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あぁ、終わった。
分かってしまった。
もうとっくに分かっていたはずなのに。
どうして諦めきれていなかったんだろう。
もうどうでもいいとさえ思ったのに。
どうしてこんな気持ちになってしまっているんだろう。
「おかしいなぁ…」
部屋で独り、呟いてしまう。
意味はないのに。
こんなことをしたって何かが変わるわけではないのに。
微かな希望さえ、もうないのに。
暗い。
すべてが色あせてみえるほどに。
「どうしたらよかったのかなぁ…」
どこか他人事のように。
言葉が溢れる。
本当に言いたかった言葉は、伝えたかった言葉は。
数えきれないほどあったのに。
「…あれ?」
視界が歪む。
指先が濡れる。
「なんで…」
涙が溢れる。
ぼろぼろと零れてしまう。
どうして今更。
やめてよ。
お願い。
「許してよ…」
身の程知らずの恋だったことはわかってる。
こんな自分と、あの人は釣り合わない。
あの人は、もっと違う、素敵な人と過ごすべきだ。
頭ではわかっている、わかっているはずなのに。
わかっているはずなのに、それでも。
それでも。
「…それでも、好きだった」
小さく、何かを吐き出すように。
しかたない。
しかたないことだったんだ。
諦めるしかない。
実際、そうするしかない。
だけど、あぁ、この気持ちだけは。
残させてほしい。
「これだけだから…」
貴方と一緒に過ごした日々は忘れない。
この気持ちも、きっと、一生。
貴方と笑い合った日々。
貴方と話せた何気ない時間。
きっとあなたにとってはどうでもいいことなんだろうけど。
大切な日々だった。
少なくとも、今そう思っている。
「…ありがとう」
きっと今、すべて忘れて、何も知らずに笑っている貴方へ。