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創世記〈命と自由〉

#7

フライは過保護?

「おっ、いい匂いがする~。クッキーかな?」
「ライ当たり!はちみつ入りクッキーだよ!」
十数分後、2人は帰ってきた。
「...魔力の使いすぎじゃないか?」
フライは帰って来て開口一番心配。大体いつもこんな感じ。
「大丈夫だよ、いざとなれば闇の方もあるし。」
「反転魔術にも魔力を使うのにか?」
うっ。痛い所をつかれた。反転魔術、魔術や魔力を反転させる魔術。闇の魔力を反転させて光の魔力にする事もできるので、最悪の場合の魔力供給源なのだが...魔術なのでもちろん魔力を使う。つまりすっからかんの場合じゃ自己供給もできないのだ。
「ねえキハルちゃん。」
「なあにライ?」
ライが妖しい笑みを浮かべながら囁く。
「ちょっと提案があるんだけど...」

「第1回、フライさんって過保護なんじゃないか会議~!!」
「本人がいる前で普通するか?」
「ライが言い出したんだもん。」
ノリノリで議題を読み上げるライに冷静に突っ込むフライ。
「でもまあ、フライって過保護なのかもしれない。」
「キハルちゃんも思うでしょ?まあフライさんのツンデレが見れたら私はそれでいいんだけどね!」
「ライ、其方の本音はそっちだろう?」
「あ、言っちゃった。」
つんでれってなんだろ。フライが冷静で客観的っていうやつなら分かるんだけど。
今、おやつの時間が論争に発展しようとしている...

「フライってあんまり自分の話しないよね。昔の自分の話とか。」
ライもだけど、とひっそり付け加えるキハル。
「...それがどうした。」
「何か、嫌な出来事があってもう一度そうならない為にやってるのかなって。だからちょっと過保護なのかな~とか。」
ライがケラケラと笑う。
「ま、正解に近いかな。愛故にってやつだよね~。あ、フライさん感情無いんだった。」
「感情を捨てた其方に愛を語る資格などあるのか?」
「愛ってなあに?どんな気持ちなの?」
ライはう~んと考えこみ、フライは静かに目を閉じる。
「大好きの上位互換的な?」
「ずっとそばに居たいと思うものに抱く感情だな。」
2人の声がかぶさり、お互いを静かに睨みつける。
「考えてる事は一緒かな?」
「そのようだな。」
[大文字]「「表に出ろ。」」[/大文字]
「おやつ、食べなくていいのかなぁ?」
再び静かになったリビングにサクサクという咀嚼音が静かに響き渡るのだった。

作者メッセージ

考察コメントお待ちしてます。

2025/10/05 19:00

AZ
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