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曲パロです

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《リクエスト募集中》曲パロ / プレイリスト

#22

Shadow Shadow / Azari


 娼館が立ち並ぶ街の隅。
 カチン、と音が鳴る。

 目を開くと、目の前には転がる金貨。
 見上げると、そこには貴族の男性。

 目を伏せて、彼を路地裏に連れ込む。

 暴いて喰わずとも、中身は空っぽだと分かっている。

 笑顔で絆し、悪魔の腰に右手をかける。

 迷わず、ナイフで刺す。



 私はもうすでに狂っている。

 そんなことは分かっている。

 孤独に、貴族の男性から金を剥ぎ取る。

 何回もそれを繰り返す。



 金が足りない。

 カチン、と音が鳴る。金貨だ。

 今宵もハイエナたちは狩りに出ている。

 また殺し、焼く。灰の山が残る。

 今宵も知らない貴い方を刺す。

 その音に酔っている。

 服を剥ぎ取り、金の数を数える。

 ため息。

「見つけたぞ。捕まえろ!」

 警察の声。

 取り囲まれ、なすすべなく捕まる。

 路地裏から引きずり出され、はっと息を飲む。

 貴族の男性たちが、こちらをニヤニヤと見つめている。

「何人も殺したんだろ? その汚い左手でなぁ!」

 一番偉いと思われる警察が、私の左手を切り落とした。

「いい知らせだ。お前には×××様の元に嫁入りしてもらう」

 知らない名前。

 だが、汚い庶民を召し上げるというなら、悪虐の限りを尽くしている悪徳貴族なのだろう。

 周りの貴族の反応からして。

「おっと、左手がないんだったな。仕方ない、右手にはめておこう」

 がしっと掴まれた右手に、無理やり結婚指輪が嵌められる。

「これは×××様からの贈り物だ」

 そして、分厚くて長い足輪を、右手に嵌められる。

 ぎっちり締め付けられる。痛い。

「よし、連れていけ」

 首元に、がんっという音が響く。

 首輪、足輪、指輪。

 絶対、これは、、鉛、だ・・・。

2026/01/09 09:30

シロツメクサと朝ぼらけ
ID:≫ 1rbH5j8ImDtsI
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