天界。
神を含む多くの種族が住んでいる場所。
神は天使の中から選ばれ、神になった時点で成長や老化は止まる。
神の仕事は主に天界・魔界・人間界の3つの世界の管理など。全世界で最も上に位置する種族のためかなり忙しいが、意外と神達は自由に過ごしている。
「なあお前、最近ヤバいって噂の神知ってる?」
「プロテアのこと?」
「んーあいつもヤバいけど…俺が話したいのはサクラの方だよ」
「あぁ、確かにヤバいよねぇ。14歳だっけ?」
仕事の休憩中、人間と変わらないほど楽しそうに喋っている。
赤と青のオッドアイに、黒いメッシュの入った白髪が目立つ色彩の神・アルストロと、淡い水色のショートボブで紺色のマフラーを巻いた氷の神・ネモフィラ。
「確か、僕が神になったのは24歳だったかなぁ〜。アル君は22歳だっけ」
「今までで一番早く神になった奴でも17歳って聞いたぜ…まああいつは親の七光りみたいなとこもあるけど」
「あの子のお父さん、光の神のレブンスさんだっけ」
「まあプロテアも十分やべーけどな」
「人間界滅ぼそうとしてるもんね〜」
[水平線]
そのころ、町の人が状況を理解し始め、混乱が少し収まってきたころ。
植物の神“サクラ”は、ずっと前からそれを傍観していた。
サクラは見た目は全く普通の少女で、特徴と言えば花のような模様が刻まれたピンク色の瞳くらいだった。
「さっきからずっとそればっか見てるけど。楽しいかそれ?」
薄い黄緑色の髪をした赤目の男性がサクラに話しかける。
「お父さん別にいいじゃん。私今日は特に仕事無いし」
サクラがお父さんと呼んだ男性の方を向き、ポニーテールにした茶色の髪が揺れる。
男性の名前はレブンス。光の神である。
18歳で神になり、天界だけでなく魔界や人間界にも欠かせない“光”を管理してきた。
「あれ…?プロテア、なんか誰かとケンカしてる…見た感じ魔族か」
サクラが見下ろしている人間界では、プロテアと魔族…エメラルドが何か言い合っていた。
[水平線]
「お前頭終わってんなあ⁉︎自分が楽になるためだけに何億人も56すのかよ⁉︎」
「それが何だよ?悪いけど今俺太陽司ってるってだけで天界で一番偉いから。雑魚魔族の言うことなんか聞こえねえなw」
「誰が雑魚魔族だ‼︎てか今まではちゃんと仕事してたんじゃなかったのかよ⁉︎」
「前の太陽神のことなんか知らねえよ。まあとりあえずお前と喋ってるだけ時間の無駄だからもう56すね」
「やれるもんならやってみろよ!返り討ちに会いたくなければな‼︎」
威勢の良い言葉と同時に、エメラルドが愛用の斧を構える。
ジャンプしてそれを思い切りプロテアに振り下ろそうとするが。
「遅せーんだよ。雑魚魔族」
冷たいセリフと同時にプロテアは背後に回り、人々を操り人形にしていた赤い棘を振りかざす。
「……危ねッ…!」
ギリギリでそれをかわした時に靡いた長い前髪の下の目が、プロテアには一瞬見えた。
「…あれ?お前……」
体制を取り直し再び飛びかかろうとしたエメラルドの目が、また一瞬見えた。
その目は…
緑色。
「なーんだ、お前」
またプロテアは目にも止まらぬ速さで斧を避ける。
「緑目の魔族か、そりゃ雑魚だわwww」
「…………」
プロテアに嘲笑われても、エメラルドは冷静に彼を見つめていた。
神を含む多くの種族が住んでいる場所。
神は天使の中から選ばれ、神になった時点で成長や老化は止まる。
神の仕事は主に天界・魔界・人間界の3つの世界の管理など。全世界で最も上に位置する種族のためかなり忙しいが、意外と神達は自由に過ごしている。
「なあお前、最近ヤバいって噂の神知ってる?」
「プロテアのこと?」
「んーあいつもヤバいけど…俺が話したいのはサクラの方だよ」
「あぁ、確かにヤバいよねぇ。14歳だっけ?」
仕事の休憩中、人間と変わらないほど楽しそうに喋っている。
赤と青のオッドアイに、黒いメッシュの入った白髪が目立つ色彩の神・アルストロと、淡い水色のショートボブで紺色のマフラーを巻いた氷の神・ネモフィラ。
「確か、僕が神になったのは24歳だったかなぁ〜。アル君は22歳だっけ」
「今までで一番早く神になった奴でも17歳って聞いたぜ…まああいつは親の七光りみたいなとこもあるけど」
「あの子のお父さん、光の神のレブンスさんだっけ」
「まあプロテアも十分やべーけどな」
「人間界滅ぼそうとしてるもんね〜」
[水平線]
そのころ、町の人が状況を理解し始め、混乱が少し収まってきたころ。
植物の神“サクラ”は、ずっと前からそれを傍観していた。
サクラは見た目は全く普通の少女で、特徴と言えば花のような模様が刻まれたピンク色の瞳くらいだった。
「さっきからずっとそればっか見てるけど。楽しいかそれ?」
薄い黄緑色の髪をした赤目の男性がサクラに話しかける。
「お父さん別にいいじゃん。私今日は特に仕事無いし」
サクラがお父さんと呼んだ男性の方を向き、ポニーテールにした茶色の髪が揺れる。
男性の名前はレブンス。光の神である。
18歳で神になり、天界だけでなく魔界や人間界にも欠かせない“光”を管理してきた。
「あれ…?プロテア、なんか誰かとケンカしてる…見た感じ魔族か」
サクラが見下ろしている人間界では、プロテアと魔族…エメラルドが何か言い合っていた。
[水平線]
「お前頭終わってんなあ⁉︎自分が楽になるためだけに何億人も56すのかよ⁉︎」
「それが何だよ?悪いけど今俺太陽司ってるってだけで天界で一番偉いから。雑魚魔族の言うことなんか聞こえねえなw」
「誰が雑魚魔族だ‼︎てか今まではちゃんと仕事してたんじゃなかったのかよ⁉︎」
「前の太陽神のことなんか知らねえよ。まあとりあえずお前と喋ってるだけ時間の無駄だからもう56すね」
「やれるもんならやってみろよ!返り討ちに会いたくなければな‼︎」
威勢の良い言葉と同時に、エメラルドが愛用の斧を構える。
ジャンプしてそれを思い切りプロテアに振り下ろそうとするが。
「遅せーんだよ。雑魚魔族」
冷たいセリフと同時にプロテアは背後に回り、人々を操り人形にしていた赤い棘を振りかざす。
「……危ねッ…!」
ギリギリでそれをかわした時に靡いた長い前髪の下の目が、プロテアには一瞬見えた。
「…あれ?お前……」
体制を取り直し再び飛びかかろうとしたエメラルドの目が、また一瞬見えた。
その目は…
緑色。
「なーんだ、お前」
またプロテアは目にも止まらぬ速さで斧を避ける。
「緑目の魔族か、そりゃ雑魚だわwww」
「…………」
プロテアに嘲笑われても、エメラルドは冷静に彼を見つめていた。