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死を連想させる表現があります。ご注意ください。
自然の都、ネイチェリア。
そう謳われてはいるものの、誰もその星に降り立ったことはないと言われる摩訶不思議な星。
でも、星は何も言わないのに。
「歓迎、されてる気がする」
「⋯⋯お前の、生まれ故郷だったな。ここは」
静かに飛空艇を降り、辺りを見渡す。
辺り一面の花畑。遠くに見えるは花畑を囲むようにしてそびえ立っている森。
ここまで、自然豊かな星だったっけ。
もう何年も戻ってきていないからか、すべてが新鮮に感じられる。
「⋯建物一つ見当たらないな」
辺りを少し探索していたメテオが戻ってくる。
確かに、自然ばかりで人工物など一つも見当たらない。
となると残る手段は⋯
「あの人達に会いに行くしかない」
「来たね」
ライの言葉に、2人とも頷く。
予めライとフライが張っていた結界は解いておいた。
ここは古くからライ達の縄張り⋯だったらしいので、庭みたいに構造は理解しているそうだ。
キハルがそっと扉を開け、外に出る。
「ちゃんと、覚えてるかな?」
「出ていったのが何年も昔のことだ、覚えていることは少ないだろうな」
「それってさ〜、迎えに行ったほうが良くな〜い?」
言っている間に、ライはもう飛び上がっている。
やれやれ、と言いつつフライも空中に浮き上がった。
「キハルちゃんはそこに居てて、私達で探してくるから」
ライは軽くウインクをすると、猛スピードで地平の彼方へと飛び去っていく。
「⋯⋯何かあったら、すぐ連絡を入れろ」
「分かってるよ」
フライも飛び去った後、氷姫が語りかけようとしてくる。
言葉にする前からわかる、何かいると。
「異心同体だからね、分かるよ」
「気づいていなかったら嘲笑っているところだったな」
何かいる。気配がする。
生き物の気配にしては、多すぎる魔力量。
あれはなに?なにが来ている?
いつでも魔術を発動できるよう準備する。
「やっと抜けた〜!」
「なに悠長なこと言ってるんだ」
2人。そのうち一人は見覚えがある。
ただ、念の為選別を。
【[漢字]光[/漢字][ふりがな]ライネス[/ふりがな]】
無口頭で、光を操る。
あの特訓の成果が出ているようだ。
「アカリ、避けろ!」
その一声で、アカリは宙返りで襲いかかる光を躱す。
一方メテオはというと、同じく空中で器用に光を躱しながら弾を込めていた。
【魔術装填、射出】
「っ、【[漢字]闇[/漢字][ふりがな]ダーネス[/ふりがな]】の魔術!」
光と闇では相反する属性のため相殺される。
キハルは魔術を解いた。
同時に、2人が着地する。
「いきなり攻撃してくるとはな」
「仕方ないよ、僕たちは傍から見れば侵入者だし」
もしかして、あの人達⋯
そう思った瞬間、女性にしては低い氷姫の声が頭の中で響く。
(体を借りる)
そう伝わった瞬間、キハルの意識は心の奥底に沈んだ。
「先程は攻撃してすまなかったな。来い、神殿に連れて行ってやる」
「え、いいの⋯?」
「お詫びだ」
早くしないと置いていくぞ、と2人を催促して神殿へと向かう。
キハルには⋯意識が戻ったときにでも伝えておくこととしよう。
後ろから、疑いの目が向けられている。
「罠に嵌めるなどという狡い手は使わない、不満でもあるのか?」
「⋯⋯いや。名前は?」
「僕はアカリで、こっちはメテオ!」
キハルと同じく、純粋なやつだ。
そう思いながら、真名を告げる。
「キリカ。創世を、紡ぎ直す手伝いをするものだ」
そう謳われてはいるものの、誰もその星に降り立ったことはないと言われる摩訶不思議な星。
でも、星は何も言わないのに。
「歓迎、されてる気がする」
「⋯⋯お前の、生まれ故郷だったな。ここは」
静かに飛空艇を降り、辺りを見渡す。
辺り一面の花畑。遠くに見えるは花畑を囲むようにしてそびえ立っている森。
ここまで、自然豊かな星だったっけ。
もう何年も戻ってきていないからか、すべてが新鮮に感じられる。
「⋯建物一つ見当たらないな」
辺りを少し探索していたメテオが戻ってくる。
確かに、自然ばかりで人工物など一つも見当たらない。
となると残る手段は⋯
「あの人達に会いに行くしかない」
「来たね」
ライの言葉に、2人とも頷く。
予めライとフライが張っていた結界は解いておいた。
ここは古くからライ達の縄張り⋯だったらしいので、庭みたいに構造は理解しているそうだ。
キハルがそっと扉を開け、外に出る。
「ちゃんと、覚えてるかな?」
「出ていったのが何年も昔のことだ、覚えていることは少ないだろうな」
「それってさ〜、迎えに行ったほうが良くな〜い?」
言っている間に、ライはもう飛び上がっている。
やれやれ、と言いつつフライも空中に浮き上がった。
「キハルちゃんはそこに居てて、私達で探してくるから」
ライは軽くウインクをすると、猛スピードで地平の彼方へと飛び去っていく。
「⋯⋯何かあったら、すぐ連絡を入れろ」
「分かってるよ」
フライも飛び去った後、氷姫が語りかけようとしてくる。
言葉にする前からわかる、何かいると。
「異心同体だからね、分かるよ」
「気づいていなかったら嘲笑っているところだったな」
何かいる。気配がする。
生き物の気配にしては、多すぎる魔力量。
あれはなに?なにが来ている?
いつでも魔術を発動できるよう準備する。
「やっと抜けた〜!」
「なに悠長なこと言ってるんだ」
2人。そのうち一人は見覚えがある。
ただ、念の為選別を。
【[漢字]光[/漢字][ふりがな]ライネス[/ふりがな]】
無口頭で、光を操る。
あの特訓の成果が出ているようだ。
「アカリ、避けろ!」
その一声で、アカリは宙返りで襲いかかる光を躱す。
一方メテオはというと、同じく空中で器用に光を躱しながら弾を込めていた。
【魔術装填、射出】
「っ、【[漢字]闇[/漢字][ふりがな]ダーネス[/ふりがな]】の魔術!」
光と闇では相反する属性のため相殺される。
キハルは魔術を解いた。
同時に、2人が着地する。
「いきなり攻撃してくるとはな」
「仕方ないよ、僕たちは傍から見れば侵入者だし」
もしかして、あの人達⋯
そう思った瞬間、女性にしては低い氷姫の声が頭の中で響く。
(体を借りる)
そう伝わった瞬間、キハルの意識は心の奥底に沈んだ。
「先程は攻撃してすまなかったな。来い、神殿に連れて行ってやる」
「え、いいの⋯?」
「お詫びだ」
早くしないと置いていくぞ、と2人を催促して神殿へと向かう。
キハルには⋯意識が戻ったときにでも伝えておくこととしよう。
後ろから、疑いの目が向けられている。
「罠に嵌めるなどという狡い手は使わない、不満でもあるのか?」
「⋯⋯いや。名前は?」
「僕はアカリで、こっちはメテオ!」
キハルと同じく、純粋なやつだ。
そう思いながら、真名を告げる。
「キリカ。創世を、紡ぎ直す手伝いをするものだ」
- 1.プロローグ
- 2.2人の騎士
- 3.2人の騎士〈2〉
- 4.今日の勉強日誌
- 5.今日の勉強日誌〈2〉
- 6.今日の勉強日誌〈3〉
- 7.フライは過保護?
- 8.記憶
- 9.目覚め
- 10.ライの隠し事
- 11.遥かなる旅人よ
- 12.邂逅
- 13.十の宝玉
- 14.光と闇と
- 15.ティストチェルト
- 16.勝負開始!
- 17.決着
- 18.その後、そして次へ
- 19.いたずらっ子
- 20.マドとマリ
- 21.予知夢
- 22.えーと、後いくつだっけ?
- 23.正直言って一番苦手
- 24.焼けて、焼かれて
- 25.トリックスター
- 26.休戦&取引
- 27.意外な事実
- 28.紺と紫の次は、水色と茜
- 29.2人の魔術の仕組み
- 30.そろそろお暇させて?
- 31.ティンクラーチュアリ
- 32.ようこそホーリー王国へ!
- 33.あ、これガチ勢だ
- 34.わあ、BLだぁ
- 35.お茶会しよーよ
- 36.闇に生きる者と光に生きる者
- 37.秘密の秘密
- 38.狂い咲き
- 39.圧倒的な
- 40.暗い__の底
- 41.暗い__の底【2】
- 42.待てと言われて待つ奴が居るか
- 43.実験都市リフレージュ
- 44.シャッタード
- 45.朧月夜
- 46.ご対面は険悪です
- 47.ヒビ割れは溝へと
- 48.不明瞭すぎる未来
- 49.絶
- 50.屍は蘇る
- 51.悪魔の声
- 52.創り始めの音
- 53.再会と再開
- 54.願の神殿
- 55.動け、踊らされるな
- 56.GUARDIAN【1】
- 57.TRAVELER【1】
- 58.KEEPER【1】
- 59.DREAMER【1】