「結月。冷蔵庫にあったプリン知らないか?」
冷蔵庫を優しく開けて彼──慎二が言う。
「プリンって……」
数日前、私は賞味期限が切れそうな大きめのプリンを見つけた。
「誰が買ったんだろう」
記憶に無かったので私が夜食として食べてしまったのだった。
「ごめん。期限切れそうだったから食べちゃった。こめん!」
私は彼の目をしっかりと見て、頭を深く下げた。
彼は少しむすっとしていたが、冗談混じりだと判った。
「別にいいよ。また買えばいいだけだから」
「でも、端として体で払ってもうからな」
彼はニヤリと笑う。
「え⁉︎ か、体……⁉︎」
私は驚きのあまり体がぴたりと止まって動かなくなってしまった。
「じゃあ、こっち」
彼は私の手をぎゅっと握った。
「どこ行くの⁉︎」
玄関のドアを開け、早歩きで向かった先は──花壇だった。
「ここからここまで。お願いな」
「……え?」
そっち系だったのか──いや、何考えてるんだ、私。
私は両手で自分の頬を叩く。慎二は首を傾げていた。
指定された範囲は狭かった。体力が無いことを知っていたからだろう。
「体、使うだろ?」
「……確かに」
「結月は最近、手しか動かしてないからな。もっと体全体を動かしたほうがいいよ」
「そ、そうだね!」
私は軍手をつけて、草むしりに取り掛かった。
範囲は狭いが、意外と疲れる。やっぱり体全体を動かさないとダメだな。
「ふぅ。終わった」
むしった草を集めて隅に置いた。
慎二は汗だくの私を見て笑っていた。
「これは明日、筋肉痛確定だな」
「分かってるって!」
「でも、たまにはいいだろ?」
「確かに。私は今日学んだから! これからは週一で体動かす!」
「いや……。じゃあさ、俺とジムに行く?」
「……そっちの方がいいかもね」
今日は、二人で沢山笑い合った日になりました。
冷蔵庫を優しく開けて彼──慎二が言う。
「プリンって……」
数日前、私は賞味期限が切れそうな大きめのプリンを見つけた。
「誰が買ったんだろう」
記憶に無かったので私が夜食として食べてしまったのだった。
「ごめん。期限切れそうだったから食べちゃった。こめん!」
私は彼の目をしっかりと見て、頭を深く下げた。
彼は少しむすっとしていたが、冗談混じりだと判った。
「別にいいよ。また買えばいいだけだから」
「でも、端として体で払ってもうからな」
彼はニヤリと笑う。
「え⁉︎ か、体……⁉︎」
私は驚きのあまり体がぴたりと止まって動かなくなってしまった。
「じゃあ、こっち」
彼は私の手をぎゅっと握った。
「どこ行くの⁉︎」
玄関のドアを開け、早歩きで向かった先は──花壇だった。
「ここからここまで。お願いな」
「……え?」
そっち系だったのか──いや、何考えてるんだ、私。
私は両手で自分の頬を叩く。慎二は首を傾げていた。
指定された範囲は狭かった。体力が無いことを知っていたからだろう。
「体、使うだろ?」
「……確かに」
「結月は最近、手しか動かしてないからな。もっと体全体を動かしたほうがいいよ」
「そ、そうだね!」
私は軍手をつけて、草むしりに取り掛かった。
範囲は狭いが、意外と疲れる。やっぱり体全体を動かさないとダメだな。
「ふぅ。終わった」
むしった草を集めて隅に置いた。
慎二は汗だくの私を見て笑っていた。
「これは明日、筋肉痛確定だな」
「分かってるって!」
「でも、たまにはいいだろ?」
「確かに。私は今日学んだから! これからは週一で体動かす!」
「いや……。じゃあさ、俺とジムに行く?」
「……そっちの方がいいかもね」
今日は、二人で沢山笑い合った日になりました。