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創世記〈命と自由〉

#46

ご対面は険悪です

一方、メテオの方では⋯

「⋯。」
「⋯チッ」

とんでもないほど険悪な雰囲気が流れていました。





「何の用だ、今更私に」
「用もクソもねぇよ、なんでテメェがここにいるんだよ」

会話すら成立しない空気の重さを、二人は気にする風もない。
メテオをただモノクロにしたような⋯そんな容姿の彼、ダイはもう一度舌打ちをする。

「チェインから聞いた、宝玉回収しに来たんだって?」

意外な場所から知れ渡っていたことに驚愕するも、ポーカーフェイスは崩さない。
それどころか、ますます睨み合いが激しくなる。

「それと⋯⋯シャッタード、盗み聞きしてるんだったら出てこい」

キィ⋯⋯と扉が軋みながら開く。

「⋯⋯気づいてたんだ」
「【[漢字]解除[/漢字][ふりがな]キャンセル[/ふりがな]】使ったろ、自分の魔法が解かれたらそりゃ気づかないわけねーよ」

ダイもシャッタードも、表情は依然として変わらない。
シャッタードが、ダイの後ろにいるメテオをちらりと覗く。

「お久しぶりです⋯⋯メテオさん」
「こんな奴に挨拶なんかしなくていい。お前はもう1人んとこ行け」

コクリ、と頷いて扉を閉める。
コツコツという足音が遠ざかっていくのを確認すると、もう一度ダイはメテオに向き直った。

「宝玉は俺達の繋がりの証でもあるもんだ、よく安易にコイツに渡せたもんだ」
「信頼してくれているからな、貴様と違って」
「テメェも信頼されてねぇだろうが」

ああ言えばこう言う。ダイの語気はますます激しくなり、完全に獲物を捉えた獣のようになっている。
そんなダイに怯むわけもなく、むしろ諦めも入り混じっているような目でダイを見る。

「今すぐに渡せと言っているわけではない。渡す渡さないは貴様の自由だ」
「へぇ?で、やらねぇつったら力尽くで奪ってくるんだろ?」
「正当な手段だが?」
「どこがだよ」

はぁ⋯と諦めるようなため息を付き、頭をガジガジと掻きむしる。

「なら、因縁つけようぜ。あの場所に来たら渡してやるよ」

そう言って一枚の紙を投げつけ、靄に包まれていく。
靄が晴れた頃には、ダイの姿はなかった。
投げつけられた紙を見る。拙い字で、とある番地が書かれている。

「因縁⋯か」

そうポツリと呟き、シャッタードとアカリがいるであろう操縦室に向かった。

作者メッセージ

シャッタードが操縦室に戻ってみた光景

「⋯。」ズズズ⋯

呑気にお茶を飲んでいるアカリがいた。
本人曰く、
「元凶が来るまで待機しておこうと思った」
とのこと。

2026/01/28 17:30

AZ
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