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コピーにもなれない

#4

三話

本を閉じて、時計を見る。



もうすぐホームルームの時間だ。


本をもとあった場所に戻して、

図書室をでる。




__ガラ



教室に入ると、急にざわざわとした雑音が耳に入ってきた。



「……」





まだ席に座っている人は少ない。


だいたいが、誰かと話している。


だから、教室の扉を開けて、

誰か入ってきたとしても気づく人は少ない。


現に、今も私が入ってきたことに気づいた人はいない。



「あ、碧!!今日のお昼一緒に食べない?」


自分の席に着こうとしたとき、

私のところへ優莉が来た。



優莉が私にお昼を一緒に食べないか、なんて

久しぶりに聞いた。



最近の優莉は、ほかの人に誘われて、

ほかの人と一緒にお昼ご飯を食べることが多いから。




急にどうしたんだろ、と思う反面





………こっちに来ないでほしいと思ってしまった。



そんな、優莉から出たのは、

予想外の一言。

























「碧を紹介してって人がいるんだ!!」



……は?












ちがうよ優莉。


私を理由にして、優莉に近づきたいだけだよ。


いつもそうだったでしょ?


私を紹介してって言った人は優莉に近づきたかっただけで、

結局いつも、傷つけられてきたでしょ。






………それで、いっつも陰で泣いてたでしょ?















どれだけ隣に来ないでほしいと、思っても。


なんで幼馴染になっちゃったんだろって、思っても。



結局、幼馴染なのは変わらないし、

…………結局、優莉が大切なのも変わらない。







__しょうがない。


ずっと一緒にいたんだから。


どうあがいても、どんなに嫌だと思っても、幼馴染は大切だと思ってしまうから。








だから、

























「__わかった。昼、屋上でいい?」
私は少し笑った。

2024/06/17 20:39

あお
ID:≫ 04Jl01ErZt3lA
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