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曲パロ、気楽にやってこ〜 【njsj】

#21

⚠ハァ?⚠ ナンバーナイン 米津玄師 (🎉風楽奏斗🎉×VOLTACTION)

神様がサボって適当に創り出した世界を、僕は歩いていた。灼熱地獄と極寒地獄を行き来する砂時計。遥か先に、空を突き刺す小さな針が見えていた。


見上げた空のさらに上。向かいから滑るように飛んでいくのは、使い古された縫いぐるみを咥えたコウノトリの群れ。背後の空から飛んでいくのは、新品の縫いぐるみを咥えたコウノトリの群れ。そのうちの一羽が、僕の足元にポトリとテディベアを落としていった。僕はそれを拾い上げる。そこはかとなく笑って見えるテディベアを残して、コウノトリは何処かへ姿を消していく。
「どこに行こうかな」
そう考える間に、コウノトリの落とし物を、今度は僕が失くしていた。


風が吹かない砂の上に、誰かの小さな足跡が刻まれている。何人分、何十人分、何百人分もの足跡を辿っていくと、砂の上に小さな小さな穴が空いていた。片手を突っ込んで無理やりこじ開けたような雑な穴に吸い込まれるように、足跡はそこで途絶えていた。好奇心に駆られて、僕は穴の中を覗き込む。穴の向こうから、僕を呼ぶ声がした。僕の未来が見えた。


「いつか君達はこの世界を去るんだよ」
天使が僕にそう教えてくれた日から久しい。あぁ、ここが出口かと、今になってやっと気が付く。砂時計には、小さなヒビ割れが隠れていたんだ。案外、そのヒビ割れはキラキラと優しく光っていて綺麗だった。


穴の向こうから僕を呼ぶ声に、僕は叫んで返事をする。僕がこの砂漠を去って、母なる海の宮に移り住んだときに、この瞬間を覚えていられるようにとの願いも込めて。







外の世界は眩しくて、目も開けられない。やっと目が開いた頃には、何か大事なものを忘れた気がしたまま、偶々足元に広がっていた道に沿って歩いていた。気付いたときには足元の雑草で出来た小さな怪我が痒くなる道のり。その通過地点に、お前たちがいた。


僕たちは、この世界を生きるには、余りにもちっぽけすぎるのかもしれない。そんな僕たちが手を繋げば、永遠の時の流れが確かに僕たち4人を繋いだ。楽ではないこの道のりも、僕たちの人生ならば、この道の始まりから終わりまで全部、歩き切りたいんだと、道端のタンポポが願っていた。


僕たちはお互いにバラバラで、月が未完成のまま残していったパズルピース。それでも取り繕うのが馬鹿らしいくらいに、皆の前では素直になれる朝がいつも僕を待っている。


夜と朝の間の時間。月も太陽も眠った頃に、僕たちはケーキに蝋燭を灯す。


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作者メッセージ

風楽奏斗様の誕生日を祝って、こちらの作品を投稿させて頂きました。

曲パロの題材としている米津玄師様のナンバーナインという曲は、IRIS OUT等に比べたら知名度はかなり低いのですが、私がとても好きな曲です。考察してもらえると嬉しいです。

2026/03/25 15:38

花火
ID:≫ 6.vyqE1zzWDXY
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