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【東雲 浅葱様原作】訳アリ住人達のわちゃわちゃシェアハウス

#4

恋バナからの恋の予感

「ねぇねぇ皆ってさ、モテる?」

乙妬の爆弾発言に、女湯の空気は一気に凍り付いた。
明菜は「あらあら〜」の笑顔が張り付いたままフリーズ。
響乃と美留は顔を見合わせ、「えっと…」と口ごもる。
浅葱はオロオロと湯気のように蒸発しそう。

「まあ、私はモテるけどね!ほら、だってこの可愛さだし!」

乙妬は湯船の中で得意げに胸を張る。
その無邪気さ(と、爆発的なオーラ)に誰もツッコミを入れられない。

「さて、そろそろ出よーか!」

沈黙を破ったのは、さすがの麟月だった。
「モテるモテないは、自己流で決めろ!」と、場の空気を無理やり切り裂く。
乙妬は少し不満気ながらも麟月の勢いに押され湯を出て行った。


脱衣所で合流した男女組。
男たちは銭湯のコーヒー牛乳を片手に持ち、なぜか雪風が影華の頭をふわふわタオルで拭ってあげているという、ヤ〇ザと子猫のようなシュールな光景。
空と月下は、「雪風さん、意外とイクメン…?」「嫁に欲しい度が跳ね上がった」とヒソヒソ。
輕寺は湯上りにも関わらず、手に持った歴史書を濡れないように抱きしめている。

そこへ、乙妬が麟月に抱きつきながら現れた。

「麟月ちゃんの肌って柔らか〜い!もう一生離さない!」

「ちょ、おいやめろ!濡れるって!」

彼女は決して悪い人ではない。
皆そう信じ、帰路について行った。

乙妬が麟月に触れるのを、タオルを片手にじっと見つめる男の恋が叶うのは、まだ先の話。

2025/10/18 07:26

天城海月(amagi kurage🪼🫧)
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