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スズネコ様の「16兄妹はとにかくうるさい!?」と設定が似ておりますが、スズネコ様の承認を得ております。ご了承ください。
ソウタ視点
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「ソウ兄〜、相談があるんだけどー」
ユキが、俺に話しかけて来た。
「いいけど、俺でいいのか? タム兄とかのほうが・・・」
「別にいいじゃん」
ユキは、俺の袖を引っ張りながら、俺をユキの部屋に招き入れた。
「あ、ちょっと待ってて」
ユキの部屋は、床が見えなかった。
紙、紙、紙。紙の柄をしたカーペットかと思うくらいだ。
ユキはテキトーに紙を積み上げ、俺の座るスペースを作った。
ユキは自分の椅子に座りやがった。俺に譲れよ、俺は一応兄だぞ。
「ユキさ、昔部屋を爆破したことあるじゃん?」
「あ〜、懐。そんなこともあったな」
「あれさ、あのときは化学実験て嘘ついたけど。
本当は、勝手に手から爆弾出てきて、焦って落としただけなんだ」
「だけじゃないだろ、大事になったんだぞ!」
「まあまあ落ち着いて」
ウゼェ。
爆弾が出て来る、それはつまり『異能』だな。
「で? 何で俺に相談したんだ?」
「まあ誰でもよかったし。あと、上の8人組、良からぬことしてるでしょ?」
ギクリ。
自分の心が、代弁してくれた。
「・・・何言ってるんだ?」
「人殺し、麻薬密売、人身売買。そういうことやってるんでしょ?」
「・・・なわけないだろ、マンガの読みすぎだ」
「ソウ兄は嘘つくの下手だね。見え見えだけど?」
ハァ。
ダリ。
どう報告すっかなぁ〜?
「で? どうしたいんだ、ユキは?」
「仲間に入れてよ」
「後戻りはできないぞ?」
「いいよ。ソウ兄ができるんならユキにもできるはずだし」
とことんウゼェな。
「分かったよ。案内する、ついて来い」
床から立ち上がり、ユキを後ろにユキの部屋から出る。
そして、ソラの部屋に入って通信を繋いでもらった。
『ザザ――、聞こえるかー?』
『点呼!』
『タム』『ルカ』『ヒナ』『ラノ』『ショウ』『ソウタ』『アミ』『ソラ』
『えーと。報告、ユキが異能を発現した』
『嘘!』『マジでー?』
『ああ。ソラ、ユキにも繋いでほしい』
『分かりました』
『・・・あー、あー! ユキだよ!』
『てことは、ユキは入ることを望んだんだな?』
『うん』
『こいつを本部に案内しようと思うんだが。来れる人は来てほしい。以上だ』
『――ツッ』
通信が切れた。
ユキを連れ、裏の地下の入口に行く。
隠し扉を開く。ユキは驚かなかった。場所も想像がついていたんだろう。末恐ろし。
「連れて来たぞー!」
本部には、すでにヒナ姉、ルカ姉、タム兄、ショウ兄、ラノ兄、アミ、ソラが居た。
全員集合だったんかよ。
「みんなもユキみたいに能力あるのー?」
「あるよ」
「一番上から説明すれば?」
「そうだそうだー」
「分かったよ。俺は『怪力』」
「私は『千里眼』」
「私は『未来予知』」
以下略。
「私が『通信』です」
「へぇー。『死者蘇生』なんてあるんだ」
予想通り、ユキはアミの異能に興味を示した。
「ユキの異能は?」
「爆発物生み出せるって」
「じゃあ、爆発までの時間とか、ユキがいろいろいじれるなら・・・」
「殺傷性の高い銃が量産できるね」
「昔、化学実験とか言って部屋爆破したことあるじゃんか? あれが異能だったって」
「じゃあ、副作用は?」
「副作用って何? おいしいの?」
克服していやがるー。
羨ましいぜー。あの苦しみがないとは!
「もう克服してんの?」
「速すぎる」
「いいなー」
「羨まし」
「克服で思い出したけど。ラノも克服してるよね?」
「えっ・・・と・・・はい。してます」
急に話を振られたラノ兄がキョドる。
「あと克服してる人間は?」
・・・誰も挙手しない。
「じゃあ現状は、タム兄とルカ姉とラノとユキ、ってことね」
ヒナ姉がまとめた。
その瞬間。
地上で爆発する音が聞こえた。
◇ ◆ ◇ ◆ ◇
「ソウ兄〜、相談があるんだけどー」
ユキが、俺に話しかけて来た。
「いいけど、俺でいいのか? タム兄とかのほうが・・・」
「別にいいじゃん」
ユキは、俺の袖を引っ張りながら、俺をユキの部屋に招き入れた。
「あ、ちょっと待ってて」
ユキの部屋は、床が見えなかった。
紙、紙、紙。紙の柄をしたカーペットかと思うくらいだ。
ユキはテキトーに紙を積み上げ、俺の座るスペースを作った。
ユキは自分の椅子に座りやがった。俺に譲れよ、俺は一応兄だぞ。
「ユキさ、昔部屋を爆破したことあるじゃん?」
「あ〜、懐。そんなこともあったな」
「あれさ、あのときは化学実験て嘘ついたけど。
本当は、勝手に手から爆弾出てきて、焦って落としただけなんだ」
「だけじゃないだろ、大事になったんだぞ!」
「まあまあ落ち着いて」
ウゼェ。
爆弾が出て来る、それはつまり『異能』だな。
「で? 何で俺に相談したんだ?」
「まあ誰でもよかったし。あと、上の8人組、良からぬことしてるでしょ?」
ギクリ。
自分の心が、代弁してくれた。
「・・・何言ってるんだ?」
「人殺し、麻薬密売、人身売買。そういうことやってるんでしょ?」
「・・・なわけないだろ、マンガの読みすぎだ」
「ソウ兄は嘘つくの下手だね。見え見えだけど?」
ハァ。
ダリ。
どう報告すっかなぁ〜?
「で? どうしたいんだ、ユキは?」
「仲間に入れてよ」
「後戻りはできないぞ?」
「いいよ。ソウ兄ができるんならユキにもできるはずだし」
とことんウゼェな。
「分かったよ。案内する、ついて来い」
床から立ち上がり、ユキを後ろにユキの部屋から出る。
そして、ソラの部屋に入って通信を繋いでもらった。
『ザザ――、聞こえるかー?』
『点呼!』
『タム』『ルカ』『ヒナ』『ラノ』『ショウ』『ソウタ』『アミ』『ソラ』
『えーと。報告、ユキが異能を発現した』
『嘘!』『マジでー?』
『ああ。ソラ、ユキにも繋いでほしい』
『分かりました』
『・・・あー、あー! ユキだよ!』
『てことは、ユキは入ることを望んだんだな?』
『うん』
『こいつを本部に案内しようと思うんだが。来れる人は来てほしい。以上だ』
『――ツッ』
通信が切れた。
ユキを連れ、裏の地下の入口に行く。
隠し扉を開く。ユキは驚かなかった。場所も想像がついていたんだろう。末恐ろし。
「連れて来たぞー!」
本部には、すでにヒナ姉、ルカ姉、タム兄、ショウ兄、ラノ兄、アミ、ソラが居た。
全員集合だったんかよ。
「みんなもユキみたいに能力あるのー?」
「あるよ」
「一番上から説明すれば?」
「そうだそうだー」
「分かったよ。俺は『怪力』」
「私は『千里眼』」
「私は『未来予知』」
以下略。
「私が『通信』です」
「へぇー。『死者蘇生』なんてあるんだ」
予想通り、ユキはアミの異能に興味を示した。
「ユキの異能は?」
「爆発物生み出せるって」
「じゃあ、爆発までの時間とか、ユキがいろいろいじれるなら・・・」
「殺傷性の高い銃が量産できるね」
「昔、化学実験とか言って部屋爆破したことあるじゃんか? あれが異能だったって」
「じゃあ、副作用は?」
「副作用って何? おいしいの?」
克服していやがるー。
羨ましいぜー。あの苦しみがないとは!
「もう克服してんの?」
「速すぎる」
「いいなー」
「羨まし」
「克服で思い出したけど。ラノも克服してるよね?」
「えっ・・・と・・・はい。してます」
急に話を振られたラノ兄がキョドる。
「あと克服してる人間は?」
・・・誰も挙手しない。
「じゃあ現状は、タム兄とルカ姉とラノとユキ、ってことね」
ヒナ姉がまとめた。
その瞬間。
地上で爆発する音が聞こえた。