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創世記〈命と自由〉

#48

不明瞭すぎる未来

着いたのは、一見工場にも見える大きな建物。いくつかの小さなビルがくっついているようにも見える。

「⋯⋯ここが、この都市一番だった実験施設の【Eclipse】」

一番だった、という言葉からでもわかるように今はもう廃れ、寂れている。
だから侵入は簡単だった。
つい最近廃業したばかりなのか、中はあまり埃を被っていない。
静かすぎるがゆえに、余計に緊張感が増す。

「ねえ、シャッタードはここのこと知ってるの?」

アカリのふとした質問に、シャッタードの足が止まりかけた。
が、すぐにいつも通りの小さな声で答えを返す。

「一応、ね。僕はこの街出身だったのもあるし、有名だから」

暗くて、表情はよく見えないがきっといつも通りの無表情な顔をしているのだろう。
そう信じて、前に進み続ける。





どれほど歩いただろうか。
もう十分以上は経っている気がする。
メテオも流石に不安になってきたようで、あたりの景色をしっかりと見回している。

「⋯⋯【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】」

シャッタードが小さく呟くと、壁だった場所に通路ができた。

「これも、もしかして【[漢字]反射[/漢字][ふりがな]リフレクラー[/ふりがな]】の効果?」
「ああ、だがシャッタードの魔法で解除されたのはここだけだ。他の場所はまだ効果が継続している」
「⋯⋯⋯ダイに、この施設全体に魔法をかけるほどの魔力はない⋯」

考えられるのは、ダイの持っている宝玉。
普通、宝玉レベルの魔法石になると魔力をほぼ無尽蔵に蓄え、吸収している。
その魔力を使えば、こんな芸当もできるというわけだ。
だが、無闇矢鱈に【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】を使えば、魔力は持つが精神力や体力が持たない。
どうするべきか、3人とも考え込む。

「全体攻撃魔法なんてあった⋯?」
「魔弾に込められる魔力や魔法の量にも限界がある。この施設全体は難しい」
「僕も⋯⋯そもそも得意魔法が支援系ばっかりだし⋯」

ちらりと、メテオの顔を見る。
今はいつも通りの大切な仲間だが、あの時は⋯
そこでハッと気がつく。あの時使った魔法が、確か全体技だったはずだ。

「ね、メテオ。【[漢字]顕現[/漢字][ふりがな]プロデューサー[/ふりがな]】でおっきい剣作って!」
「⋯?何に使う気だ?」

不思議がられながらも、そこら辺に落ちている石を大剣へと変える。
そして、とある2つの宝玉を取り出した。

「知ってるんじゃないかな?」
「⋯⋯それ、水色と茜色の⋯」
「あの大技か」

2人の反応に笑顔で頷くと、大きく飛び上がり2つの宝玉の魔力を纏った大剣を振り下ろした。

[大文字][大文字][大文字][太字]「「【闇水・荒れ下ろし】!」」[/太字][/大文字][/大文字][/大文字]






???「ねーねー、この技どうかな?」
??「うわっ、面白そうじゃん」
???「__、___。そろそろ行くぞ」
????「そうそう!私も、___さんも皆待ってるんだよ!」
??「つまんないの!ま、___さんも一回見ていきなよ」
???「見てて見てて!」

[大文字][大文字][大文字][太字]「「【闇水・荒れ下ろし】!」」[/太字][/大文字][/大文字][/大文字]

作者メッセージ

良い子は廃ビルだったとしても、不法侵入になるので入らないようにお願いしますね。
因みに最後は4人が喋っていました。そのうち2人はもう登場してますよ?2人は名前だけ登場しているはずです。
考察お待ちしてま〜す。

2026/01/30 18:30

AZ
ID:≫ 02G2GKZWXLhTI
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