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《リクエスト募集中》曲パロ / プレイリスト

#6

モニタリング / DECO*27

本編を読み終えてから、「モニタリング」を視聴することを推奨します。

◇ ◆ ◇ ◆ ◇

 俺は東京で一人暮らしをしている。
 今日も今日とて、家でくつろいでいると、インターホンが鳴った。

 俺は異変を感じた。
 普通のマンションには、インターホンが二種類ある。
 エントランスの来客が鳴らすインターホンと、ドアの前の来客が鳴らすインターホン。
 そして、今鳴ったのは、ドアの前の来客が鳴らすインターホンだった。

 それはつまり、同じマンションの住人が鳴らしたに他ならない。
 さらに、俺は隣人付き合いが一切ない。同じマンションの住人に知り合いは一切居ないのだ。

 恐る恐る、ドアスコープを覗く。
 うろ覚えだが、隣のJKだった。左目に眼帯をしており、学生服を着ている。

 彼女は、インターホンを鳴らし、数回ノックした後、帰って行った。
 俺は、玄関前で崩れ落ちた。

 それが何日も何日も続いた。
 彼女はスマホを右手に構え、不安そうな顔でインターホンを鳴らし、不安げな背中を見せつけながら去ってゆく。
 何をしに来ているのか、分からなかった。

 毎日毎日、懲りずにずっと、俺を見ようとしている。
 もしかして、彼女は俺の弱味を握るために・・・・・・?
 俺をいじめるために・・・・・・?
 嫌だ、嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!

 毎日毎日、不安とストレスが積もり積もる。
 抜け毛も増えたし、視界に透明なミミズが動きはじめたりした。
 本当に嫌だ。

 彼女の目的が分からない。
 怖い。怖い。怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。

 毎日毎日、俺は疑問を抱く。
 外に出れなくなり、すべてを配達に頼んだ。

 今日も、ピンポーンとインターホンが鳴った。
 俺は、重いまぶたと重い足を持ち上げながら、懲りずにドアスコープを覗く。
 今日もまた、俺の弱味を知るために、俺の部屋を訪ねたのか?

 彼女は、不安そうにスマホを抱え、不安そうな表情を見せている。
 俺はひらめいた。

 もしかしたら、彼女は、俺のこと好きなのか・・・・・・?

 次第に、次の日も次の日も、そう思うようにいなってしまった。
 彼女は俺のことが好き。
 それが脳に染み込んでいく感覚があった。

 でも、理性はそうではないと叫んでいた。
 違う。そんなはずはない。俺はクズなのだから。

 理性が本能を説得しようとする言葉さえも、俺の心を抉った。
 ある日、彼女は口を開いた。

「君が一人で泣いてること知ってるよ。
 その涙を、何度だって受け止めてあげる。
 だから、その涙を、出してってば」

 彼女は、俺を愛しているんじゃない。
 俺を支配し、虐めようとしているのだ。
 本能はそう確信した。

 だが、理性はまた別のことを叫んだ。
 違う! 彼女は俺を心配してくれているんだ!
 俺の悲しみを、分かち合おうとしてくれているんだ!

 思い出した。
 彼女は俺のクラスメイトだった人間。
 中学でいじめられていた俺を、唯一気にかけ、優しくしてくれた人間だ。
 彼女もいじめられてしまうから、表立って助けてはくれなかったけど。
 俺の心の中で、唯一優しく映る人間だ。

「・・・うん」

 俺は覚悟を決めた。
 ドアを開けた。

作者メッセージ

一つ前が4500文字だったせいで、1200文字が長いのか短いのか分からなくなってきました。
以上、ここあ2025様リクエストの「モニタリング / DECO*27」でした。
筆者の脳には理解できない歌詞とMVだったので、考察サイトを読んで書かせて頂きました。すみません。

次はリクエスト一旦休んで、筆者の嗜好を出そうと思っています。
リクエスト待ちの皆様、誠に申し訳ございませんm(__)m

2025/09/27 09:33

シロツメクサと朝ぼらけ
ID:≫ 1rbH5j8ImDtsI
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