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マフィア幹部は最凶最悪

#2

コンビ

青音は、今日も殺しをちゃちゃっと仕事を終わらせた。

今日はヘリが墜落したなぁ。。。危ない危ない。

落ちた時は痛かったけど、特殊な手術を施され、常人の10倍は体が強い。

(そうだ、首領に呼ばれてるんだったわ……めんどくさ…)

ーーー

「エリスちゅわーん♡このお洋服着・て・よ〜!」

「うるさいわねリンタロウのロリコン!!!」

執務室に行くと、首領とエリスが口論をしていた。…これ口論?

とにかくこっち側には気づいていないらしい。

異能、ろまん燈籠……「青音に首領が気づく現実」。

……

だめだ。青音の異能は、「触った人の現実を自分の思い通りに改変する異能」。

しかし。

触ったことのある人、そして残酷な現実しか変えられないという謎の代償がある。

「今回のは残酷じゃなかったかぁ」

「ん?青音君、いたの?」

首領が気づいて椅子に座った。

「青音です。首領、何かあったんですか?」

「君に相談がある」

首領は真面目な顔つきになって言う。

さっきのエリスへのデレデレ笑顔の面影は一切ない。

「君は強い。幹部の中で1番と言っても過言ではない。多分太宰君を超える強さだろう」

「あの鯖の味噌煮には敵いませんよ」

「太宰君はサバの味噌煮じゃないよー…私も嫌いだけど、鯖の味噌煮」

「ボスもあいつが嫌いなんですね」

「料理の方だけど……はい、そんなくだらない話はさておき」

首領はさっきよりも真面目な顔になって言った。

「……双黒をまたポートマフィア内で作る」

「え?でも芥川と武装探偵社の敦が………」

「敵対組織同士で双黒だなんて、私は気に入らない。ポートマフィアの2名で組ませる」

「私はあのコンビ好きですけどね」

「うるさいよー。……それで、君を中也君と組ませる事にした」

「へっ………中也さんとッッッ⁈」

すると、執務室に誰か入ってきた。

黒い帽子、オレンジ色の髪、黒色の外套……の袖に腕を通していない男性である。

「中也さんッッッ」

マフィア幹部 中原中也……………異能「汚れつちまつた悲しみに……」。

中也さんと同じ名前の文豪の詩集を愛読している青音は、びっくりした。

「あの文豪と組める⁈」と思ったら普通に幹部の方である。

「ろまん燈籠」

「あーダメダメ殺しちゃだめええええええ」

「この現実を変えようとしているだけです、首領」

「残酷系じゃねえから作動しねえだろ」

そして、2人は執務室を出た。

ーーー

「あー無理なんであなたのような10歳年上の男性とコンビを組まなあかんのです…?」

「俺だってなんで10歳年下の最凶幹部とコンビなんだよ……」

「鯖の味噌煮とコンビになるよりマシじゃないの?」

「まーそうだけどよぉ……よろしくなー」

「あ、組むんだ」

中也は自分の被っていた帽子を青音に渡した。

「いらないんですけど」

「コンビ結成の証だぞ。ありがたァァァく受け取れ」

「ろまん燈籠」

「無理だろアホ」

この2人、大丈夫だろか……

ーーー

太宰は考えていた。

夜山青音。現役マフィア幹部としては最年少。

「………青音ちゃんも幹部なったんだねぇ…………」

太宰は窓から空を見上げてつぶやいた。

「こっから飛び降りよっかな」

「太宰仕事しろ」

2025/12/13 19:02

笹芽
ID:≫ 2eRGY3oC1RxsM
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