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【リメイク版】小学四年生七人と学校七不思議

#1

休み時間にて

掃除時間の終わりを告げるチャイムが鳴った。
やんちゃな男子は教室から一斉に駆け出し、廊下で渋滞を起こしている。
ぽつぽつと図書室へ行く人も見えるが、あの人混みの一割もいない。
教室にいるのは、大体が女子だ。
そんな中で、幼馴染の七人が一つの机に集まる。
「『学校七不思議』って、知ってる?」
その机の主のケイタは、自分の机を囲む六人に問いかけた。
「うん」
「知ってるよ」
ケイタは続けた。
「真夜中の音楽室でなるピアノ、目が動く肖像画、赤い紙青い紙黄色い紙、トイレの花子さん、動く人体模型、動く金次郎像…あと、一段多い階段!」
ハルが難しい顔をした。
「全部知らない」
「嘘ーっ!?」
セナが驚く。
これがいつもの構図だ。
「僕はずっと気になっていたんだよ。本当かどうか!」
ケイタは声を張り上げた。
「…その…それって…つまり…」
サクラコの顔はもう青かった。
「検証しようと思うんだ!!どう?」
「イヤアァァァァァ!!!!」
「…サクラコ、ビビりすぎだよ…」
サクラコは本当に怖がりである。
未だに夜は一人でトイレに行けないほどだ。
カムはサクラコを落ち着かせようとしたが、それが裏目に出る。
「無理無理無理無理無理!!防衛本能!!防衛本能ーっ!!」
「俺は行きたいかな、検証。」
エイタが言った。
「私も」
ユイは、このクラスの中では有名なホラー好きである。
「二人ともっ…私を殺しにきてんのかいっ…!?」
涙目で訴えるサクラコ。
「いや…」
「ころさないでよおぉおぉおぉおぉぉぉぉ!!!!」
泣きじゃくるサクラコを横目に、六人は着々と計画を立てていた。
「…夜十一時に、校門集合ね。鍵がかかっても入れる方法、僕知ってるんだ」
「…どうして?」
セナは少し引き気味に聞いた。
「お父さんが昔ここで働いてたっ」
ケイタはドヤ顔をした。
「ということで、バレた際の責任は僕が取りまーす!」
「…フッ……!」
ユイは腹を抱えて笑っていた。
「はい、けってーい…」
「しないでえぇぇぇぇぇ!!!!こわいよおぉぉぉぉぉ!!!!」
「サクラコぉ…」
サクラコに振り回されながらも、七不思議の検証が決定したのであった。

2026/02/22 21:43

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