文字サイズ変更

窓越し恋愛譚

#7

嫉妬

『季子ちゃん、僕は美咲を意識しちゃう。別れたのにね』

『まだ諦められてないんじゃないですか?』

そう言ったことを、私は後悔することになった。

[水平線]

入寮して早くも3日……

先輩の風呂上がり姿と私服姿にドキドキして、弥生に「告れ!」と急かされる日々。

そんな日々にも慣れてきた。

[水平線]

その日、中1は部活がなかったため、早く帰ることができた。

「…ねえ季子、優先輩に告りなよ!」

「え〜……無理…だって優先輩は……」

元カノがいるから、と言おうとしたが我慢して唇を噛む。

美咲先輩。美人で誰にでも優しく、真面目。

それでいて話していて楽しくてフレンドリーな少女。

………私と優先輩は釣り合うわけないんだ。

[水平線]

ある日、弥生が友人と泊まりがけで遊びに行ったため、優先輩と2人きりになった。

「優先輩、美咲先輩のことどう思ってるんですか?」

ほんのイタズラな心と、そわそわした気持ちを混ぜていってみた。

「え、美咲?中1にも噂が広まってるのかぁ。ははっ」

優先輩は笑う。笑い方が可愛くて愛らしい。

「はい、弥生から聞きまして」

「弥生ちゃんかぁ。あの子の情報網はすごい広いからね」

ふっと息をつくと、優先輩は少し笑った。

「季子ちゃん、だれにもいわないでね?」

こくり、と頷く。優先輩はゆっくり続ける。

[太字] 「季子ちゃん、僕は美咲を意識しちゃう。別れたのにね」[/太字]

ガッと脳を金槌で叩かれたようなきがした。精一杯の声で言った。

「まだ諦められてないんじゃないですか?」

ついでにニヤッと笑って見せる。優先輩ははははっと笑う。

「季子、僕にとっての妹みたい。可愛いなあ」

……妹。

複雑な気持ちだった。私もははっと笑った。

多分自然に笑えていなかったと思う。

作者メッセージ

き、季子ぉぉぉぉ!

2026/05/25 09:08

笹芽
ID:≫ 2eRGY3oC1RxsM
コメント

この小説につけられたタグ

学園恋愛切ない恋恋愛小説

通報フォーム

お名前
(任意)
Mailアドレス
(任意)

※入力した場合は確認メールが自動返信されます
違反の種類 ※必須 ※ご自分の小説の削除依頼はできません。
違反内容、削除を依頼したい理由など※必須

盗作されたと思われる作品のタイトル

どういった部分が元作品と類似しているかを具体的に記入して下さい。

※できるだけ具体的に記入してください。

《記入例》
・3ページ目の『~~』という箇所に、禁止されているグロ描写が含まれていました
・「〇〇」という作品の盗作と思われます。登場人物の名前を変えているだけで●●というストーリーや××という設定が同じ
…等

備考欄
※伝言などありましたらこちらへ記入
メールフォーム規約」に同意して送信しますか?※必須
タイトル
URL

この小説の著作権は笹芽さんに帰属します

TOP