青音は、泰子の異能空間に閉じ込められた。でも、青音はただ仕方ないと思うばかり。
(だって、泰子さんにとっても中也にとっても“私がいないこと”は十分幸せだからね…)
異能空間からはドアでしか出られない。でも、ドアはここから10kmくらいある。
「……異能空間でっけえ…」
ーーー
中也はため息をついた。
「さーてっ♪久しぶりね、中也!ねえ、これからどうする?予定がなければ……」
「黙れ」
中也はピシャリと冷たく言い、泰子に背を向ける。
「もうお前と過ごすことはない。じゃあな」
「えー……待ってよ。中也、私のこと好きだったんじゃん」
泰子は寂しそうな顔を浮かべ、中也はそれに負けそうになりつつ反論する。
「るせえ。今は今、昔は昔だ。とにかく青音を異能空間から出せ」
「え〜?無理無理。私がそんなことで解放してあげるとでも?」
「ちげえカス」
「もしや相棒ちゃんのこと好きなの?」
中也はビクッとする。俺が、あいつのこと、好きだとおおおおおおお⁈⁈
暴言吐きまくり、ツンツン野郎。逆らえば異能でどんな仕置きをされるかわからない。
この前なんて、首領に向かって「エリスちゃん1週間封印」してたんだぞ……?
「あいつは確実に無理。青音返せ。初任務で死者出すわけにはいかねえんだよ」
「あ、そ。じゃ、異能は解除してあげる」
泰子は手に持ったトランプを2つに引き裂いた。
「ははっ、これでトランプの中にいる相棒ちゃんはどうなると思う〜?」
「て、手前!!」
ーーー
青音が遠い遠いドアまで歩いていると、いきなり床が真っ二つになった。
「ひっ!」
青音はなんとか割れ目を飛び越えたから、問題はなかった。
でも、ドアまで行けなくなってしまった。
「どうしよ……ろ、ろまん燈籠……私は…ここから、脱出できる…」
しかし、異能は発動しなかった。残酷系じゃないから当たり前だ。
青音は、今まで抱いたことのない感情が揺らいだ。
……怖い。助けてほしい。
「怖い、助けて、相棒さん——」
(だって、泰子さんにとっても中也にとっても“私がいないこと”は十分幸せだからね…)
異能空間からはドアでしか出られない。でも、ドアはここから10kmくらいある。
「……異能空間でっけえ…」
ーーー
中也はため息をついた。
「さーてっ♪久しぶりね、中也!ねえ、これからどうする?予定がなければ……」
「黙れ」
中也はピシャリと冷たく言い、泰子に背を向ける。
「もうお前と過ごすことはない。じゃあな」
「えー……待ってよ。中也、私のこと好きだったんじゃん」
泰子は寂しそうな顔を浮かべ、中也はそれに負けそうになりつつ反論する。
「るせえ。今は今、昔は昔だ。とにかく青音を異能空間から出せ」
「え〜?無理無理。私がそんなことで解放してあげるとでも?」
「ちげえカス」
「もしや相棒ちゃんのこと好きなの?」
中也はビクッとする。俺が、あいつのこと、好きだとおおおおおおお⁈⁈
暴言吐きまくり、ツンツン野郎。逆らえば異能でどんな仕置きをされるかわからない。
この前なんて、首領に向かって「エリスちゃん1週間封印」してたんだぞ……?
「あいつは確実に無理。青音返せ。初任務で死者出すわけにはいかねえんだよ」
「あ、そ。じゃ、異能は解除してあげる」
泰子は手に持ったトランプを2つに引き裂いた。
「ははっ、これでトランプの中にいる相棒ちゃんはどうなると思う〜?」
「て、手前!!」
ーーー
青音が遠い遠いドアまで歩いていると、いきなり床が真っ二つになった。
「ひっ!」
青音はなんとか割れ目を飛び越えたから、問題はなかった。
でも、ドアまで行けなくなってしまった。
「どうしよ……ろ、ろまん燈籠……私は…ここから、脱出できる…」
しかし、異能は発動しなかった。残酷系じゃないから当たり前だ。
青音は、今まで抱いたことのない感情が揺らいだ。
……怖い。助けてほしい。
「怖い、助けて、相棒さん——」