昼間は天気が良かったが、夕方は土砂降りで、台風並みの風もあった。
「電車、止まった……」と光くんがスマホを見ながら絶望した。
「どうする?」
「ホテルに泊まるか?」
「いいけど、今、夏休みたがら観光客いっぱいで満室かもしれないね」
「そうだよね」
「ダメ元で行く?」
「行くか!」
結果、一部屋だけ空いていた。
部屋に入ると、ふすまで区切れるのでまあ良い。
「部屋、どうする?」
「じゃあ、男子と女子で分けるか」
「決まりでいい? 誰と一緒になりたいっていう人いる?」
「はい!」と光くんが元気よく手を挙げた。
「光くん! どぞ!」
「ババ抜きで一番に上がった人が一緒に寝たい人を指名するっていうのはどうかな?」
「面白そうだな」と明くんが言った。
「……トランプ持ってるのか?」と慎二くんが訊いた。
光くんはにやりと笑いながら「あるよ」と言った。
「あるんかい⁈」と全員が驚く。
数分後、「上がり!」と慎二くんが言った。
「じゃあ、誰と寝たい?」
「結月」と慎二くんは迷わず私の名前を言った。
「ふえっ⁈」
「お前、もしかして──」と光くんが言った瞬間、ギュッと光くんの口を無理矢理閉じた。
「誰でもいいだろ?」
「まあ、そうだけど。結月さんはどうなんだ?」
「私は誰でも大丈夫」
「慎二でもいいか?」
「うん」
え、待てよ。推しと寝る? 寝顔が見放題。しかもタダで。タダだよ? と頭がおかしくなった。
お風呂に入り、部屋に戻ってきた。
「じゃあ、寝るか」
ドキドキが止まらない。[漢字]推し[/漢字][ふりがな]彼氏[/ふりがな]と寝る。嬉しさと緊張が交互にやってくる。
「私、寝相が悪いから蹴っちゃうかもしれないけど大丈夫?」
「大丈夫」
「おやすみ」と言い、電気を消した。
私はすぐに寝てしまった。
「かわいい……」そう聞こえた気がした。
私は数分寝て、起きてしまった。時計を見るとまだ夜中の二時だった。
みんな寝ている。推しの寝顔を見る。
「かっこかわいい……」
「ん?」
ボリュームを下げて言ったが、本人に聞こえていたらしい。
「あ、うんん。なんでもない」私はそう言い、横になった。
すると、ギュッと抱きしめられた。
「ちょ、ちょっと///」
「いいじゃん」と慎二くんは微笑んだ。
朝になった。
何事もなかったのように快晴だった。
私が起きた時にはみんな起きていた。
「おはよ……」
「おはよ! 随分寝てたねけど結月ちゃん、元気ないけど大丈夫? 何かあったの?」
「うんん。突然の泊まりだったからびっくりしちゃって」
「そうだよね」
夜、あまり寝れなかった。急に抱きしめられたからな。
すると、腹痛が襲ってきた。
「ゔっ。ちょっとトイレ行ってくる」
「だ、大丈夫?」と遥ちゃんが心配してくれた。
「うん、大丈夫」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
「あっ、そうだ一つ言いたいことがあったんだ」と慎二。
「何?」とみんなは首をかしげる。
「結月って三次元から来たらしい」
「えっ、まじか⁉︎」みんなは驚いたように言った。
「本人に聞いたのか?」
「結月が直接言ってくれた。だから、試したいんだ。アレを」
「電車、止まった……」と光くんがスマホを見ながら絶望した。
「どうする?」
「ホテルに泊まるか?」
「いいけど、今、夏休みたがら観光客いっぱいで満室かもしれないね」
「そうだよね」
「ダメ元で行く?」
「行くか!」
結果、一部屋だけ空いていた。
部屋に入ると、ふすまで区切れるのでまあ良い。
「部屋、どうする?」
「じゃあ、男子と女子で分けるか」
「決まりでいい? 誰と一緒になりたいっていう人いる?」
「はい!」と光くんが元気よく手を挙げた。
「光くん! どぞ!」
「ババ抜きで一番に上がった人が一緒に寝たい人を指名するっていうのはどうかな?」
「面白そうだな」と明くんが言った。
「……トランプ持ってるのか?」と慎二くんが訊いた。
光くんはにやりと笑いながら「あるよ」と言った。
「あるんかい⁈」と全員が驚く。
数分後、「上がり!」と慎二くんが言った。
「じゃあ、誰と寝たい?」
「結月」と慎二くんは迷わず私の名前を言った。
「ふえっ⁈」
「お前、もしかして──」と光くんが言った瞬間、ギュッと光くんの口を無理矢理閉じた。
「誰でもいいだろ?」
「まあ、そうだけど。結月さんはどうなんだ?」
「私は誰でも大丈夫」
「慎二でもいいか?」
「うん」
え、待てよ。推しと寝る? 寝顔が見放題。しかもタダで。タダだよ? と頭がおかしくなった。
お風呂に入り、部屋に戻ってきた。
「じゃあ、寝るか」
ドキドキが止まらない。[漢字]推し[/漢字][ふりがな]彼氏[/ふりがな]と寝る。嬉しさと緊張が交互にやってくる。
「私、寝相が悪いから蹴っちゃうかもしれないけど大丈夫?」
「大丈夫」
「おやすみ」と言い、電気を消した。
私はすぐに寝てしまった。
「かわいい……」そう聞こえた気がした。
私は数分寝て、起きてしまった。時計を見るとまだ夜中の二時だった。
みんな寝ている。推しの寝顔を見る。
「かっこかわいい……」
「ん?」
ボリュームを下げて言ったが、本人に聞こえていたらしい。
「あ、うんん。なんでもない」私はそう言い、横になった。
すると、ギュッと抱きしめられた。
「ちょ、ちょっと///」
「いいじゃん」と慎二くんは微笑んだ。
朝になった。
何事もなかったのように快晴だった。
私が起きた時にはみんな起きていた。
「おはよ……」
「おはよ! 随分寝てたねけど結月ちゃん、元気ないけど大丈夫? 何かあったの?」
「うんん。突然の泊まりだったからびっくりしちゃって」
「そうだよね」
夜、あまり寝れなかった。急に抱きしめられたからな。
すると、腹痛が襲ってきた。
「ゔっ。ちょっとトイレ行ってくる」
「だ、大丈夫?」と遥ちゃんが心配してくれた。
「うん、大丈夫」
[中央寄せ]*[/中央寄せ]
「あっ、そうだ一つ言いたいことがあったんだ」と慎二。
「何?」とみんなは首をかしげる。
「結月って三次元から来たらしい」
「えっ、まじか⁉︎」みんなは驚いたように言った。
「本人に聞いたのか?」
「結月が直接言ってくれた。だから、試したいんだ。アレを」
- 1.とまどい
- 2.なかよく
- 3.決断
- 4.本当に、ありがとう
- 5.もう一度、キミの居る世界へ──
- 6.無理しないでね、
- 7.嫌なこと、忘れよう
- 8.ちょっと、気まずいな
- 9.不安
- 10.キミの言葉で、元気でたよ
- 11.ごめんね
- 12.本当に?
- 13.こどもに、もどろうよ
- 14.悪い日? いい日?
- 15.楽しい旅行!
- 16.ふたりだけのひみつ、だよ?
- 17.たのしいね
- 18.奇遇だね、
- 19.なんだろう?
- 20.解決
- 21.ありがとう
- 22.新学期
- 23.たのしみ
- 24.めんどくさいな、
- 25.暴露
- 26.どきどき
- 27.体育祭
- 28.修学旅行
- 29.修学旅行②
- 30.もう、そんな時期か
- 31.え……?
- 32.奇跡
- 33.新しいともだち
- 34.なぜ?
- 35.めんどくさい。
- 36.そうだったんだね
- 37.わくわくっ!
- 38.うれしくて、はずかしくて
- 39.手とキミのくせ
- 40.思いがけない展開
- 41.衣装と、私
- 42.まほうの言葉
- 43.部活動
- 44.青春だね