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再逢の預言者

 一面の白詰草。

 真ん中に、女性が立っている。

 ただただ白いワンピース、麦藁帽子。

 風で靡いている。

 女性は、ふと気づいたかのようにこちらに振り向く。

 麦藁帽子に添えられた、クローバーの髪留めが目に留まる。

 女性は一心にこちらを見つめている。

「ねぇ知ってる?」

 凛とした声。

「白詰草ってね、」






「秋を過ぎた頃に枯れるんだよ。」








 さああっ、と風が吹き抜ける。

 青空と白い雲がどろりと溶ける。

 恐る恐る、視線を落とす。

 地面の「一面に咲いていたはずの白詰草」は、茶色に変色して萎れていた。



「じゃあね。」



 その一声に、

 〝私〟は一瞬にして掻き消えた。
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