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曲パロです
「あのさ、さっさと決めてくんない?」
「ごめん、ちょっと聞こえないや・・・」
「小声過ぎるんだよ、もっとはっきり喋れよ」
「気弱すぎるのもウザいよね〜」
「はぁ〜・・・」
慣れないセーラー服を着て、わざわざ苦しい学校に行く。
息が詰まりそうな、苦しい思いをする。
こんなことをする意味って、あるんだろうか。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「××ちゃん? 大丈夫?」
「ふぁっ!?」
「ああ、ごめん、寝てたか。いいよ、寝てて」
驚きで飛び出た奇声が、恥ずかしい。
優しい幼馴染の顔。
久しぶりに会って、道端で泣き出しちゃった私を一人暮らしの家に上げてくれた幼馴染。
白いもふもふのカーペットの上、私は三角座りで蹲る。
「お風呂、入る?」
「いいよ、ありがとう」
「・・・それってさ、遠慮? それとも、入りたくないって気持ちから?」
「・・・」
「遠慮なら、お風呂入ってほしいな。辛いんでしょ? ね?」
「・・・ぅぁあっ」
幼馴染の優しさが、心に沁みた。
「あっ、ごめんね?」
「ごめ、んね、ほん、とに、ごめん」
「謝らなくていいんだよ、一番辛いのは××ちゃんなんだから」
「あ、あり、がとう・・・」
彼は、泣きじゃくりはじめた私に優しく寄り添ってくれた。
結局、そのあと、お風呂に入らせてもらった。
彼は、私の家出の理由も一切聞かなかった。
本当に、彼の優しさが心に沁みた。
逆に、罪悪感で心を痛めた。
空っぽなはずなのにね。
「あのさ。もし、××ちゃんがさ、辛さを理解してほしいとか、吐き出したいとか、そう思ったら遠慮なく俺に言ってね」
「・・・ありがと」
「全然。それで、××ちゃんはどこで寝る? 俺のベッドが・・・」
「あ、私、寝ないから、いいよ」
「え・・・」
「あ、ごめん。・・・あの、寝れないの」
「なるほど。じゃあ、ベッドに入るだけ入りなよ。ほら、ほら」
「え、えっと・・・」
「頑張ってみよう? 大丈夫、絶対に俺が××ちゃんを守るから」
あ・・・。
カイシンノイチゲキ!
トドメ!
「あ、あり・・・!」
必死に感謝を伝えようと声を出したが、すぐに嗚咽に上書きされる。
崩れ落ちる。
「ど、どうしたの? ごめんね?」
「いや、あ、あな、あなたは悪くないの。っ、っ、ごめん、ね・・・」
「まずは落ち着こうか」
彼は、私にそっと布団をかけ、すぐにホットミルクを淹れてくれた。
「あのね・・・」
泣き腫らした顔で、すべてを語った。
学校のこと。
家族のこと。
辛かったこと。
ずたずたに引き裂かれて空っぽになった心が、彼の優しさで少しでも癒えたこと。
「辛かったね。辛かったね」
彼は、ずっと寄り添ってくれた。
「それで、明日なんて、来なくていいのに、ってずっと思っちゃうの。だから、朝、起きれないの。
だから、寝れないの」
すべてを吐き出した爽快感。
「今まで、よく頑張ったね。君はもう一人じゃない。変わろうと思わなくていいよ。君は君のままでいいんだよ」
「・・・周りが変わることを望むな、って言うのに?」
「自分を歓迎してくれる場所に行けばいい。自分を冷遇してくる場所に居続ける意味はないじゃん?」
「・・・じゃあ、◯◯くんは、今、幸せ?」
「うん。××ちゃんがいるしね」
自分の顔が赤くなっていくのが分かった。
「ふっ、可愛い」
「えっ?」
「さ、寝ようか。明日のことなんか考えなくていい。今はそれでいいから」
「ん、ありがとう、◯◯くん」
◯◯くんの隣は、とても温かかった。
「ごめん、ちょっと聞こえないや・・・」
「小声過ぎるんだよ、もっとはっきり喋れよ」
「気弱すぎるのもウザいよね〜」
「はぁ〜・・・」
慣れないセーラー服を着て、わざわざ苦しい学校に行く。
息が詰まりそうな、苦しい思いをする。
こんなことをする意味って、あるんだろうか。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「××ちゃん? 大丈夫?」
「ふぁっ!?」
「ああ、ごめん、寝てたか。いいよ、寝てて」
驚きで飛び出た奇声が、恥ずかしい。
優しい幼馴染の顔。
久しぶりに会って、道端で泣き出しちゃった私を一人暮らしの家に上げてくれた幼馴染。
白いもふもふのカーペットの上、私は三角座りで蹲る。
「お風呂、入る?」
「いいよ、ありがとう」
「・・・それってさ、遠慮? それとも、入りたくないって気持ちから?」
「・・・」
「遠慮なら、お風呂入ってほしいな。辛いんでしょ? ね?」
「・・・ぅぁあっ」
幼馴染の優しさが、心に沁みた。
「あっ、ごめんね?」
「ごめ、んね、ほん、とに、ごめん」
「謝らなくていいんだよ、一番辛いのは××ちゃんなんだから」
「あ、あり、がとう・・・」
彼は、泣きじゃくりはじめた私に優しく寄り添ってくれた。
結局、そのあと、お風呂に入らせてもらった。
彼は、私の家出の理由も一切聞かなかった。
本当に、彼の優しさが心に沁みた。
逆に、罪悪感で心を痛めた。
空っぽなはずなのにね。
「あのさ。もし、××ちゃんがさ、辛さを理解してほしいとか、吐き出したいとか、そう思ったら遠慮なく俺に言ってね」
「・・・ありがと」
「全然。それで、××ちゃんはどこで寝る? 俺のベッドが・・・」
「あ、私、寝ないから、いいよ」
「え・・・」
「あ、ごめん。・・・あの、寝れないの」
「なるほど。じゃあ、ベッドに入るだけ入りなよ。ほら、ほら」
「え、えっと・・・」
「頑張ってみよう? 大丈夫、絶対に俺が××ちゃんを守るから」
あ・・・。
カイシンノイチゲキ!
トドメ!
「あ、あり・・・!」
必死に感謝を伝えようと声を出したが、すぐに嗚咽に上書きされる。
崩れ落ちる。
「ど、どうしたの? ごめんね?」
「いや、あ、あな、あなたは悪くないの。っ、っ、ごめん、ね・・・」
「まずは落ち着こうか」
彼は、私にそっと布団をかけ、すぐにホットミルクを淹れてくれた。
「あのね・・・」
泣き腫らした顔で、すべてを語った。
学校のこと。
家族のこと。
辛かったこと。
ずたずたに引き裂かれて空っぽになった心が、彼の優しさで少しでも癒えたこと。
「辛かったね。辛かったね」
彼は、ずっと寄り添ってくれた。
「それで、明日なんて、来なくていいのに、ってずっと思っちゃうの。だから、朝、起きれないの。
だから、寝れないの」
すべてを吐き出した爽快感。
「今まで、よく頑張ったね。君はもう一人じゃない。変わろうと思わなくていいよ。君は君のままでいいんだよ」
「・・・周りが変わることを望むな、って言うのに?」
「自分を歓迎してくれる場所に行けばいい。自分を冷遇してくる場所に居続ける意味はないじゃん?」
「・・・じゃあ、◯◯くんは、今、幸せ?」
「うん。××ちゃんがいるしね」
自分の顔が赤くなっていくのが分かった。
「ふっ、可愛い」
「えっ?」
「さ、寝ようか。明日のことなんか考えなくていい。今はそれでいいから」
「ん、ありがとう、◯◯くん」
◯◯くんの隣は、とても温かかった。
- 1.1000年生きてる / いよわ
- 2.くろうばあないと / いよわ
- 3.ビターチョコデコレーション / syudou
- 4.Overdose / なとり
- 5.あの夏が飽和する。 / カンザキイオリ
- 6.モニタリング / DECO*27
- 7.化けの花 / なきそ
- 8.混沌ブギ / jon-YAKITORY
- 9.グッバイ宣言 / Chinozo
- 10.DAYBREAK FRONTLINE / Orangestar
- 11.アスノヨゾラ哨戒班 / Orangestar
- 12.電機 / 原口沙輔
- 13.共依存 / ちいたな
- 14.今はいいんだよ。 / MIMI
- 15.Be My Guest / Azari
- 16.ウルフィズム / ふぁるすてぃ
- 17.ギラギラ / Ado
- 18.アンヘル / かいりきベア
- 19.堕落ちゃん / ¿?
- 20.あいしていたのに / MARETU
- 21.IMAWANOKIWA / いよわ
- 22.Shadow Shadow / Azari
- 23.雨乙女 / Raon
- 24.ゆびきりレイン / カラフルピーチ