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創世記〈命と自由〉

#26

休戦&取引

「...と言う事なんですけど。」
「アカリは、それでいいんだな?」
「まあ、メテオを早く助けなきゃって思いの方が強かったから、つい...」
回復魔術をかけて、意識を取り戻したメテオに取引内容を説明する。案の定心配されたが。
「じゃあ、行ってくるね。」
「ああ、気は抜かない方がいいぞ。」
扉が、パタンと音を立てて閉まった。

「【[漢字]不可視[/漢字][ふりがな]インビジブル[/ふりがな]】を解け、マド。」
「や~っぱり感鋭すぎ、お前。」
魔術を解いて出てきたのはマド。
「何の様だ。」
「そりゃあ、取引をしに?」
アカリだけでなく、私もやはり入っていたか...
「何でそこまで私達に執着する?」
「だってさ、アカリって女の経歴を調べてみたらびっくり。ヤバい一族の末裔なんだぜ?情報は多い方がいいしさ。」
取引、と言うの名の情報交換会が此方では行われていたが...

「アカリちゃん奥手過ぎない!?そりゃ気付かないよぉ!」
「だってだって!仕方ないでしょ、初めてなんだもん!」
こっちはほぼ女子会である。
「これは早急に女子力を上げる必要があるねぇ...」
「別に成就しなくてもよくない?僕はメテオの事尊重してたいし...」
「それが奥手だって言ってるの!!自分の意見もちゃんと言わなきゃ!!」
やっぱり一番苦手なタイプだ、マリって。
「ていうか、何で交換条件が僕の初恋の話なの...?」
「そりゃ気になるじゃん。キミ、自分の立場分かってる?」
「立場って?」
「純粋ちゃんだねぇ...羨ましいよ。」
「だから何が!?」

マリは一度、小さく深呼吸をしアカリに向き合う。
「告白する気は?」
「...今のところない。」
「【[漢字]読心[/漢字][ふりがな]マインド[/ふりがな]】使ってあげようかなぁ?」
「ありますあります、めちゃくちゃあります。」
ほぼこれ強制自白だよね...?
「まずは~、ボクの服貸してあげるからもうちょい自分!って服着たらぁ?」
「つまり、こんなシンプルな格好じゃダメと?」
「大丈夫大丈夫、ボクがちゃんとコーディネートしてあげるから♪」
アカリはマリに引きずられていった。

「マリの奴、うまくやってるみたいだな。」
イヤホンから聞こえてくる会話を聞きながら、ちらりと横目で隣の奴を確認する。
隣にいるのは、机に突っ伏してピクリとも動かないメテオ。アカリと同じような事をマドに聞かれていたのである。
「さ~て、こっちもそろそろやってくか~。」
『そっちはよろしくねぇ、マド。』
「任しとけって。」
そう、そもそも何でこんな取引内容にしたのかと言うと...
[大文字][大文字]アカリとメテオが何かくっつきそうだからくっつかせたい!!!!![/大文字][/大文字]
という単なる私情だった。

2025/10/22 22:40

AZ
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