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おひめの歌詞置き場〈リクエストOK〉

#1

春を待つ手のひら

教室の窓に 春の匂いが滲んで
まだ少し冷たい風が 袖を揺らした
君が笑った日を 思い出すたびに
胸の奥で ほどけない糸が震える

言えなかった言葉が
ノートの端で眠ったまま
あの日の僕らはきっと
未来の形さえ知らなかった

君に触れられない距離でも
名前を呼べば 春は来る
涙じゃなく 願いのままで
ずっと君を見つめていた
あの日の続きに 手を伸ばすように

帰り道の影が 二人分に見えたのは
季節のせいだと 自分に言い聞かせた
君の歩幅よりも 少し後ろから
追いかけることしかできなかった

遠回りばかりして
気づけば春が近づいて
それでも君の隣は
まだ少しだけ遠いままで

君の心に触れられたら
どんな景色が見えるんだろう
弱さも全部 抱きしめながら
歩いていける気がした
春の光が 君を照らすたびに

いつか君が迷う日には
そっと名前を呼んでほしい
その声だけで 僕は何度でも
春を迎えられるから

まだ届かない想いでも
君と同じ空を見てる
手のひらに残る温度が
未来へ続く道になる
春を待つ僕らのままで

2026/07/12 20:33

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