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窓越し恋愛譚

#9

遠出(後編)

[太字]前回のあらすじ☆[/太字]
季子は優、美咲、弥生でショッピングセンターへ買い物に!

しかし、季子は優と美咲の仲良しな姿に引け目を感じてしまい……

[水平線]

[太字]弥生視点[/太字]

季子の元気がない。きっと優先輩と美咲[小文字](季子のことで呼び捨て)[/小文字]のことだろう。

(一途ねぇ……)

確かに、嫉妬しちゃうのもよくわかる。

私はずんずか美咲に歩み出た。

「美咲……先輩、少し話いいですか?」

[水平線]

「まだ、私が優を好きかって?」

美咲はきょとんとして言った。

ここは屋上庭園。ベンチに座って美咲と語らっている。優先輩は置いてきた(おい)。

「そうです。季子が…いえなんでもありません」

「私が、優を……ねぇ……」

美咲は少し笑ってから答えた。

「優と私は、噂が立ちすぎて。私、たくさんのいじめを受けたの。『優は私のもの』って」

「………」

「でね、配慮した優が別れ話を切り出したの。

これでいじめが終わるんだ、って私は即座にOKだした。でも…」

すこし言葉を詰まらせ、美咲は少し苦しそうな笑顔で笑った。

「[太字]まだすきなのかも[/太字]」

……

「そうですか」

私は立ち上がった。そのまま階段を駆け降りた。

……美咲の言葉も、共感できた。

[水平線]

[太字]季子視点[/太字]

浮かない顔を必死に追い払い、私は笑顔を作った。

「あ、弥生!」

私は階段を降りてくる弥生に駆け寄った。弥生の顔が浮かない。

「…季子、優先輩のことなんだけど…」

「あ、それ?それは…[太字]諦める[/太字]」

2026/06/02 17:13

笹芽
ID:≫ 2eRGY3oC1RxsM
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