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マフィア幹部は最凶最悪

#5

最強コンビ

「怖い、助けて、相棒さん——」

すると、目の前の空間が霧のようになり、消えた。

「え……」

目の前には、あの裏路地。と、中也と………太宰治と、見知らぬ少女。

「太宰さん、この方が青音さん?」

「そうだよ。休み中に呼び出してすまなかったね。じゃ、帰ろ」

「お、おい……あんたっ……」

「ん?」

太宰は振り向く。

元ポートマフィア幹部、現武装探偵社社員、太宰治……異能「人間失格」。

触れたものの異能を無効化する力である。ま、まさか。

「太宰が、あのトランプに触れて助けてくれた……?」

「そゆことだよ。チッ、あの助手はすっげえ賢いなぁ……」

中也はそう言い、太宰の隣にいる少女をチラリと睨む。

太宰の助手である探偵社員 塁乃有栖(るのありす) 。

すごく賢くて、太宰を必要としている場所を当て、さらにはサボってる太宰の代理まで……

「手前、仕事全部助手にほっぽり出してるんじゃねえだろうな」

「そんなことは一切ないです!太宰さんと一緒に仲良くお仕事してますよ!」

「仲良く……か」

青音はそうつぶやく。太宰と有栖が帰っていった後、青音は中也に打ち明けた。

「あの…さ。こっちも太宰と助手さんみたいに……仲良く仕事できたら嬉しいんだけど」

中也はめちゃくちゃびっくりしたようで、後ろに倒れた。

「え?どしたん?」

「いや、…ま、別にいいぜ」

中也はニッと笑顔を作った。

ーーー

「やっと息が合ったみたいだねー」

執務室。首領に呼ばれた2人はただ話を聞いていた。足元でエリスが絵を描いている。

「はい」

「でも罠にかかっちゃったんだねー」

「はい」

「それは処罰しないとねー」

「エリスさん封印してあげてもいいですよ?」

「あー、それは観念してよー」

「ねえアオネ。私を封印するまえにリンタロウ封印してよ」

「もちろんですよ」

「あー、それはもっと観念してよー!」

執務室から出た2人は……

「結局…あいつはどうなった?」

「エリスさんは1時間封印した」

「手前カッとなったら何するか分からねえな…」

ーーー

一方。

「……青音……か。危険異能者リスト特一級に載せましょう」

その女性は、カタカタとパソコンを打つ。

「さーて、明日も忙しくなりそうね……はぁ、徹夜つっら」

女性は立ち上がった。その女性の名は、





津島美知子であった…

作者メッセージ

シーズン1(?)これにて完。
いやぁ、おもしろい!
津島美智子さんは作家の太宰さんの奥さんですね

2025/12/17 20:09

笹芽
ID:≫ 2eRGY3oC1RxsM
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