「エレベーターガイド」
行き先の階のボタンを押してください。
「サポートガイド」
まず、2階へ行くよ。
「セラフ」
はいっ。
「2」のボタンを押す。ランプが灯いた。
「サポートガイド」
各階には、フロアの住人と呼ばれる生命体がいるの。
住人が持つ鍵をもらえれば、次の階へ進めるわ。
「セラフ」
へぇ〜。
「エレベーターガイド」
2階、凪影アキラのフロアでございます。
チン、と音が鳴って、エレベーターのドアが開く。
「サポートガイド」
2階は凪影さんね。この塔の管理人さんだよ。
エレベーターを降りる。
2階は、1階ととても似ていた。
アイボリーの床、天井、壁。そして、奥にいる誰か。
「???」
ようこそいらっしゃいました、[漢字]虚迷宮[/漢字][ふりがな]うつろめいきゅう[/ふりがな]へ。
登録[漢字]No.[/漢字][ふりがな]ナンバー[/ふりがな]287456、セラフ様ですね。
「セラフ」
は、はいっ。
「???」
ああ、失礼。私は凪影アキラと申します。
「凪影アキラ」
本館の管理人を務めさせていただいております。以後、お見知り置きを。
そして、本館はお客様に「諦め」を提供する安らぎの場。何をするもお客様の勝手です。
たったっと彼に近寄る。
凪影さんは、高級感のある黒い大理石のカーブしたカウンターの奥で立っていた。
カウンターがとても高い。私が背伸びしてギリギリ机の上のものが見えるほどだ。
凪影さんは、黒髪で、青い目をしていた。青っぽい黒のスーツに身を包んでいる。
端正な顔立ち。メガネがかっこいい。
そしてとても高身長だ。私二人分くらいはありそうな。
「凪影アキラ」
さて、こちらが2階の鍵です。
後ろのエレベーターのスキャナーに、この鍵をかざしてください。3階がアンロックされます。
ご案内は以上です。では、ご武運を。
カウンター越しに渡された鍵を受け取る。鍵は、白いアンティークなデザインだった。
凪影さんは、ぺこりと頭を下げた。
「サポートガイド」
とりあえず行こうか。鍵ももらったことだし。
「セラフ」
う、うん。
サポート、じゃなくてお姉ちゃんに急かされ、エレベーターに駆け出す。
一度、カウンターのほうを振り向く。
凪影さんが、こちらをニコニコと見つめていた。
少し親しみを覚えるけれど、どこか怖い笑顔だった。
エレベーターに乗り込む。勝手にドアが閉まる。アナウンスが流れる。
「エレベーターガイド」
行き先の階のボタンを押して下さい。
「サポートガイド」
そこにもらった鍵をかざして。
数字が書かれたボタンがずらりと並ぶところの反対側に、スキャナーがあった。
スキャナーから、赤い光が漏れ出ている。
白い鍵をかざすと、ピッと音が鳴った。
「エレベーターガイド」
3階をアンロックしました。
「サポートガイド」
さ、行こうか。
私は、恐る恐る「3」のボタンを押した。
行き先の階のボタンを押してください。
「サポートガイド」
まず、2階へ行くよ。
「セラフ」
はいっ。
「2」のボタンを押す。ランプが灯いた。
「サポートガイド」
各階には、フロアの住人と呼ばれる生命体がいるの。
住人が持つ鍵をもらえれば、次の階へ進めるわ。
「セラフ」
へぇ〜。
「エレベーターガイド」
2階、凪影アキラのフロアでございます。
チン、と音が鳴って、エレベーターのドアが開く。
「サポートガイド」
2階は凪影さんね。この塔の管理人さんだよ。
エレベーターを降りる。
2階は、1階ととても似ていた。
アイボリーの床、天井、壁。そして、奥にいる誰か。
「???」
ようこそいらっしゃいました、[漢字]虚迷宮[/漢字][ふりがな]うつろめいきゅう[/ふりがな]へ。
登録[漢字]No.[/漢字][ふりがな]ナンバー[/ふりがな]287456、セラフ様ですね。
「セラフ」
は、はいっ。
「???」
ああ、失礼。私は凪影アキラと申します。
「凪影アキラ」
本館の管理人を務めさせていただいております。以後、お見知り置きを。
そして、本館はお客様に「諦め」を提供する安らぎの場。何をするもお客様の勝手です。
たったっと彼に近寄る。
凪影さんは、高級感のある黒い大理石のカーブしたカウンターの奥で立っていた。
カウンターがとても高い。私が背伸びしてギリギリ机の上のものが見えるほどだ。
凪影さんは、黒髪で、青い目をしていた。青っぽい黒のスーツに身を包んでいる。
端正な顔立ち。メガネがかっこいい。
そしてとても高身長だ。私二人分くらいはありそうな。
「凪影アキラ」
さて、こちらが2階の鍵です。
後ろのエレベーターのスキャナーに、この鍵をかざしてください。3階がアンロックされます。
ご案内は以上です。では、ご武運を。
カウンター越しに渡された鍵を受け取る。鍵は、白いアンティークなデザインだった。
凪影さんは、ぺこりと頭を下げた。
「サポートガイド」
とりあえず行こうか。鍵ももらったことだし。
「セラフ」
う、うん。
サポート、じゃなくてお姉ちゃんに急かされ、エレベーターに駆け出す。
一度、カウンターのほうを振り向く。
凪影さんが、こちらをニコニコと見つめていた。
少し親しみを覚えるけれど、どこか怖い笑顔だった。
エレベーターに乗り込む。勝手にドアが閉まる。アナウンスが流れる。
「エレベーターガイド」
行き先の階のボタンを押して下さい。
「サポートガイド」
そこにもらった鍵をかざして。
数字が書かれたボタンがずらりと並ぶところの反対側に、スキャナーがあった。
スキャナーから、赤い光が漏れ出ている。
白い鍵をかざすと、ピッと音が鳴った。
「エレベーターガイド」
3階をアンロックしました。
「サポートガイド」
さ、行こうか。
私は、恐る恐る「3」のボタンを押した。