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曲パロです

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《リクエスト募集中》曲パロ / プレイリスト

#7

化けの花 / なきそ 

「うそ」

 SNSを開いた途端、自分が炎上する様子が飛び込んで来た。

「嘘吐いてたんかよ
 あーあ、ずっと××だと思ってたのに
 金返せこの嘘つき!」
「ていうか、炎上二回目じゃね?
 やっぱり、炎上の素質があったってことだな😀」
「ざまあ」
「自業自得、来世に期待だな」
「この炎上っぷり、可哀想だとは思ったけど
 原因見たら自業自得だと思ったわ」
「流石にもう引退やろ」
「引退すべき!
 もうここまで来たら存在価値ない」

 反射的に、スマホの電源を切ってソファに投げ捨てた。
 私はアイドル。グループ内でそれなりの人気があった。

 だが、友人が一つの秘密を暴露したのだ。
 その秘密一つで、私のアイドル像は崩壊し、大炎上している。
 私は何も言えないし、この炎をかき消すことはできない。
 何か言ったら、油を注ぐだけ。
 他の炎上に気になっていなくなる「花」もいるけど、一瞬目をやるだけですぐ戻ってくる。

 頭を抱え込み、しゃがみ込む。

 「特定班」と呼ばれる連中が私の秘密をどんどん暴露していく。
 根拠のない、嘘で作られた秘密さえも信用され、私の評判はどんどん堕ちてゆく。

 私のことを理解できないなら、見ないで。
 やめて。やめて。

 誰も助けてくれる人間はいない。
 私のアイドル像はもう、元に戻らない。
 以前の炎上は立ち直れたけれど、もう無理だ。

 私のことを理解できないなら、消えて。いなくなって。
 でも、「アイドル」に「ファン」は必要不可欠。いなくならないで。

 今まで、皆の期待に応えるがためにしてきた「化粧」が、今となっては皆に「醜く」映る。
 どんな未来でも、私は理解されない。

 あのツイートが、私の視界に入り込んで来る。
 「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」「死ね」

 そうだね。
 私は生まれて来ちゃいけない存在だったんだ。

 生まれ落ちた罰を受けるかのように、
 私は首を吊った。
 息の根が止まった。

作者メッセージ

この小説を読んだ上で、SNSは存在すべきだと思いますか?

2025/09/27 09:33

シロツメクサと朝ぼらけ
ID:≫ 1rbH5j8ImDtsI
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