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恋愛もの(好きな人、被っちゃった系)です。
ご注意を
あの子と私の天秤(私目線)
「わたしも好きになっちゃったかも」
日が傾き始め、人もほぼいなくなった教室の隅で、あの子はそう、熱をはらんだように、恋をした乙女のように、言った。
実際『恋した乙女』なのだろう。
その瞬間、頭が真っ白になった。
驚きでそうなるのはアニメ・漫画ぐらいだろうと思っていたが、そうなるものらしい。
もともと私たちはクラスメイトで、友人で…私の恋愛相談を受けてもらっていた。
私が好きなあの人は子犬のように笑ったり、はてまた真剣に話しかけてきたり…表情がころころ変わって、かわいいし、かっこいいと思う。
あの人も私も、アニメという共通の[漢字]話題[/漢字][ふりがな]趣味[/ふりがな]を持っていた。
だから、打ち解けるのもすぐだった。
恋愛のフィルター越しなせいかもしれないけれど、すごく、魅力的な人だと思った。
そんな『魅力』を私はあの子にたくさん話した。
何故か、その話している時は「知って欲しい」と思った。
それでどうなるかのリスクも考えずに。
でも、それらを考えたら『裏切り』みたいになりそうで、
そしてあの子はこう続けた。
「お互いがんばろ!真剣勝負だからね!」
……正直、「はぁ?」と思った。
声にこそ出さなかったが、顔には多少、出たと思う。
なにが『お互い』だ。
なにが『真剣勝負』だ。
恋愛で報われるのはどちらか一方。
そのもう一方との関係は気まずくなったり、破綻したり…
あの子はそれを考えなかったのだろうか。
少しも、頭にチラつかなかったのだろうか。
でも、私はそうにはなりたくない。
仮にも大切な友人の1人だ。
というか、賞品みたいにあの人を扱いたくないという願望も入っていたと思う。
心臓がバクバクと早まる。
気を抜くと、涙が滲みそうになる。
今までは「私にも、もしかしたらチャンスがあるかもしれない。今までみたいに諦めずに済むかもしれない。この恋は、叶うかもしれない」と思っていた。
けれど、今、この瞬間から、自分の中で『叶わない恋』へと変換されようとしている。
ライバルができた瞬間に身を引くのは汚いかもしれない。
でも、傷つきたくないし、傷つけたくない。
だから、こう言った。
「あー、勝てる気がしないや」
…と。
普段の[漢字]振る舞い方[/漢字][ふりがな]キャラ[/ふりがな]を存分に利用して。
周りに誰もいなければ泣いていたと思う。
でも、それは自分を『被害者だ』と認めることになる。
それは、1番卑怯な手、だと思う。
だから、なるべく明るく、あっけらかんと言った。
何も気にしていませんよ、と言うように。
あの子は私よりも親しみやすくて、笑顔が可愛くて、人を褒めるのが上手くて。
要は、あの子に『勝つ』要素が見つけられなかった。
なのにあの子はこう言った。
「え〜?そんなわけないじゃん、あなたの方がカワイイし、頭もいいじゃん」
お世辞なのは分かっている。
というか、そうしないと、胸ぐら掴んで殴りかかりそうになる。
「……あ、そろそろ私用事あったから帰るね。」
そうやって私は逃げた。
…落ち着け。落ち着け。落ち着け、、
すごく驚いたし、泣きそうだし、けっこうキレているし、同じ推しができたように、少し、ほんの少し、嬉しさもあるしで、喜怒哀驚全部ごちゃまぜになっている。
…でも、私があの人のことが好きだ、と言っても、それはただの情報であって、予約とかではないんだよな。
あの子が誰を好きになろうと、あの子の自由。
私が干渉するのは違う。
…………でも、
それでも、
言わなきゃ、この子には教えなきゃ、わたしも応援してほしい、この恋を共有したい、と思ったんだとしても、
身勝手だけども、
私にだけは、言わないでほしかったな。
友情と恋情、この2つを天秤にかけたら、あの子はどっちをとるだろう。
私は、泣きながら、友情を守って、とってしまうだろうなぁ。
日が傾き始め、人もほぼいなくなった教室の隅で、あの子はそう、熱をはらんだように、恋をした乙女のように、言った。
実際『恋した乙女』なのだろう。
その瞬間、頭が真っ白になった。
驚きでそうなるのはアニメ・漫画ぐらいだろうと思っていたが、そうなるものらしい。
もともと私たちはクラスメイトで、友人で…私の恋愛相談を受けてもらっていた。
私が好きなあの人は子犬のように笑ったり、はてまた真剣に話しかけてきたり…表情がころころ変わって、かわいいし、かっこいいと思う。
あの人も私も、アニメという共通の[漢字]話題[/漢字][ふりがな]趣味[/ふりがな]を持っていた。
だから、打ち解けるのもすぐだった。
恋愛のフィルター越しなせいかもしれないけれど、すごく、魅力的な人だと思った。
そんな『魅力』を私はあの子にたくさん話した。
何故か、その話している時は「知って欲しい」と思った。
それでどうなるかのリスクも考えずに。
でも、それらを考えたら『裏切り』みたいになりそうで、
そしてあの子はこう続けた。
「お互いがんばろ!真剣勝負だからね!」
……正直、「はぁ?」と思った。
声にこそ出さなかったが、顔には多少、出たと思う。
なにが『お互い』だ。
なにが『真剣勝負』だ。
恋愛で報われるのはどちらか一方。
そのもう一方との関係は気まずくなったり、破綻したり…
あの子はそれを考えなかったのだろうか。
少しも、頭にチラつかなかったのだろうか。
でも、私はそうにはなりたくない。
仮にも大切な友人の1人だ。
というか、賞品みたいにあの人を扱いたくないという願望も入っていたと思う。
心臓がバクバクと早まる。
気を抜くと、涙が滲みそうになる。
今までは「私にも、もしかしたらチャンスがあるかもしれない。今までみたいに諦めずに済むかもしれない。この恋は、叶うかもしれない」と思っていた。
けれど、今、この瞬間から、自分の中で『叶わない恋』へと変換されようとしている。
ライバルができた瞬間に身を引くのは汚いかもしれない。
でも、傷つきたくないし、傷つけたくない。
だから、こう言った。
「あー、勝てる気がしないや」
…と。
普段の[漢字]振る舞い方[/漢字][ふりがな]キャラ[/ふりがな]を存分に利用して。
周りに誰もいなければ泣いていたと思う。
でも、それは自分を『被害者だ』と認めることになる。
それは、1番卑怯な手、だと思う。
だから、なるべく明るく、あっけらかんと言った。
何も気にしていませんよ、と言うように。
あの子は私よりも親しみやすくて、笑顔が可愛くて、人を褒めるのが上手くて。
要は、あの子に『勝つ』要素が見つけられなかった。
なのにあの子はこう言った。
「え〜?そんなわけないじゃん、あなたの方がカワイイし、頭もいいじゃん」
お世辞なのは分かっている。
というか、そうしないと、胸ぐら掴んで殴りかかりそうになる。
「……あ、そろそろ私用事あったから帰るね。」
そうやって私は逃げた。
…落ち着け。落ち着け。落ち着け、、
すごく驚いたし、泣きそうだし、けっこうキレているし、同じ推しができたように、少し、ほんの少し、嬉しさもあるしで、喜怒哀驚全部ごちゃまぜになっている。
…でも、私があの人のことが好きだ、と言っても、それはただの情報であって、予約とかではないんだよな。
あの子が誰を好きになろうと、あの子の自由。
私が干渉するのは違う。
…………でも、
それでも、
言わなきゃ、この子には教えなきゃ、わたしも応援してほしい、この恋を共有したい、と思ったんだとしても、
身勝手だけども、
私にだけは、言わないでほしかったな。
友情と恋情、この2つを天秤にかけたら、あの子はどっちをとるだろう。
私は、泣きながら、友情を守って、とってしまうだろうなぁ。
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