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窓越し恋愛譚

#14

理由

優視点

「そういえば先輩、なんで私のこと好きなんですか?」

いきなり季子に聞かれ、僕は驚く。時があっという間に流れて夏休み。大好きな季子と多くいられる。

「え、なんで?」

「だって、私どこにでもいる学生ですよ?」

季子との距離(物理的)が少し近くなった。

季子の髪の香りがする。甘くて、どこか落ち着く香り。

「……一緒にいて落ち着けるところが好き」

「え〜?それ本当?」

「あはは、本当だから付き合ってるんでしょ」

そこへ、弥生ちゃんがやってくる。

「2人とも順調ね〜!はい、お菓子」

「わー!ミセスドーナツのポンデ・サークル!」

季子が目をキラキラ輝かせて、ニコニコしながらドーナツを頬張る。

「あと、ちょっとした仕草が可愛い」

「優先輩!ちょっと季子の可愛いところサラって言わないでくださいよー!聞いてるこっちが真っ赤になっちゃう!」

季子も顔が真っ赤になる。

「あと、些細なことで顔が真っ赤になるところも」

「そりゃさらっと言われたら照れます!」

「てかさ、2人とも」

弥生ちゃんが止めた。

[太字]「季子はなんで優先輩に敬語なのよっ」[/太字]

「え、だって先輩は敬うものだし……」

あ、そゆこと。

確かに恋人に敬語で接されるのはこっちとしてもなんか…あれである。

「季子、敬語じゃなくてもいいよ」

「じゃあ優先輩…」

「優先輩も禁止」

季子はあわあわしながら顔を真っ赤にし、消えるような声で言った。

「…優くん、恥ずかしいよ……」

……尊死。可愛すぎる。バッと抱きしめる。

「わっ」

「ふぇあふぉっ⁈」

季子は謎の可愛い奇声を発した。それでも必死に抱き返してくれる。

「あはは、可愛い」

そう言って季子の髪に顔を埋める。

「わーお。2人ともほんとに付き合いたて?めっちゃラブラブじゃん…」

弥生ちゃんが呆れたように、でも嬉しそうに言った。

季子の好きになった理由なんて、可愛いところなんて、無限に出てくるのが不思議だ。

「そういえば季子はなぜ?」

「窓越しに見た時の一目惚れです」

「敬語禁止」

僕は軽く季子をデコピン。

「痛っ…くない」

「あはは」

作者メッセージ

なんだこの愛おしすぎるカップルーーーーーーーーーーーー!!!!
永遠に推す!大好き!ほいほいほいほい!

2026/07/20 19:46

笹芽
ID:≫ 2eRGY3oC1RxsM
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学園恋愛切ない恋恋愛小説

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