……キーンコーンカーンコーン…
休み時間が来た。さっそく、同じクラスの小学校の頃からの大親友・弥生がやってくる。
「季子〜!季子季子季子季子季子季子季子〜〜!!!」
「あ、弥生!」
「ところで、さっきからずーっと窓の外見てるけど、どうかしたの?」
弥生がバッと元気よく言った。い、痛いところついてきやがった。
それでも、親友は親友だ。私は全て話した。
「かくかくしかじか……というわけで……って、あ、ちょうどあそこにいる……!」
私はバッと机に顔を伏せた。
「え?どこ?」
私は伏せたまま向かい側の校舎を指差した(ちなみに私たちのいる校舎はA棟、向かい側の校舎はB棟と言う)。
「あ〜!“春川中の貴公子”ね!」
弥生は楽しそうに言う。……貴公子?
「あ、その噂知らない?[漢字]橘 優[/漢字][ふりがな]たちばな ゆう[/ふりがな]!春川中1番のイケメンで吹奏楽部エース!性格もよくて当たり前のように激モテで………」
……橘 優。吹奏楽部エース。
そんな詳しい情報どこから知ったのだ、我が親友よ。
でも、会話が得意な弥生ならすぐゲットできる情報であろう。
……吹部。私はトロンボーンを吹くのが好きだ。小学生の頃から母から習っている。
吹部に入れば、その貴公子様と近づけるだろうか。
入部届が配られていた。何に入るか迷っていた。でも、私は迷わず「入部希望部活」欄にこう書いた。
[中央寄せ][明朝体]吹奏楽部[/明朝体][/中央寄せ]
[水平線]
とある日の休み時間、吹部希望1年生にだけ招集がかかった。
吹部希望の人は弥生と私、その他2人(他校の他のクラスの女の子)と少なかった。
「1年生は使いたい楽器を選んでください」
弥生は「そりゃトランペットっしょ!とらとらぺとぺと」と変なテンションである。
他の2人はクラリネットとユーフォニアム。
私は………トロンボーン一択だった。
本入部に期待して私はらんらんと弥生と帰った。
休み時間が来た。さっそく、同じクラスの小学校の頃からの大親友・弥生がやってくる。
「季子〜!季子季子季子季子季子季子季子〜〜!!!」
「あ、弥生!」
「ところで、さっきからずーっと窓の外見てるけど、どうかしたの?」
弥生がバッと元気よく言った。い、痛いところついてきやがった。
それでも、親友は親友だ。私は全て話した。
「かくかくしかじか……というわけで……って、あ、ちょうどあそこにいる……!」
私はバッと机に顔を伏せた。
「え?どこ?」
私は伏せたまま向かい側の校舎を指差した(ちなみに私たちのいる校舎はA棟、向かい側の校舎はB棟と言う)。
「あ〜!“春川中の貴公子”ね!」
弥生は楽しそうに言う。……貴公子?
「あ、その噂知らない?[漢字]橘 優[/漢字][ふりがな]たちばな ゆう[/ふりがな]!春川中1番のイケメンで吹奏楽部エース!性格もよくて当たり前のように激モテで………」
……橘 優。吹奏楽部エース。
そんな詳しい情報どこから知ったのだ、我が親友よ。
でも、会話が得意な弥生ならすぐゲットできる情報であろう。
……吹部。私はトロンボーンを吹くのが好きだ。小学生の頃から母から習っている。
吹部に入れば、その貴公子様と近づけるだろうか。
入部届が配られていた。何に入るか迷っていた。でも、私は迷わず「入部希望部活」欄にこう書いた。
[中央寄せ][明朝体]吹奏楽部[/明朝体][/中央寄せ]
[水平線]
とある日の休み時間、吹部希望1年生にだけ招集がかかった。
吹部希望の人は弥生と私、その他2人(他校の他のクラスの女の子)と少なかった。
「1年生は使いたい楽器を選んでください」
弥生は「そりゃトランペットっしょ!とらとらぺとぺと」と変なテンションである。
他の2人はクラリネットとユーフォニアム。
私は………トロンボーン一択だった。
本入部に期待して私はらんらんと弥生と帰った。