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《大規模参加型》喪失ハイドランジア ☔️💠️💠️💠️🌂          参加してください! お願いします!

#5

《#2》滴る水は毒の味


 《#2》滴る水は毒の味

 ◇ ◆ ◇ ◆ ◇

柳 「今オーネ区なんだよな? ちょっと出かけてくる」

 柳はアジトのドアを乱暴に蹴って開け、ずかずかと外へ出ていってしまった。

叶羽 「ちょっ、どこに!?」

蒼 「柳さんのことですから。放っておきましょう」

千夏 「二人、戦闘準備。」

蒼 「え? なんでですか?」

叶羽 「千夏さんの言うことだし・・・。信じておこう」

 二人は武器庫へ向かった。

 〜数時間後〜

蒼 「やっぱりお客さん来ないですね。オーネ区だから仕方ないか。」

叶羽 「そうね。ていうか、千夏さん! 戦闘準備って何なんですか!? 敵来ないじゃないですか!」

千夏 「直に分かる」

叶羽 「はぁ〜」(額を抑えて首を振る)

千夏 「・・・来た」

 その時、バタンとドアが乱暴に開けられた。

??? 「治安維持機関だ! お前らを違法案内の容疑で逮捕する!」

叶羽 「うっそでしょっ!?」

蒼 「って、貴方御堂さんじゃないですか!
   ユネア区の治安維持部隊ですよね!? なんでここに?」

[漢字]御堂[/漢字][ふりがな]みどう[/ふりがな] [漢字]香澄[/漢字][ふりがな]かすみ[/ふりがな] 「ユネア区指名手配の『柳』を追いかけたら、ここに来まして」

叶羽 「おい柳!」

柳 「うるせぇ! 尾行はしっかり撒いたぞ!」

 よく見たら、御堂の後ろに手錠された柳が居た。

御堂 「私にかかれば追跡など簡単なことです。
    さあ皆さん、抵抗せずお縄にかかりましょうか」

千夏 「二人、頼んだ」

蒼 「ちょっ、無理ですよぉッ!」

御堂 「そういえば貴方は・・・八神さんですか。懐かしいな」

 御堂は、蒼に向けて怪しげな笑みを浮かべた。

蒼 「ひッ。嫌だッ、もどッ、戻りたくないッ」

叶羽 「ちょっ、蒼!?」

御堂 「八神さんは研究機関の実験体でしたが、脱走しまして・・・。
    都合がいいですし、研究機関に連れ戻すことにしましょう」

 御堂は、胸の前で手に拳を打った。
 叶羽が御堂に向かって銃を打った。が、御堂は軽く躱した。

 叶羽が銃を連射する。御堂はそれを軽々と躱し続けた。

 御堂は、弾丸を躱しながら、ゆっくりと叶羽に歩み寄った。

叶羽 「来ッるなぁっ・・・!」

 ついには御堂が、叶羽の銃を掴み、放り投げた。

御堂 「貴方も逮捕ですね」

千夏 「蒼、ドアを開けて!」

蒼 「はッはいッ」

 蒼がアジトのドアを開ける。その先には、手錠された柳が居た。

御堂 「逃げる気ですか・・・。ったく・・・」

千夏 「柳! 能力!」

柳 「自害しろ! 御堂!」

御堂 「何っ?」

 御堂は、放り投げた叶羽の銃を持ち上げ、自分の頭に押し当てた。

 カチッ。引き金を引いた音だけが、乾いた空間に響いた。

叶羽 「あ、弾切れしてたんだった」

柳 「叶羽ァ!! お前ェ!」

叶羽 「てへっ(てへぺろの顔をする)」

柳 「洒落にならないって!」

御堂 「まあいいです、全員揃って逮捕・・・」

??? 「そこまでだ、人間。」

 アジトの外から、冷えた声がした。
 そちらに目をやると、少女が三人立っていた。

??? 「私達は雨の巫女よ。たった今、ここは花雨領域に飲み込まれた。
     貴方がたを侵入者と見なし、排除する。投降するなら、身の安全は保証するわ」

??? 「ねぇ雫〜、お仕事いつ終わるの〜? 僕疲れたぁ〜」

??? 「・・・」

[漢字]霊羽[/漢字][ふりがな]れいは[/ふりがな] [漢字]雫[/漢字][ふりがな]しずく[/ふりがな] 「一旦黙ってなさい、みや。大事な場面よ」

[漢字]枇杷[/漢字][ふりがな]ひわ[/ふりがな] みや 「は〜い↓」

霊羽 「和歌菜、雨にしといて」

[漢字]天音[/漢字][ふりがな]あまね[/ふりがな] [漢字]和歌菜[/漢字][ふりがな]わかな[/ふりがな]「分かった」

 途端、外からザァーという音がした。

千夏 「巫女。我々は投降する」

 その合図に合わせ、蒼と叶羽が両手を上げた。
 巫女の後ろの柳も、両手を上げた。

御堂 「ちょっ、どういうこと?」

霊羽 「お前だけだな、侵入者は」

千夏 「我々は失礼する」

 千夏は、ずっとカタカタしていたノートパソコンを閉じ、右手で抱えながらアジトを出た。
 蒼と叶羽も千夏の後に続く。

御堂 「おいっお前ら!」

霊羽 「貴方の相手は私達だ」

 巫女たちが武器を構えた。

 一方、千夏たちは・・・。

叶羽 「ちょっ、何この手錠っ、外れないんだけど」

柳 「おい乱暴に外すなっ!」

叶羽 「よしっ! とれたよ!」

柳 「・・・ありがとな」

蒼 「千夏さん、この大雨浴びていいんですか?」

 千夏は、アジトの出入り口の小さな屋根から出て、雨を浴びていた。
 花雨領域の雨は、マクロフィラ毒素を含んでいる。長時間浴び続けると結晶化するのだ。

千夏 「大丈夫。行くよ」

 千夏は、小さな傘を奪い合う三人を横目に、雨の中を歩き始めた。

作者メッセージ

ちょっと方向性がズレたかな?
消された設定は捏造します、すみません

2026/01/27 11:14

シロツメクサと朝ぼらけ
ID:≫ 1rbH5j8ImDtsI
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