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コピーにもなれない

#5

四話

___キーンコーンカーンコーン



「碧!!行こ!!」


優莉が満面の笑みでこちらにやってきた。


右手にはお弁当。

左手にはスマホ。



すると、優莉のスマホがピロン、と鳴った。


ラインが来たことを知らせる通知音だ。



「……ん?」


優莉はスマホの画面を見た後、


少し顔をひきつらせた。



どうしたの


そう問いかける前に、

優莉は勢いよくこっちに向き直った。


「ごめん!私少し遅れるから、先行ってて。」


「え?」


「碧を紹介してって言った人は、屋上の隅の方にいるって!!」


「………わかった」




私がそういうと、優莉は急いで教室を出て行った。


はぁ。


優莉、スマホ見たときちょっと顔ひきつってたし。


教室出ていくとき、必死だったし。







どうしたんだろ。


悪いことじゃないといいけど。




…………まあ、とりあえず屋上か。

























































???side



____ギィ



重そうな音を立てて、屋上の扉が開いた。


やってきたのは、俺が優莉に紹介して、と頼んだ[漢字]結城[/漢字][ふりがな]ゆうき[/ふりがな]碧。


碧……碧ちゃんは、きょろきょろを周りを見渡すと、

隅の方にいた、俺のところへやってきた。





「初めまして。結城碧です」


碧ちゃんは、にこりとも笑わずに、自己紹介した。



俺のことは分からないらしい。


ま、結構見た目変わってるし、しょうがないか。





でも………、おかしいな。[漢字]昔は[/漢字][ふりがな]・・[/ふりがな]、

















”もっと、幸せそうに笑う子だったはず”























ああ、俺も自己紹介しなきゃなと思い、口を開く。



「……” ______” です」




俺が名前をいた瞬間、碧ちゃんが息をのむのが分かった。


次の瞬間、碧ちゃんは驚きを隠し、淡々と言った。



「優莉をまた傷つけるつもりなら、優莉が来る前に帰って」



あれ、やっぱり違う。


俺の知ってる碧ちゃんは、こんな子じゃなかった。





こんなに自分の感情を隠すのがうまい子じゃなかった。




こんなに感情が見えない子じゃなかった。

















こんなに、[漢字]よくわからない[/漢字][ふりがな]・・・・・・・[/ふりがな]目をする子じゃなかった。





























2024/06/16 17:18

あお
ID:≫ 04Jl01ErZt3lA
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