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スズネコ様の「16兄妹はとにかくうるさい!?」と設定が似ておりますが、スズネコ様の承認を得ております。ご了承ください。

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【半参加型】塔で足掻く16人のものがたり

#7

番外編#1 夏祭りの16人 (ルカ)

ルカ視点
番外編は、都合上ルカ視点になることが多いです。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

「ねぇねぇ! 皆でお祭り行って来ていい?」
「いいよね? いいよね?」
「いいって! よし皆、行くぞー!」

 上の8人で、仕事の休みをとってリビングで休んでいた時だ。
 ユキ、オキ、ハヤトが駆け込んで来て、ダイニングの椅子に座っていたタムと私の前で、急に騒ぎ始めた。
 そして、ハヤトが言った覚えのないことを、聞いたふりをして、無理やり行こうとした。

「待て」

 タムの一声で、部屋に戻ろうとした三人はぴたりと止まった。

「誰が行くんだ?」
「下の8人で行こうと思ってるけど・・・」
「夏祭り、行きたい奴いる?」

 ショウとソウタ、アミ、ソラが手を挙げた。

「4人も連れて行ってやれ。一人1000クトリくらい渡せばいいか」
「うん。そんくらいがいいと思う」

 1万2000クトリの支出。夏祭り程度でこの支出は、普通なら痛手だが、我が家ならかすり傷以下だ。

「ヒナ、頼んでいいか?」
「分かりました」

 ヒナも立ち上がり、ヒナ、オキ、ユキ、ハヤト、ショウ、ソウタ、アミ、ソラがリビングから出ていった。

「酒呑んでいい?」
「別にいいけどさ、暴走したら多分殺すよ?」
「お得意の『怪力』で、どうにかしてよ」
「無理があるだろ」
「武器を持たないただの『千里眼』持ちだよ? タムなら行けるって」
「暗器持ってて、体術も極めてる奴が何を言ってるんだか」
「じゃあ、殺してもいいから。アミに苦労かけさせるのはそっちだからね」

 リビングから直結する隠し部屋から、酒瓶を持ち出す。
 気づけば、ラノは消えてた。『隠蔽』で、空気を読んで出て行ってくれたんだろう。
 苦しんでるところ見たことないし、もしかして克服してるかもしれない。

 そんなことを考えながら、酒瓶の栓を抜き、呑む。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

「――んあ」

 目覚める。自分の、ベッドの上の天井が視界を埋め尽くしている。

「あー。またか」

 上半身を起こし、時刻を確認する。朝、9時。

 昨夜、下の子たちを夏祭りに行かせて、・・・酒を呑んで、酔っ払ったんだ。
 タムは私を殺すことなく、ベッドに寝かしといてくれたらしい。
 まだかすかに残る酔いを振り払いながら、私は起き上がった。

作者メッセージ

夏祭りという題名をつけておきながら、夏祭りの描写ゼロ、という失態に気づきました。
でも、書き直すのが面倒くさいので、そのままにしておきます。すみません。
ルカは、酒癖悪いとはいえ、ちゃんと下の子がいない時だけ呑みます。そこらへんは弁えています。
そして、番外編で初登場の、第十二子にして六男、オキ。まだ8才なので、本編登場はまだ遠いと思われます。

次は、スズネコ様の田島トモを出します。お楽しみに。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。では、また次のお話で。

2025/08/20 10:29

シロツメクサと朝ぼらけ
ID:≫ 1rbH5j8ImDtsI
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