ー部活の時間。
私は吹奏楽部だ。楽器はホルン。
もうほんの少しで引退する3年生の同じパートの男の先輩に、「昼休み、体育倉庫に来て。」と言われた。
私は内心、ずっとドッキリか嘘告を仕掛けられると思って、少し怖かった。
昼休みに先輩の指示通りに体育倉庫に行くと、先輩が待っていた。
「…待ちましたか…?」
「いや、全然大丈夫!」
吹奏楽の先輩はみんな優しい。きっと、何か仕掛けてるわけじゃない、と信じようとした時ー
「…俺は、結音ちゃんのことが好きだ。」
「…へっ、?」
思わず情けない声が出た。先輩が私のことを好き…?私に長所なんてないのに
「っ付き合ってください!」
先輩に手を差し伸べられた。
どうしよう、私には今好きな人はいないけど…
頭に浮かんだのは、ただ1人だった。多分、好きじゃないけど、先輩は、尊敬しているだけ、
「…ごめん、なさい…」
私、せっかく先輩に告白してもらったのに、好きな人もいないのに自分からチャンスを捨てていったな、馬鹿だな…
「…だよな。でも、ありがとう!」
そう言って先輩は手を振って駆けて行った。
ー「結音〜!!3年生の先輩に告白されたんだってね!!」
麗凪のわくわくしている顔。
私は恋愛トークがあまり得意じゃなくなった。亜御都のことがあるから。
「うん」
「なんで振ったの〜?!」
「えー…先輩のことは尊敬してるってだけだったから…それ以上も以下もないし…」
「結音らし笑」
そこで、間に入ってきたのは海舞。最近私は海舞と過ごす時間が多い。
「おー、俺その先輩知ってるぞ!結構モテてるらしいw」
「えがち?!ちょっと〜、何してんのよ結音〜!!」
「私間違えちゃったわ…」
落ち込むふりをする。最低な私。
昼休み終わりのチャイムが鳴った。席に着く。
ー「これから帰りの会を始めます、規律〜」
帰りの会、めんどくさ…早く帰りたい…今日は部活もないし…
ー「配り物しまーす」
「はい!!俺手伝う〜!!」
海舞が立ち上がり配り物を配り始めた。
海舞が私に背を向け前に新しい配り物を取りに行こうとしている時。
私の胸から、コトン、とか、トクン、とか、そんな言葉で表せない音が鳴った。
途端に顔が熱くなる。心臓の鼓動が早くなる。
なんで…?
その答えはすぐわかった。
「はい結音〜」
彼が近づいてくると、もっともっと心臓の鼓動が早くなった。
「あ、え、うん、ないす」
「なにそれw」
私の新しい恋が、始まった。
私は吹奏楽部だ。楽器はホルン。
もうほんの少しで引退する3年生の同じパートの男の先輩に、「昼休み、体育倉庫に来て。」と言われた。
私は内心、ずっとドッキリか嘘告を仕掛けられると思って、少し怖かった。
昼休みに先輩の指示通りに体育倉庫に行くと、先輩が待っていた。
「…待ちましたか…?」
「いや、全然大丈夫!」
吹奏楽の先輩はみんな優しい。きっと、何か仕掛けてるわけじゃない、と信じようとした時ー
「…俺は、結音ちゃんのことが好きだ。」
「…へっ、?」
思わず情けない声が出た。先輩が私のことを好き…?私に長所なんてないのに
「っ付き合ってください!」
先輩に手を差し伸べられた。
どうしよう、私には今好きな人はいないけど…
頭に浮かんだのは、ただ1人だった。多分、好きじゃないけど、先輩は、尊敬しているだけ、
「…ごめん、なさい…」
私、せっかく先輩に告白してもらったのに、好きな人もいないのに自分からチャンスを捨てていったな、馬鹿だな…
「…だよな。でも、ありがとう!」
そう言って先輩は手を振って駆けて行った。
ー「結音〜!!3年生の先輩に告白されたんだってね!!」
麗凪のわくわくしている顔。
私は恋愛トークがあまり得意じゃなくなった。亜御都のことがあるから。
「うん」
「なんで振ったの〜?!」
「えー…先輩のことは尊敬してるってだけだったから…それ以上も以下もないし…」
「結音らし笑」
そこで、間に入ってきたのは海舞。最近私は海舞と過ごす時間が多い。
「おー、俺その先輩知ってるぞ!結構モテてるらしいw」
「えがち?!ちょっと〜、何してんのよ結音〜!!」
「私間違えちゃったわ…」
落ち込むふりをする。最低な私。
昼休み終わりのチャイムが鳴った。席に着く。
ー「これから帰りの会を始めます、規律〜」
帰りの会、めんどくさ…早く帰りたい…今日は部活もないし…
ー「配り物しまーす」
「はい!!俺手伝う〜!!」
海舞が立ち上がり配り物を配り始めた。
海舞が私に背を向け前に新しい配り物を取りに行こうとしている時。
私の胸から、コトン、とか、トクン、とか、そんな言葉で表せない音が鳴った。
途端に顔が熱くなる。心臓の鼓動が早くなる。
なんで…?
その答えはすぐわかった。
「はい結音〜」
彼が近づいてくると、もっともっと心臓の鼓動が早くなった。
「あ、え、うん、ないす」
「なにそれw」
私の新しい恋が、始まった。