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オタクは今日も恋をする

#47

日常

 登校中、私は、慎二くんと合流して二人で歩いていた。
その後、私たちは五人と合流した。
今思うと七人は意外と多いなと思う。
「おはよー!」
「おはよ!」
挨拶をしてからはみんな黙っていて、何も喋らない。──私にとっては少し気まずく感じた。
「林間学校から帰ってきてすぐ体育祭かぁー。だりぃなー」
最初に口を開いたのは光くんだった。
「内容っ」
遥ちゃんは笑いながら言った。
「全然重要性ない」
明くんも笑っていた。
「笑うな!」
光くんは手を前に組んで頬を膨らませている。
そんな彼を見て、私はかわいいなと思った。
「え、なんかかわいい……」
「結月」
そう呼ばれて私は横を向くと、やきもちを焼いた慎二くんがいた。
「ご、ごめん」
「でもダルくない? 林間学校で疲れまくった後、体育祭でまた疲れるの」
遥ちゃんが深いため息を吐きながら言う。
「まぁ、それは分かるかも」
 そう話していると「せんぱーい!」と呼ぶ声がした。
その声はどんどん近くなってくる。
振り返ると、猛スピードで笑顔でこっちに走ってくる優香ちゃんがいた。
正直、夜に出たら怖い。
「優香ちゃん!」
「おはよーございます!」
息を整えながら、九十度の綺麗なお辞儀をする。
「おはよう! ……ってかあの登場の仕方は怖いよ」
「だって結月せんぱいを見てるとニヤけてしまうんですよー」
えへへと笑いながら言う。
優香ちゃんを見ていると、昔の自分に似ていて少し嬉しくなる。
そのことを言うと、彼女は
「ええ⁉︎ 本当ですか⁉︎ 嬉しいー!」と喜んでいた。
「でも、なんでニヤけるの?」
「だって私の推しですから!」
みんなは「え⁉︎」と驚いた。
「じゃ、私はここでー」と彼女は言うと「部活で会えることを楽しみにしてます」と小さな声で言って学校へ向かった。
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
「結月せんぱいにあーえーる!」
優香は上機嫌だった。

 休み時間、私たちは暇なので外に出ていた。
「あれー? 体育祭っていつだっけ?」
ベンチでくつろぐ光くんが言う。
私も疑問に思ったので、スマホを取り出して、予定表を見た。
「八月二日だって」
「早くね⁉︎」と光くんは勢いよく立ち上がった。
林間学校は七月下旬に行ったから、とても早い。
「体育祭かー。結月ちゃん、足速いんだよなー」
「うんうん」
由依ちゃんと遥ちゃんが言う。
「いや、あれは向こう世界だから」
「じゃあ、次の授業体育だから競争すれば?」

 チャイムが鳴り、次の授業が始まった。
授業内容は体育祭の種目練習だ。
「よーい、どん!」
今は、由依ちゃん、遥ちゃん、私という順番だ。
「やっぱり、向こうだから速かったんだよ」
私は、笑いながら言う。
「いや、これからだね」
私の前にいる遥ちゃんがにやりとしながら言った。
──これから?

あっと言う間にゴールした。
一位は遥ちゃんと私、二位は由依ちゃんという結果になった。
「ほら」とみんな。
「……まぁ。でもさ、遥ちゃんも一位じゃん」
「いや、結月も一位じゃん」
私は黙り込んでしまった。

 こうして、体育は終わった。

「体育終わったら……。水ガブ飲み!」
「大丈夫? そんなに飲んだら……」
由依ちゃんが心配する。
すると、お腹から「タポ、タポ」という音がした。
「ほらー」
「んふふ」

 次の授業は数学だった。
「この問題は発展になるが、この公式を使えばできる。じゃあ……」
私は知らない間に寝ていた。六限目だから眠くなるのは仕方ない。
すると、ツンツンと誰かに触られる感覚がした。
「はいっ!」
何故か「はい」と言ってしまった。
「お? 田中。いい返事だな。解けるか?」
寝てて何をしているか分からなかったため、正直に
「はい! 分かりません!」と言った。
先生は驚き、
「素直でいいな」と笑いながら言った。
クラス全員も笑い、とても恥ずかしかった。

作者メッセージ

こんな学校生活を送りたい。
友達まだいない。焦る私。
久々すぎて語彙力が無い私。

2026/04/09 22:12

貴志柚夏
ID:≫ 14ODATaJ5tCFM
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