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コピーにもなれない

#6

五話

___ギィ 

屋上の、重い扉を開く。



今日は、屋上にいる人が少ない。

日差しが強いからだろうか。



なんでもいいけど、と思った後屋上全体を見渡した。





………あ、あの人かも。


屋上の隅にいる一人の男子を見つけた。


私はその人に近づいた。






黒いストレートで、ぎりぎり目が隠れないくらいの長さの髪。

切れ長の、きれいな二重の目。

通った鼻筋。



…………世間一般に、イケメンと言われる顔立ちだ。




でも、どこか見たことがある気がする。


こんな人、私の知り合いにはいないと思うけど。




「初めまして。結城碧です」



とりあえず、優莉はいないけど自己紹介をする。


するとその人は、一瞬だけ……ほんの一瞬だけあれ?といったような顔をした。



でも、その人はすぐに笑って言った。


「……” [漢字]秋津蒼[/漢字][ふりがな]あきつ そう[/ふりがな]"です」





















































は?



なんで?
















秋津蒼?なんでこの学校にいるの?
































………優莉を、優莉を_____







































____一番ズタズタにしたくせに。






「優莉をまた傷つけるつもりなら、優莉が来る前に帰って」






目の前のこいつに対する恨みが、


私の中であふれかえる中、なぜか頭だけは冷静で。





自分でも驚くほど淡々とした調子で、言葉が出てきた。



するとまた、こいつは不思議そうな顔をした。




しばらくじぃとこっちを見ていると思ったら。








































「………ねえ、なんかあったの?」



は?


なに?なんかあったの?って




こいつは続けて


「俺の知ってる碧ちゃんと違う」














…………なに、ほんとに。



お前に何が分かるんだ。


俺の知ってる碧ちゃんじゃない?………知るかそんなこと。


きっと、































































































__[漢字]お前の知ってる私[/漢字][ふりがな]・・・・・・・・[/ふりがな]は、もういないよ。


























































































































だって、お前に………貴方に[漢字]壊された[/漢字][ふりがな]・・・・[/ふりがな]んだもの___。

2024/06/17 20:38

あお
ID:≫ 04Jl01ErZt3lA
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