼女は退屈そうに人形遊びをしていた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「はぁ…今日も暇な1日だったな…」
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持つ彼女は、万が一能力が暴走してしまうことを姉のレミリア・スカーレットに危惧され、地下室にずっと閉じ込められていた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](まぁ分かってはいることだけどさ…、ちょっとは気になっちゃうじゃんか)
彼女自身この能力が非常に危険であり、まだ制御できないからこそこの手段をせざるを得なかったのは理解しているが、どうしても不満は残ってしまうもの。納得しようが理解しようが、好奇心は抑えられない。一応手段としては部屋ごと破壊する方法があった。どんなに頑丈な部屋であろうと、彼女の能力においては等しく破壊可能である。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](でも皆を傷つけたくはないし、何よりお姉様も悲しんじゃうし…)
破壊するのは難しくないけれど、傷つけることになってしまうのは否めない。その為今日も彼女は部屋の中で過ごすことを余儀なくされている。そんな日が明日も続くと思っていた。
コンコンッ
ノック音がふと聞こえた。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「フラン、話があるの。ちょっといいかしら?」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「?はーい、お姉様」
何があったのかと気になったが、姉に着いて行くことにした。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](何が起こるのかな…お姉さまの顔を見てたら、悪い報告ではなさそうだけど…)
僅かな不安と、高まる期待を胸に、姉の背中を追った。
辿り着いた場所はレミリアの部屋だった。十六夜咲夜、紅美鈴、パチュリー・ノーレッジに小悪魔のこあ。全員そろっているのはかなり珍しい事だった。だからこそ緊張していた。恐る恐る彼女はは口を開いた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「…それで…私に何のお話が…?お姉様」
期待はあったのはあったが、全員揃っているのに気づいてからは不安と言い知れぬ恐怖が体を包み込んでいた。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「ええ、フラン。あなた[打消し] [/打消し]」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「[打消し] [/打消し]外に出掛けてみないかしら?」
衝撃の一言に、フランは思わず硬直した。
突然の姉の来訪。
全員揃っている空間。
重たかった空気。
焦っていた自分。
一番衝撃的だった、期待していた言葉。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「お出掛け…?」
[中央寄せ]『外に出掛けてみないかしら』[/中央寄せ]
495年間、同じ部屋にいた自分が、危険極まりない能力を持ち、閉じ込められ孤独に過ごしていた自分が、外の世界を見れる。
何より、姉にそう言われたことが、とても嬉しい事だった。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「でも所詮は私の自己満足よ。当然、嫌と言っても[打消し] [/打消し]」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「[大文字][大文字]行くっ!![/大文字][/大文字]」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「…!!」
この時の彼女の顔は、今までにないと言っていい程、眩い笑顔だった。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「それじゃあ、能力はむやみに使わないこと!」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「はーい、お姉様!」
ワクワクの止まらないフラン。外の世界は、初めて見る景色ばかり。青々しい草原、森の中を行き交う妖精達と、何もかもが新鮮だった。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「行ってきまーす!」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「行ってらっしゃい、フラン」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「帰ってきたら、お姉様や咲夜達の為に、お土産探そ―っと!」
まだ外に出たばかりなのに帰ってきた時の皆の反応が楽しみになるフランだった。
[打消し] [/打消し]それが[漢字]最後[/漢字][ふりがな]最期[/ふりがな]の会話だと疑いもせずに。
しかし現在、そこに彼女はいなかった。
ならば、いったい何処に行ったのか?
その答えは[打消し] [/打消し]。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「ふんふんふふ~ん♪」
吸血鬼の妹、フランドール・スカーレットは、楽しそうに外を歩いていた。
彼女にとっては495年ぶりの外なのだろう。余程嬉しかったのか。彼女の羽についている宝石は、太陽のように輝かしかった。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「今日はとっても運がよかったな!」
人里で購入した団子を美味しそうに頬張りながら、彼女は昨日の出来事を思い出した。
その日の夜、地下室で彼女は退屈そうに人形遊びをしていた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「はぁ…今日も暇な1日だったな…」
「ありとあらゆるものを破壊する程度の能力」を持つ彼女は、万が一能力が暴走してしまうことを姉のレミリア・スカーレットに危惧され、地下室にずっと閉じ込められていた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](まぁ分かってはいることだけどさ…、ちょっとは気になっちゃうじゃんか)
彼女自身この能力が非常に危険であり、まだ制御できないからこそこの手段をせざるを得なかったのは理解しているが、どうしても不満は残ってしまうもの。納得しようが理解しようが、好奇心は抑えられない。一応手段としては部屋ごと破壊する方法があった。どんなに頑丈な部屋であろうと、彼女の能力においては等しく破壊可能である。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](でも皆を傷つけたくはないし、何よりお姉様も悲しんじゃうし…)
破壊するのは難しくないけれど、傷つけることになってしまうのは否めない。その為今日も彼女は部屋の中で過ごすことを余儀なくされている。そんな日が明日も続くと思っていた。
コンコンッ
ノック音がふと聞こえた。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「フラン、話があるの。ちょっといいかしら?」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「?はーい、お姉様」
何があったのかと気になったが、姉に着いて行くことにした。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字](何が起こるのかな…お姉さまの顔を見てたら、悪い報告ではなさそうだけど…)
僅かな不安と、高まる期待を胸に、姉の背中を追った。
辿り着いた場所はレミリアの部屋だった。十六夜咲夜、紅美鈴、パチュリー・ノーレッジに小悪魔のこあ。全員そろっているのはかなり珍しい事だった。だからこそ緊張していた。恐る恐る彼女はは口を開いた。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「…それで…私に何のお話が…?お姉様」
期待はあったのはあったが、全員揃っているのに気づいてからは不安と言い知れぬ恐怖が体を包み込んでいた。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「ええ、フラン。あなた[打消し] [/打消し]」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「[打消し] [/打消し]外に出掛けてみないかしら?」
衝撃の一言に、フランは思わず硬直した。
突然の姉の来訪。
全員揃っている空間。
重たかった空気。
焦っていた自分。
一番衝撃的だった、期待していた言葉。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「お出掛け…?」
[中央寄せ]『外に出掛けてみないかしら』[/中央寄せ]
495年間、同じ部屋にいた自分が、危険極まりない能力を持ち、閉じ込められ孤独に過ごしていた自分が、外の世界を見れる。
何より、姉にそう言われたことが、とても嬉しい事だった。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「でも所詮は私の自己満足よ。当然、嫌と言っても[打消し] [/打消し]」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「[大文字][大文字]行くっ!![/大文字][/大文字]」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「…!!」
この時の彼女の顔は、今までにないと言っていい程、眩い笑顔だった。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「それじゃあ、能力はむやみに使わないこと!」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「はーい、お姉様!」
ワクワクの止まらないフラン。外の世界は、初めて見る景色ばかり。青々しい草原、森の中を行き交う妖精達と、何もかもが新鮮だった。
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「行ってきまーす!」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「行ってらっしゃい、フラン」
[太字]フランドール・スカーレット[/太字]「帰ってきたら、お姉様や咲夜達の為に、お土産探そ―っと!」
まだ外に出たばかりなのに帰ってきた時の皆の反応が楽しみになるフランだった。
[打消し] [/打消し]それが[漢字]最後[/漢字][ふりがな]最期[/ふりがな]の会話だと疑いもせずに。
クリップボードにコピーしました