___ギィ
屋上の、重い扉を開く。
今日は、屋上にいる人が少ない。
日差しが強いからだろうか。
なんでもいいけど、と思った後屋上全体を見渡した。
………あ、あの人かも。
屋上の隅にいる一人の男子を見つけた。
私はその人に近づいた。
黒いストレートで、ぎりぎり目が隠れないくらいの長さの髪。
切れ長の、きれいな二重の目。
通った鼻筋。
…………世間一般に、イケメンと言われる顔立ちだ。
でも、どこか見たことがある気がする。
こんな人、私の知り合いにはいないと思うけど。
「初めまして。結城碧です」
とりあえず、優莉はいないけど自己紹介をする。
するとその人は、一瞬だけ……ほんの一瞬だけあれ?といったような顔をした。
でも、その人はすぐに笑って言った。
「……” [漢字]秋津蒼[/漢字][ふりがな]あきつ そう[/ふりがな]"です」
は?
なんで?
秋津蒼?なんでこの学校にいるの?
………優莉を、優莉を_____
____一番ズタズタにしたくせに。
「優莉をまた傷つけるつもりなら、優莉が来る前に帰って」
目の前のこいつに対する恨みが、
私の中であふれかえる中、なぜか頭だけは冷静で。
自分でも驚くほど淡々とした調子で、言葉が出てきた。
するとまた、こいつは不思議そうな顔をした。
しばらくじぃとこっちを見ていると思ったら。
「………ねえ、なんかあったの?」
は?
なに?なんかあったの?って
こいつは続けて
「俺の知ってる碧ちゃんと違う」
…………なに、ほんとに。
お前に何が分かるんだ。
俺の知ってる碧ちゃんじゃない?………知るかそんなこと。
きっと、
__[漢字]お前の知ってる私[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・[/ふりがな]は、もういないよ。
だって、お前に………貴方に[漢字]壊された[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]んだもの___。
屋上の、重い扉を開く。
今日は、屋上にいる人が少ない。
日差しが強いからだろうか。
なんでもいいけど、と思った後屋上全体を見渡した。
………あ、あの人かも。
屋上の隅にいる一人の男子を見つけた。
私はその人に近づいた。
黒いストレートで、ぎりぎり目が隠れないくらいの長さの髪。
切れ長の、きれいな二重の目。
通った鼻筋。
…………世間一般に、イケメンと言われる顔立ちだ。
でも、どこか見たことがある気がする。
こんな人、私の知り合いにはいないと思うけど。
「初めまして。結城碧です」
とりあえず、優莉はいないけど自己紹介をする。
するとその人は、一瞬だけ……ほんの一瞬だけあれ?といったような顔をした。
でも、その人はすぐに笑って言った。
「……” [漢字]秋津蒼[/漢字][ふりがな]あきつ そう[/ふりがな]"です」
は?
なんで?
秋津蒼?なんでこの学校にいるの?
………優莉を、優莉を_____
____一番ズタズタにしたくせに。
「優莉をまた傷つけるつもりなら、優莉が来る前に帰って」
目の前のこいつに対する恨みが、
私の中であふれかえる中、なぜか頭だけは冷静で。
自分でも驚くほど淡々とした調子で、言葉が出てきた。
するとまた、こいつは不思議そうな顔をした。
しばらくじぃとこっちを見ていると思ったら。
「………ねえ、なんかあったの?」
は?
なに?なんかあったの?って
こいつは続けて
「俺の知ってる碧ちゃんと違う」
…………なに、ほんとに。
お前に何が分かるんだ。
俺の知ってる碧ちゃんじゃない?………知るかそんなこと。
きっと、
__[漢字]お前の知ってる私[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・[/ふりがな]は、もういないよ。
だって、お前に………貴方に[漢字]壊された[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]んだもの___。