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東方終焉譚~十六夜咲夜編~

紅魔館のある部屋で、私、十六夜咲夜は敬愛している素晴らしいお嬢様…レミリア・スカーレット様の紅茶を入れていました。お嬢様はご満悦のようで、私に


[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「ふぅ、やっぱり咲夜の紅茶は美味しいわよ」
と仰って下さった。お嬢様の喜び。それが私の喜びに直結する。
[太字]十六夜咲夜[/太字]「恐縮でございます、お嬢様」
私は他愛のない会話が、無駄であろうと嫌いではないです。緊張感が走る張り詰めた状況の中での真剣な話よりも、「今日は何も起きなかった」と思うほどの暇な時間で喋るのが一番素敵なのを知ってますから。
しかしお嬢様は、何やら思うことがあるようで、顔をほんの僅かに顰めていました。何があったのでしょうか。私はお嬢様の顔が曇るのを見ると、不安な気持ちに襲われます。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「咲夜」
[太字]十六夜咲夜[/太字]「はい、お嬢様」
一体どうしたのでしょう?
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「…未来を調べてみることにしたわ」
[太字]十六夜咲夜[/太字]「!」
お嬢様が能力を積極的に使うことは滅多にしないので、驚きました。ですが、つい先ほどの様子から見て、嫌な予感がするから、使用なさるのでしょう。ならば私はそれに口出すことはしてはいけませんね。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「…それじゃあいくわよ」
お嬢様は目を瞑る。その予感が的中しないことを祈ります。と思ったら、突如。






















[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「[打消し]          [/打消し]ッ!?」
[太字]十六夜咲夜[/太字]「お嬢様っ!?」
突然お嬢様は苦しみだしました。冷や汗が滝の様にと流れていて、悍ましいものを見たかのようでした。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「っ咲夜…今すぐ霊夢に、伝えて頂戴!」
と焦るように叫びました。なので「かしこまりました」と応えましたが、お嬢様の様子が変でした。
[太字]十六夜咲夜[/太字]「お嬢様…?」
するとお嬢様は、こちらを怯えた目で見つめました。
[太字]十六夜咲夜[/太字]「お嬢様どうなさったんですか!?」
と聞いても、お嬢様は震えるばかり。
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「ひっ…!?」
それがさらに私の心配を膨らます。
[太字]十六夜咲夜[/太字]「しっかりしてくださいお嬢様!!」
それでもお嬢様は震え続けていました。
[太字]十六夜咲夜[/太字](もしかして、別の言葉を聞いてるように聞こえている…?)
精神操作の類?そうなったらパチュリー様に聞くしか手段がない…!
[太字]十六夜咲夜[/太字]「落ち着いてください!パチュリー様を呼んできますから、それまで耐えてください!!」
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「やめろやめろやめろ、来るなぁ[大文字]ぁ[/大文字]あ[大文字]あああ[/大文字]っ!!」


























































[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「[大文字][太字]スピア・ザ・グングニル[/太字][/大文字][大文字]!![/大文字]」
その直後、私の視界は深紅に染まった。おそらく、お嬢様のグングニルが私の方に向かったのでしょう。





































[大文字][大文字]ドォォオオオオンッ!![/大文字][/大文字]









































気付けば私は、一時的に意識を失っていたようです。わずかに瞳を動かしても見えたのは、崩壊した紅魔館でした。心臓付近にはお嬢様のグングニルが貫通していました。行き場のなくなった血液は私の喉に血が上ってきました。それが気持ちの悪いもので…、
[太字]十六夜咲夜[/太字]「ぁ”、ゴフっ…!!」
吐血しました。ああ、汚いので掃除しなければ…。でも、
[太字]レミリア・スカーレット[/太字]「ぃ、嫌、嫌っ!!」
[太字]十六夜咲夜[/太字]「[小文字]お嬢さ、ま…[/小文字]」
もう命は長くないみたいでした。お嬢様、泣かないでください。私がいなくても、パチュリー様やこあ、美鈴も、いますので…。それに、お嬢様。フラン様が、悲しんでしまいますよ……。せめて、これだけでも言わなければ…。










































[太字]十六夜咲夜[/太字]「皆を”、……お願いします、[小文字]ね[/小文字]…」
そう言うのが精いっぱいだったのか、私の意識は沈んでいった。
































































[太字]繝輔Λ繝ウ繝峨?繝ォ繝サ繧ケ繧ォ繝シ繝ャ繝?ヨ[/太字]「……[小文字]お姉、様?[/小文字]」

作者メッセージ

咲夜視点。レミリアに攻撃されても、彼女の忠誠心は揺らぐことはなかった。きっと主を置いて逝くのは彼女にとっては辛いもの。皆に再会する時を待ちながら完全で瀟洒な従者は仕度をするのだろう。しかし、姉の様子を最狂たる妹が見たなら…?もしかすると幻想郷が崩壊したのは、住人が引き起こしたことなのかもしれない。

2025/02/11 11:46

ビターチョコ
ID:≫ 01tP/3FyKl7KA
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